森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 


8月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部53人中)

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8月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部118人中)

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8月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部121人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 東京スカイツリーからのけしき まいちゃん 75 99542698195
2 ザ!ブュッフェ プリン 74 70846717879
3 お泊りしたこと ルビー 74 65849657380
4 水遊び 夏休みへん りりい 72 71441586996
5 セミ ジョニー・デップ 71 106343577081
6 京都で川遊び せなめ 71 92238607089
7 チューピープールに行ったこと(清書) カール 71 59146576877
8 楽しかったプール なもい 71 82147606579
9 セミ取り あまえんぼ 70 45843737380
10 はじめての山でのキャンプ なりこ 70 89242547183

 


8月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部131人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ワンピースダイスキ るりん 80 1168431019889
2 コアラを助けよう! とらたいがくん 80 114547778995
3 願いがこもった七夕かざり シナモン 79 753449411290
4 東京ディズニーリゾート さりく 79 80939889381
5 初めてのお泊まり会 犬夜叉 79 120442709183
6 四はく五日のキャンプ レモン 79 91444648392
7 夏の虫 くかれ 79 101959518292
8 特別がいっぱい たすく 78 109946628890
9 ラマダンはただものではない 湖れいくん 78 84351598389
10 ラッセーラ! しゅうちゃん 77 114744628087

 1位の作品は要約の部分がありましたが、そのあとの実例の部分がよく書けていたので代表作品としました。清書のとき、要約で書いた部分は自分なりの言葉で書き直しておきましょう。
8月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部162人中)


国際人になるには
しおん
 国際人とは、外国人を相手に自分の考えを伝えたり心を通わせることのできる人であり、それには、理論的に思考し、それを論理的に表現する能力をもつことが必要だ。日本人は知識の習得が偏重されている学校教育であるために、議論ベタな人が多い。論理的思考能力を育てるためには、国語教育を充実させることが第一である。
 私は、この筆者の考えと違う意見を持っている。私は、国語教育ではなく、社会科教育を充実させることが国際人教育に有効であると思う。なぜなら、母がいつも私に言っていることだが、人を説得するには、自信を持つことが大切で、それには人より努力し、多くの知識と経験が必要であると思うからだ。実際に、私がきちんと勉強したことや体験したことに関しては、うまく人に説明できる。さらに、私が話す内容で相手が知らない知識が入っていると、ほとんどの場合、相手は反論しないで私の話をきいてくれる。このことから、私は、人より多くの知識と体験が必要だとわかったのだ。中でも社会科の学習は、日本が世界で果たしている役目や歴史、今の日本の問題や政策など多くのことを学べる。日本のことを知ることで、外国の立場も理解する事ができると思う。慣用句の「彼を知り己を知れば百戦あやからず」が、国際的な場で自信を持って話ができる対策になると思うのだ。
 もうひとつは、日本人的な気質が議論ベタを助長させていると私は考えている。日本人はいつも謙そんする態度をとる。もし、そうしないと、「態度が悪い」とか「生意気だ」とか言われてしまう。友達などにプレゼントを渡す時が典型的な例だ。相手がプレゼントを喜んで受け取った時、日本人は、
「そんなたいしたものじゃないから。」
と、相手に気づかおうとする。たとえ、それを買うのにどんなに苦労したとしても相手にそれを言わないのが日本人だ。しかし、中国やオーストラリアでは、相手の反応に構わず、そのプレゼントの良さを主張したり、それを買うまでにどんなに大変だったかを説明しはじめる。私は海外の生活が長いが、やはり根は日本人なので、外国人とプレゼントのやりとりには、ちょっと戸惑ってしまう。
 「郷に入れば、郷に従え」ということわざがあるが、私は、外国のルールに従い、異文化や習慣を受け止めることは必要だと思うが、日本人の心まで捨てるのは良くないと思う。つまり、国際人に必要なことは、議論に強くなることではなく、日本人であることに誇りを持っていることではないかということが、国際人の定義について改めて考えてわかった。私の好きな教科は、算数と社会科だが、今後も「国際人」を目指して、もっと日本の歴史や国際的立場を理解できるように勉強を楽しんでいきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 国際人になるには しおん 84 111854757597
2 知識をもとに考える みおコロネ 81 100056666892
3 「ピーポーされました」 sugichan 80 108939809592
4 論理的思考の訓練 とよし 80 114449848481
5 料理の本質 みはあ 80 89953658090
6 花のように美しく・・・・・・ なみま 80 104648617181
7 アメリカの学校と日本の学校の違い きゅうちゃん 80 107648676892
8 ケアンズのいちばん楽しかった思い出 ゆのり 79 835378411289
9 痛みの役わり よあけ 79 111542707783
10 国際人とは ゆちは 79 88251747281

