森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 

6月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部51人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部105人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部111人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 図書室のカード スーパーメッシ 74 55546828580
2 カタツムリを見つけたこと ゆみゆみ 71 64342566589
3 がんばったリレー プリン 71 66848496587
4 にがてなソフトボール投げ きねと 71 56749556587
5 ホタルの庭 なむけ 70 55642636981
6 頑張った馬跳び なもい 70 60644466792
7 ポートボール なもせ 70 81639526483
8 すぐれている鳥たち ジョン・シルバー 70 56746576387
9 けいぞくは力なり りりい 70 84152466086
10 かたつむりみぃつけた いちごちゃん 69 78542486677

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部128人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 スーパー・ハイパー・ストロング・レボリューションお母さん くあゆ 78 68254718881
2 大都市作り きすわ 77 68647708189
3 怪我っていたいよね。そっちの怪我じゃないよ。なぜなら怪我の功 慧次郎 77 74552647483
4 バスルームへレッツゴウ 湖れいくん 76 85343518190
5 うれしかった一位のときょう走 くかれ 76 107748577792
6 バトンパスまで駆けぬけろ! みんみ 76 120242597687
7 色々思い出小学生 たすく 76 100352507389
8 妹と遊びたいな アリス 76 86048516990
9 マット大すき!! なりえ 76 78357596681
10 怪我の功名ストーリー みりまりん 75 69744867883


6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部156人中)


いろいろな考え方
みおコロネ
 私たちはみなそれぞれ、少しずつちがう音を聞いている。例えばコオロギの鳴き声だ。あの美しい鳴き声もヨーロッパの人々には雑音にしか聞こえないらしい。アオマツムシの鳴き声も今まで楽しく聞いていたのに、帰化昆虫だと知ったとたんに、急に鳴き声がうるさくなった。知識や習慣は、現実の見え方や考え方をかえてしまう力を持っている。自分のものの見方だけが唯一だと思ってはいけない。
 私は最近、ノーベルについて書かれた本を読んだ。ノーベルといえば、ダイナマイトを発明し、ノーベル賞の基となる巨万の富を残した人物として知られている。ノーベルは偉い人だと思っていたし、伝記には立派なことが書いてあった。後輩のために財を使ったというのも立派だと思う。しかし、今回読んだ本では、少しちがった方向からノーベルを見ている。ノーベルはダイナマイトの特許をとり、さらに世界的なトラストをつくり、その利益を独占したということなのだ。つまり、ノーベルは新しい発明をしたという点では偉い人だろう、しかし一方では独占という反社会的なことを行ったという点では問題の人である、という捉え方もできるのである。私はその本を読んで、今まで白かった紙がひっくり返されて黒い紙になってしまったような気分になった。そんな見方もあるんだと思った。今回の長文を読んでみて、改めて物事を考える時はいろいろな方向から見なくてはいけないと思った。
 お母さんは法律事務所で働いていた。法律事務所では人と人が争っているときに話を聞くことになるらしい。例えば、AさんとBさんが争っているときに、Aさんの話を聞くと、Bさんが悪い人で問題があるように聞こえる。ところが、Bさんの話を聞いてみると、同じ出来事を話しているのに、絶対にAさんが悪いと思えてくる。ものごとを考える時は、片方から話を聞いて、それが事実だと思い込んではいけない。もう一方の話を聞いてみないとわからないものだ。事務所で話し合う時には、よくそういう結論になったそうだ。それは私も分かる気がする。確かに、ケンカにしても両方の意見を聞かないとわからないので、それと一緒だと思った。だからケンカ両成敗ということわざができたのだろう。
 ものごとは見る方向によって、いろいろと変わって見えるということが分かった。これからは自分のそれまでの知識をもとにした先入観をもってみたり、一方の方向からだけ見て、それが唯一だと思うことなく、多面的に見たり考えたりしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 いろいろな考え方 みおコロネ 84 102557757295
2 別に何が正しいかなんかではなく なみま 83 101359607689
3 サッカーだっ まろす 80 7053911011890
4 個性的な人たち まりて 80 81741828887
5 思い込みが物の見方を変えてしまう場合もある きゅうちゃん 80 96151797890
6 知識の力 ひあう 80 111349627490
7 日本人として とよし 80 117448607286
8 おもしろ先生 彌織 79 126349819892
9 体力テスト くけれ 79 116553789783
10 父の特徴や習慣 よあけ 79 125346648086


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部89人中)


失われつつあるもの
ショコラ
 現在、この世に恐竜が存在していたとしたら、どうだろう。家はぺちゃんこ、町もぐちゃぐちゃで、人類はいっぺんにいなくなりそうだ。こんな生き物が毎日のように町をあらせば大変だ。
 女性にきらわれている…というか、人間にきらわれている、ゴキブリ。ゴキブリは、「森のおそうじ屋」とよばれている。ゴキブリは、「おそうじ屋」とよばれるだけあって、何でもしょくする。生き物の死がい、かれ葉、ごみのようなもの…。ゴキブリは、地球がほろびても、生き残るとされる。しかし、家に現れると、一刻も早く殺虫剤でシューッと殺されてしまう。ゴキブリでも役立つのだなと私は思った。
 夏になると、いやらしい虫が出てくる。それこそが「蚊」である。卵をかためるために、人間の血液を盗んでいく。いったい、この蚊は何の役に立つのか。さされるとかゆくなるし、かきすぎると、薬をぬったらヒリヒリする。山の中で、数分で46箇所さされたこともある。
 私の住んでいる町に、大きな山に囲まれた神社がある。その神社の山の階段を上がっていくと、校区外のとなり町に出る。その神社には池がある。兄から聞いた話だが、その池は「行基」が作ったらしい。
 そんな山が今、危機をむかえている。山の中に、マンションが建てられようとしているのだ。「マンション建設予定地」の看板後、「マンション反対」という旗や看板がならんでいる。私たちの町は、都会のため、その山がなくなると、森林はほぼゼロになってしまう。山の中はまるで戦地。看板や旗が押し合いをしている。
 今、住む場所がなくなっている生き物が大量に存在する。それは、人間の仕業によるものだ。だから私たち人間にとって自然とは、つながりのある、こわすとつながりもこわれるものだ。つまり、こわれやすいものだ。自然は資源。こわすと、生き物も減っていく。そのこわれやすい自然を復元させるのもむずかしい。私たちができるのは、自然を守ることだ。失われつつある自然をどうにか救い出したい。しかし、残念ながら、私たちのせいで自然が減少しているのは現実なのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自然保護は当たり前 ゆえに 81 95554638083
2 自然破壊・動物破壊 スヌーピー 80 107149849487
3 自然が激減する やまえ 80 87444738193
4 失われつつあるもの ショコラ 79 86342719081
5 あまの小舟 サイ 79 82043708286
6 自然破壊とは…? 聖母マリア 79 89249628086
7 「自然保護への協力」 やまり 79 91247787689
8 支え合う家族 プーニャ 79 90649687589
9 先生、ずっと覚えてるよ! はーちゃん 78 153746528987
10 自然を守る 海太郎 78 71058797574

 
★1~3位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。

6月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部85人中)