 1位の作品は要約の部分がありましたが、そのあとの実例の部分がよく書けていたので代表作品としました。清書のとき、要約で書いた部分は自分なりの言葉で書き直しておきましょう。

8月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部99人中)


本をよんで
エクスカリバー
 字が読めない幼い頃に本のページをめくりながら、「ここには何が書いてあるのだろう」と思い、もどかしい興奮を覚えたことがある。しかし、今その本が手に入ったとしても昔の輝きはないはずだ。なぜなら、本を読むということは、そこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではなく、作者の意図をもこえて、我々のなかになにかをつくり上げて行くことだからだ。逆に読んでもおもしろくなかった本が年をかされることによって分かるようになることもある。そういう物が古典だ。手ごわい相手、理解できない書に行き当たると、文字が読めない幼児のように昔に帰ったようにもどかしく感じる。
 僕にも、幼い頃字は読めないが本を読んだことがある。たしか、お母さんのファッション雑誌だったと思う。そこには、美しいモデルがきれいな服を上手に着こなしていた写真が掲載してあった。まるで、日に照らされているヒマワリを見ているようだった。その横には、そのファッションの解説みたいな文章が掲載されていたと思う。その時、子供ながらに「字が読めたらいいのになぁ~」と、思った。なぜなら、「写真の横にある文章を読むことができればこの本がもっと面白くなるだろうなぁ~」と、感じたからだ。僕は筆者とは違い、母に内緒でその本を取っておいた。そして、一年生の時に読んでみた。字がよめるようになった時に読んだ。でも、詳しくは分からなかった。漢字が読めなかったからだ。この文章を書くために読み返してみると、全く面白くなかった。なぜなら、そのフッァションがあまりかっこよく思えなかったからだ。
 お父さんにも、字が読めない幼い頃に同じような経験があるかを聞いてみた。すると、「あるよ」と答えてくれたから、どういう経験か聞いてみた。筆者や僕と同じく、大人の本を見て子供ながらに「字が読めたらいいのになぁ~」と思ったらしいが、その後が違った。父は、自分の母に文字を教えてもらいながら一緒に読んだそうだ。とても、気が長い作業だと思う。僕だったら、普通の文庫本を読み終えるのに五年はかかったと思う。しかし、父は一年で読み終えたそうだ。とても、驚いた。父には、もう一つの経験があるらしいから、ついでに聞いてみた。仕事で最近、英語で書かれた文章を読む必要が出てきたことだ。それは、英文を読んでいて、内容がわからないところがあり、とても困った経験だ。中学・高校の英語はあまり好きではなかったから、英語の学習やらなかったらしい。そのしっぺ返しが今になってきていると父は悔しんでいた。英語の発音にはセンスが必要だ。夏には扇子が必要だ。
 読書とは、人間にとって自分を進化させてくれる物だと思う。本は、テレビやラジオなどとは違い、意味が分からない時に、すぐに読み返すことができる。その結果、文章の内容が一番定着しやすいと思う。意味が分からずそのままにしておくと、「馬の耳に念仏」になると思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 本をよんで エクスカリバー 86 120056657586
2 私の家族 レシラム 80 100741809483
3 五人そろっての家族 ゆのか 80 87644738084
4 読書 イチロージュニア 79 6924210710286
5 ウチの家族 はーちゃん 79 1556485810180
6 本の良さ、楽しさ やまり 79 96847868684
7 痛みに効くおまじない どろっぷ 79 107044598381
8 私の家族 くるる 79 94043708290
9 私の心に心中立て サイ 78 1281467610284
10 場のなごむユーモア みすか 77 81738697395

 
 1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品としては掲載しませんでした。清書のとき、要約で書いた部分は自分なりの言葉で書き直しておきましょう。2位の作品は、段落が多すぎるので掲載しませんでした。段落は3文150字程度を目安にしていきましょう。

8月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部83人中)