経験は最良の教師
れたす
 先入観や固定観念とは、常に周りにあるものだ。そして人は、それらを信じすぎている傾向がある。私は、知識に縛られず、ありのままに物事を見ることが大切であると考える。
 その理由としては第一に、知識や固定観念にとらわれてしまうと、そのものの本当の姿が分からなくなってしまうからだ。私は以前、理科の授業で、実験から分かることだけを考察に入る前の段階として書く授業をした。その時やっていた実験というのは、一方にアルミはくが巻かれている、呼気と植物とBTB溶液の入った、二本のペットボトルを日当たりの良い場所に三十分置き、BTB溶液の色の変化を見るという実験だった。私はその実験結果からわかることについて、初めから知識として知っていた。だから、ノートには私の持っている知識をすべて結集させた。だが、先生に寄ると、それではいけないらしい。
「今書くのは、考察じゃない。考察に入る前の段階を書くんだよ。だから、この実験から本当にわかることだけしか書いちゃいけないんだ。」
私は、なぜわざわざ二段階に分けなければいけないのかよくわからなかったが、先生に言われ、もう一度書き直してみた。するとなかなかペンが走らない。知識は充分あるはずなのに、実験からわかることだけ、と限定されてしまうと、つい考え込んでしまう。こののことからもいえるように、そのものの本当の姿を知るためには、それらを忘れることも必要である。
 第二の理由としては、先入観などを捨てれば、さらに良いものをつくりだすことができるからである。私は今、美術の授業で、「パステル」という乾燥絵具を使って、自分の目を描いている。ところで、もしあなたが目を描くとしたら、まず何色のパステルを選ぶのだろう。多分、黒色のパステルを選ぶのではないか。なぜなら人が持つ先入観によって、「目」と聞くと、「黒」や「茶色」、「白」を思い浮かべるからだ。美術の先生はそのことを知っていたのだろう。先生は最初から、黒色のパステルを箱から抜いていた。
「あり得ない。黒なしにどうやって目を描けば良いのか。」
先生の描いた目は、まるで今にもまばたきをしそうなほどリアルだった。しかし、よく見ると、現実では到底あり得ないようなカラフルな目が描かれていた。先生は、目が語りかけてきたことを素直に受け止めなさいと言うが、目が何を語りかけているかなんて私には分かりようがない。どんなに鏡とにらめっこしても、黒と白の二色しか見えてこないのだから。しかし、授業を進めていくうちに、だんだんと先生の言っていることが私にもわかってきたような気がする。多分、黒のパステルを抜いたのは、私達に先入観だけで目を描いてほしくなかったからで、先生の描いた目にあんなにもたくさんの色が使われているのは、自分の直感をそのまま色で表そうとしたから?先生には、「目が語りかけてきたこと」がわかるのかもしれない。このことからも言えるように、先入観を捨てられれば、相手に自分の思いを伝えられるような作品になる。だから、先入観は捨てたほうが良いと思う。
 確かに、知識があれば、表面的なことだけでなく、そのものの本質など、さらに深いところがわかったりする。しかし、「経験は、最良の教師である。」という名言があるように、知識よりも実際に体験したことを大事にすることは大切である。だから私は、知識に縛られず、ありのままに物事を見ることが大切であると考える。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 経験は最良の教師 れたす 87 141259687790
2 目指すは楽しみながらの勉強 まりは 86 115454697789
3 果てしない旅 ききほ 85 117858717580
4 勉強の三割は Qちゃん 81 95951717489
5 楽しみながらやってこそ意味がある 四葉のクローバー 81 109154587284
6 知識の欠点 みゆち 81 99262656493
7 家族の長所 きもえ 80 170742829287
8 比喩 あよあよ 80 108746697393
9 楽しんで学ぶ りょうたろう 79 112347758487
10 効率良く使う 枕草子 79 81248737890

 
★1~7位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。

6月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部80人中)


人生withケ・セラ・セラ
にゃぱ

 個人の生き方を細かく見てみると、なかなか面白い発見がある。大雑把に分けると、当たって砕ける直感と、安全第一の論理である。そして、直感と論理どちらかのエキスパートであり、正しい道を辿る人が多いことも事実だ。「人生は二者択一」、あなたはどっち派?
 僕は論理型だが、好きなのは直感だ。無謀なことと思いがちだが、案外直感というものは命中精度が良い。僕は、直感を期末や中間テストでも使用する。分からない問題があるときは、僅かな記憶と直感という糸を頼りに答えを結び付けていく。これがよく当たる。また、問題の解答に解せないと直感で思うと、もう一度問題を見直したりする。最近の数学のテストでは、これによって三問も命拾いをして、意外と直感も良いものだと思った。「人生はくるくる回るルーレット」、天国と地獄を見ることは、面白くて悪いものじゃない、ケ・セラ・セラ。
 そろそろ真面目になって考えよう、……というのが論理的、またはロジック思考である。ロジックの凄いところは、図星に当たれば確実に話の流れはこっちのモノになるし、口達者のロジカル・モンスターとでも化せば、言葉という武器だけで、今の言語社会を制圧しかねない。簡単に言えば、ドSである。僕も、そんな性格に憧れている。なぜなら、将来役立つからである。今に社会は行き当たりばったりなど通用しない。道を切り拓くのはロジックである。だから、脱原発で騒いでいる渦中での大飯原発再稼働は、野田首相がなかなかのロジカル・モンスターだからだろう。社会は戦である。戦略――ロジックがなければ社会という国から勝ち残れない。「人生はシロクロつけるオセロ」ロジックは単純、極めれば天才、ケ・セラ・セラ。
 直感も、論理も、思考をする上ではどちらも大切なことだ。自分と相性がいい方をエキスパートとするのも必要かもしれない。だが、直感と論理が混ざった自分なりの力をつけ、他人の思考だけに振り回されない人生を歩むことが重要な生きるコツではないだろうか。
 まあ、エキスパートというのも無理して両方を使うよりはいいかもしれない。好きにすればいいさ、ケ・セラ・セラ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 伝えたい真実を。 ふっくー 87 140158788693
2 ノンフィクションの書き手は 清書 はつね 86 117259706993
3 人間の生涯は物事を 百合 85 110157707890
4 ウソか本当か ポケット 85 116451757787
5 直感と論理的な思考 小林少年 83 109153787281
6 古いもの、新しいもの はるりん 81 107962636481
7 直観で発明 ゆけお 80 952468910186
8 人生withケ・セラ・セラ にゃぱ 80 88756989783
9 真実と創作 ちはや 80 104446828390
10 ありのままの現状を ゆせは 80 99753716590

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部47人中)


自分勝手はいらない
ことのは
 私は、自国の利益ばかりではなく、全地球的な利益を考えることのできる人間になりたい。
 そのための方法としては第一に、周囲に目を配り、今自分のすべき行動を見つけることである。私の所属している吹奏楽部では、塾や習い事を理由に部活動を早退してしまう部員が多い。特に三年生になってからは、受験に備えて週に何日も塾に通う人が増えたため、三年生のほとんどが帰宅する日もあるのだ。塾に行くためと早々と学校を後にする三年生ばかりの中、一人時間の限り部活動に参加し、塾に遅刻してまでこの吹奏楽部を優先する女の子がいる。その子がいつも最後まで部活動に残っているため、私はそのように塾に通っている事実を知らないでいた。塾などで早退すると、その分練習時間が減る。最後まで参加する部員との差が広がっていくばかりである。上達するためにも、時間の許す限りは部活動に参加することが必要だろう。自分の用事を犠牲にしてまで、周囲の物事を優先させようとする彼女の態度は素晴らしいと思う。やはり、周囲が今どのように動いているのか、自分は何をするべきなのだろうかと考えた結果がこの行動に表れているに違いない。彼女は塾に行き、勉強するという自分の利益ではなく、吹奏楽部全体にとっての利益、部員一人一人の技術向上の方を取ったのである。入学当時からこれまでにかなり上達した彼女は今、美しいアルトサックスの音色を学校中に響かせている。
 第二の方法としては、未来を見据えることである。未来を見据えることによって、行動は変化するのではないか。今、日本は全ての原子力発電所が停止している状態にある。が、つい先日大飯原子力発電所を再開することが決定した。だがこれはただ政府が自国の利益だけを考えて出した結論なのではないだろうか。原子力発電所を再開するかしないか。これは福島第一原子力発電所の事故が発生した直後である今、難しい問題だ。原子力発電所の安全性についての不安は大きいが、雇用の問題もある。このように、この問題を考える時は利益がどうこうと言うより、このまま原子力発電所が再稼動しなければ何が問題なのかなどといった、「未来」を見据えて議論する必要があるように思う。今の状態だけを見て、今このときのことしか考えないのであれば、行動の選択肢が限られてしまうだろう。チャップリンはヒトラーに反抗するため、周囲の懸念を押し切って「チャップリンの独裁者」という映画を作った。「私が殺されても、この映画をみてくれる人がいる限りヒトラーを倒す人がいつか現れるはずだ。」と未来を見据えたからこそ、取ることのできた行動だろう。
 確かに自国の利益を守ろうとすることも重要である。だが「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によってささえられているのであってはならない。」という名言があるように、自国の都合を優先させるのではなく、広い視野を持って地球全体の利益も考えながら生きていきたい。戦争は、両国が互いに自国の利益を優先しようとして対立することで引き起こされる愚かなものである。地球上の人間全員が地球全体の利益にも目を向けられるようになれば、地球は平和になるに違いない。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自分勝手はいらない ことのは 90 130064868584
2 情報イロイロ ピルル 87 153753747895
3 清書64 言峰綺礼 87 126462827887
4 国際感覚があるということは はわえ 87 119864717190
5 精神という名のラジコン ゆたや 86 133961647193
6 問題の中で ピクシー 86 1205716570100
7 情報社会を生き抜くために はるかぜ 85 1099518281100
8 広い知識 なるか 85 107157757493
9 幅広い情報 ハッピームーミン 85 114764656986
10 目に見えない情報 しちみ 84 102257708187