自信は心の強さ
れたす
「私は何をやってもダメなんだ。」
自分に自信が持てない人は、よくこう言う。周りの人はそれを聞くと、
「大丈夫だよ。私の方が全然ダメだし。」
と言って、相手を励まそうとする。果たして、この会話に何か意味があるだろうか。そんなことをぼやいていても、ただ人が自分から離れていくだけ。自分の変な思い込みがさらに激しくなっていくだけなのに・・・。私は、自分に劣等感を抱かずに自信を持つことが大切であると思う。
 その理由としては第一に、自分に自信を持っていれば自分が他人より劣っているとは思わないからだ。現在の日本の人口は、一億二千七百五十五万人。そして身体障害を抱えているのは、そのうちの三百五十一万六千人。「身体障害者」と呼ばれる人は、確かに普通の人に比べれば、どこか身体的に劣っているところはある。しかし、障害を抱えていても自分に「自信」持っていれば、劣等感など感じることはない。昨年の二十四時間テレビで、目が見えないという障害を抱えながらも、登頂率五十パーセントとも言われるアフリカ大陸の最高峰、キリマンジャロ登頂に成功した立木早絵さん。二歳の時、肺炎から網膜にウイルスが入ったことで失明し、全盲になってしまったそうだ。しかし今、早絵さんは普通の人と同じような生活を送っている。ケータイでメールを打つ事も出来るし、ブログだって書いている。そんな早絵さんが毎日笑顔でいられるのは、自分に「自信」を持っているからだろう。障害を抱えているからといって、
「自分は何をやってもだめだ。」
と自分に劣等感も感じず、様々なことにひたむきにチャレンジし続ける。私は、自信に満ちあふれている人ほど心が強いことを知った。このように、自分の心を強くするためにも自信を持つことは大切である。
 第二の理由としては、自分に劣等感を持っていると周囲から慕われなくなってしまうからだ。たとえばあなたは、自分の持つ劣等感から臆病になり毎日びくびくしながら過ごしている人と、自分に自信を持っていて何も恐れずにただがむしゃらに毎日を過ごしている人では、どちらに惹かれるだろうか。私はもちろん、毎日をがむしゃらに過ごしている人だ。なぜならそういう人が周りにいると、自分に自信がなくなった時でもその人の姿を見て、
「私もこんなんじゃダメだ・・・。あの人のように自分に自信を持たないと!」
と心を入れ替えることが出来る。しかし、周りにいるのが、もしも自分に劣等感を抱いている人だったら、勇気づけられるどころか、逆に自分の思考がさらにマイナスの方向へと向かってしまう。だから、周囲の雰囲気を良くするためにも自分に劣等感を持ってはいけないのだ。
 確かに、謙虚になることも大切だ。しかし「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない。」という名言があるように、自分に「自信」がなければ、他人から支持を受けることもないのだ。だから私は、自分に自信を持つことが大切であると思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 KYも生きる道理だが みっくまっく 88 146154787595
2 ライバルとは ★ivy★ 87 126657748492
3 自信は心の強さ れたす 87 122653797984
4 個人のペース りょうたろう 84 124852718186
5 部活をいいわけにしない やあや 83 92059767889
6 友情の秘訣 ききほ 81 158944707783
7 自然 かこちゃん 81 92351797689
8 自然から学ぶべきこと アルセウス 81 89053737193
9 自分の信念 パンダ 81 97157706789
10 自然バンザイ! ほしのみか 80 92949686890

 


8月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部78人中)


ジャングル脱出の知恵袋
にゃぱ
 ジャングルなど遠い南アメリカのアマゾンでもないと見られない、なんてことはない。僕らの住む住宅街や都会のビル群なども、立体構造のジャングルのようなものではないだろうか。また、ジャングルは遭難や生物の襲撃がつきものだが、その点についても住宅街や都会と似ている。しかし、ある程度安全な場所もある。自分の住む地域。最凶の方向音痴や引きこもりでもなければ、まず迷子になることはあるまい。「住めば都」なのである。自分で通った道は知識として頭の中に残る。これでもう二度と迷うことはないだろう。
 このように、体験を通して得た知識を生活に生かすのは大切だ。調べておしまい、話を聞いておしまい、と言うのは頭に知識としてあまり入ってこない。それよりも、自分で答えを探ったり、調べて自分なりにまとめたり、似た問題をたくさん解いて、身に付けるほうが抜群に覚えやすい。そして、自力で答えを導くと言うことは、これまでの知識が備わっている証拠でもある。勉強をする上ではこのような体験は必然と起こるはずだ。僕は親から中国語を教えてもらっているが、あまり頭に入ってこない。やる気がなかなか湧いてこないからだ。しかし、数学などの問題は、自分で試行錯誤しながら解くので、どんどん頭に入ってくる。更に、類似問題によってその確実性、応用力が増やすのだ。このように、持っている知識を駆使して、自力で解くことは、自分が成長するために大切なことなのである。
 とは言え、他人の知識を利用する力も必要だと思う。知らない都会や住宅街と言ったジャングルから脱出するには、地図の利用や人尋ねのような、他人からの情報提供が必要になる。しかし、そこで知識を活用できないと、脱出不可能、ゲームオーバー。……そんなことにはならないが、少なくとも迷子になってしまう。だから、自力で解決する精神も大切だが、いざと言うとき知識を正しく利用することも併せて持ち合わせる必要がある。ところで、思っている以上に僕らの身近から知識を記載しているものは多い。看板や地図、広告や新聞、教科書などなどたくさんある。みんなも、知らず知らずのうちに利用している情報源が身近にあるのではないだろうか。他人の経験や情報は、ジャングル脱出するために、速くて正確な判断を下すことに繋がるのである。
 確かに、自分が得ている知識で方法を作るのも、他人の知識を活用するのも、同じように大切なことだ。しかし、最も大切なことは、「温故知新」と言う諺もあるように、自分の考えた方法も一つの知識として、他人の知識と合わせて生かしていくことだと僕は思う。そして、それこそが、ジャングル脱出のための重要な攻略法ではないだろうか。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ジャングル脱出の知恵袋 にゃぱ 86 110954848292
2 必要なもの かふた 85 99959688192
3 言葉って難しい。 ふっくー 84 103569667583
4 古典と創作 コレルリ 83 110756798887
5 存在するものの価値 はるりん 83 102252737484
6 他人の知識と自分の知識 小林少年 82 138547768187
7 熱意のはしご ゆけお 80 93543687886
8 流れ まろう 79 84047757489
9 新しいものと古いもの かねめ 78 88151667790
10 使い分ける なおつ 78 94951616695

 
 1位と2位の作品は要約の部分が多かったので代表作品としては掲載しませんでした。清書のとき、要約で書いた部分は自分なりの言葉で書き直しておきましょう。

8月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部45人中)


第二の人生
ことのは
 私は目的を定めた上で、それを達成するための要素を探すのではなく、身近にある物から新しい何かを創造するような生き方をしたい。
 そのための方法としては第一に、今自分の目の前にあるものを最大限に利用するようにすることである。例としては子ども達の遊びが挙げられる。遊ぶ際に、何をするか決めて道具を探しに行くのではなく、自分たちの身近にある物を活用しようとすると、思いもよらない遊びが生まれるのだ。私が小学生の頃は、毎日仲の良いグループで近所の公園に行き、遊んでいた。男子がボールやフリスビー、スケートボードなどを持ってくることもあったが、たいていは全員手ぶらで遊ぶ道具はゼロだった。あるのはいくら走り回っても構わない公園と、自分たちの体のみである。そこで私達は、それぞれが持っている鬼ごっこの知識を出し合い、それら全ての要素を含んだオリジナルの鬼ごっこを編み出した。氷オニのルールもあれば、色オニのルールもある。警ドロやかくれんぼなどの要素も取り入れられていたため、何でもアリで面白かった。みんなが慣れてくると自分達で考え出したルールを加え、スリルたっぷりの鬼ごっこを楽しんだ。このオリジナル鬼ごっこは私達を通して学校でも広まり、休み時間にあろうことか校舎内でそれを楽しむグループまで出現した。この鬼ごっこのように、今持っている材料を見つめ、何が出来るか?と問いかければ新たな物が見えてくる。私達の周囲には多くのアイディアの源が転がっているにも関わらず、私達はそれを利用しようとしないのが現状なのである。
 第二の方法としては、資源の枯渇を危ぶむ声が上がる今、再度リサイクルを見直すことである。新品を購入せずにリサイクルすれば、ごみの量は減少する。社会の授業で学習したが、ペットボトルはTシャツに、びんは再び新しいびんに、それぞれリサイクルによって生まれ変わるのだという。びん自体もびんを作るために必要な材料である。そのびんをリサイクルすれば、新たな資源を使ってしまうのを防ぐことができる。また捨てられてごみとなるびんも少なくなることだろう。びんに限らず、リサイクル後の人生が提示されている資源もまた同様である。これらの資源に「第二の人生」を送ってもらうためにも、私達がリサイクルを推し進めていく必要がある。ワンガリ・マータイさんは「もったいない」というフレーズを合言葉に、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの環境活動に励み、ノーベル平和賞を受賞した。ワンガリさんは「もったいない」という日本語を世界中に広めた女性としても有名である。
 確かに、今ある物を生かそうとするのには頭脳が必要不可欠であり、時間もかかる。だが「時間を作る一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言があるように、目の前にある物をどう使っていくかを考えることが、私たちには求められているのではないだろうか。今ある物から新しく何を作ろうかと考えると、「創造する喜び」が湧き上がってくる。この「創造する喜び」を常に心に留めて、リサイクルに励んでいきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 今あるものをどう使うか ききか 88 135057797690
2 独自の考え なるか 87 118658959696
3 第二の人生 ことのは 87 128062889592
4 日本語の美しさと不便さ ゆたや 85 113567647087
5 リニューアル ピルル 84 132951798592
6 便利さに流されず さおりん 83 112752807690
7 再利用 BOY 82 101751787890
8 まず行動する 織田信之助 82 93962687195
9 刺激的な人生 バービー 82 104758656592
10 遠ざかる苦労と技術 きよほ 82 140954586190

 


8月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部140人中)


笑顔が等しく溢れるように
きとみ
 平等な世界は、誰もが持つ平和像である。平等を叫び始めてしから、長い長い時を経て、現代はどこまで平等を達成できただろう。これで満足だ、という世界になったのだろうか。すべての人が平等に幸せを持っているだろうか。わたしは、現状に満足せず、本当の平等を求め、実現していくべきだと思う。
 その一つ目の方法は、まず個人的な思いこみや習慣的な差別をなくしていくことである。平等は、法律で定めればいいということではない。紙に書いた掟の実が解決できることではないと思うからだ。法律は、平等をバックアップするひとつの手立てだ。本当に大切なのは、個人個人の思い込みや習慣的差別を減らしていくことである。インドにはかつてカースト制という過酷な階級差別があった。それは運命によって決められ、子供へと続き、自分ではどうすることもできない人生であった。その後インドでは法律上カースト制が取り払われ、平等の波が起きたが、一方でまだ心の奥に残った差別意識は払拭されなかったようだ。相変わらずバラモンの子は崇拝され続け、シュードラの人々は買い物にも行けない。形だけの平等に満足した不平等な社会が出来上がっていったのだ。だから、大切なのは人々の心、したがって価値観や思い込みを直していくことである。もちろん、すぐにできることではない。自分をとりまく環境も関係するし、長い時間もかかるだろう。しかしこれこそが平等の本質を支える、中枢であると思うのだ。だから私は、人々の心の中にある、見えない差別的意識を取り除くことが大切だと思う。
 第二の方法に、身近な教育の場で正しい平等を教えることである。教育は人の原点だ。何も知らないヒトを、豊かで、個性ある「人間」へと育てていく。そんな教育は、私たちを大きく変化させるのだ。仙台市は、福祉が発達し、障害のある人々にやさしいまちとしてモデルシティになっている。小さいころから同じ場で教育され、同じように遊び、同じように楽しく生活してきたわたしたちには、今でも障害者差別がある、ということが信じられない。まだ地域による差別が絶えないのが、考えられない。けれどそれがなくならないのが現実。だからわたしは、日本の平等を教育の場から教え、育み、実践していくべきだと思うのだ。今からでもおそくはない。未来に「平等」のタネをまくのは、今からでもできる、わたしたちの使命なのだ。
 たしかに、差別や避難はなかなか消えにくいのが事実だ。長い間に形成された思いや習慣はそう簡単に変えられるものではない。けれど、今からできることだってもちろんあるのだ。少しでもいい、少しでも思い込みや心の差別がなくなったらいいと思う。そして、未来はきっと平等に笑える時代を目指して、私も自分の心を見つめなおし、真の平等を考えていきたいと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 笑顔が等しく溢れるように きとみ 91 115566909193
2 君ならどちらを選ぶ!? よよよ 89 127061818489
3 真の平等を目指す きやの 89 108564848393
4 固定した事実を超えて のんちゃん 86 16326611611893
5 歴史観 なるは 86 1236591049992
6 勝ってはいけない&勝てない テマリ 84 171552687887
7 平等にして くまもんっ☆ 81 108254869692
8 本当の豊かさと本当の幸せ ななみ 81 99259557187
9 科学技術の使い方 ポンピー 80 10865710810089
10 とかくこの世は住みにくい はっピー 80 116848798979



2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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