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部141人中)


全てを生み出す美しさ
きとみ
 芸術は、自然の中から生まれたものだと、いつかの芸術家が言っていた。自然はこの世の全てを生み出した。そこに醜いものや不変なものなどない。自然の風景が移り変わっていくこと自体が美しさとも言えるほどだろう。空だって毎日変わる。同じ風景を見ることは二度と無い。だから、一瞬一瞬のうちに変化し、消えていく自然は儚くも美しいものであると芸術家たちは考えたようである。私たちは急激な機械化の中で、自然の美を感じているだろうか。私は、人はもっと自然の持つ美しさに目を向けて行くべきだと思う。
 その第一の方法に、もっと自然とふれあい、自然を眺めることがあげられる。現在、街には高層ビルが増え、道路は整備が進み、緑を見かけることはだんだんと少なくなってきた。それでも、気をつけてみると身近には自然がこそこそと存在していたりするものだ。街路樹や校地の隅の花壇、空や小さな自然であれば、いつでも身の回りで見つけることができる。私は、毎年スキーに出かけることが多く、冬休みなどは毎日大自然にふれる機会があるが、競技に夢中になれば自然を考える余裕はない。真っ白な世界の中で、自然がどうだ、と言われても感じることは自然の強さや恐さだけだった。けれど、シーズンが終わって夏に同じ山を訪れると、全く違う風景を目の当たりにする。見渡す限りの大きなゲレンデに、厳しい冬を越え、力強くのびた青草が風に揺れている景色は、何度見ても美しい。夏のゲレンデは、整備をするのかと思いきやあまり手を加えない。だから木々も草も生き生きと伸びていく。見方や心の変化、それに季節の変化によっても自然は移り変わっていく。それはもちろん、大自然の中でも道端のの草花でも同じ事だ。季節によって変わる街路の花も、気をつけてみると色鮮やかに見えるものだ。だから私は、焦点を合わせるだけの受動的な見方よりも、自然に自分から触れ、目を向けていくべきだと思う。
 第二の方法には、美を競争し、優劣をつけないことがあげられる。芸術が定理されることは、おそらく永久にない。それなのに、学校の美術の先生は何を基準に評価をつけるのだろう。コンクールの絵はどうやって選ばれるのだろう。何を美しいと思うかは誰もが持つ自由の一部だ。だから誰かがこれは美しくない、と決めつけることはしてはいけない。けれど今までずっと多くの人間が芸術を争い、なにが芸術かということを競ってきた。私が思うにそんなことは無意味だが、それでも現在の芸術はそうやって高められてきたものであるのは間違いない。しかし、だからといって全ての美しさに優劣をつける考えはよくない。近代芸術家たちの中には、現在、ありのままの自然を違う角度から見るという新しい芸術の様式を研究している人物もいる。自然そのものの美には、芸術家たちが手を尽くして作り上げたものには表し得ない美しさもあるのかもしれない。
 確かに、美には様々な意見があり、芸術の中でも優劣をつけなければならないこともあるだろう。しかし、「全てを生み出した自然には、全てを納得させる美が存在する。」と私は思う。自然は全てに通ずる美しさを持っている。その好みは人それぞれであっても、必ず私たちの心を動かす美が存在すると思うのだ。私は、これからももっと自然に目を向け、身の回りにある美しさ見つめて大切にしていきたいと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 全てを生み出す美しさ きとみ 90 137661778397
2 機械はあくまで従僕である のんちゃん 89 26366710910292
3 距離感 さえピ 87 120658868984
4 絶滅の恐れを知れ!! テマリ 86 139556697884
5 温故知新 とりの羽 85 12026211411189
6 ピラミッドを崩さないために ちゃんじい 82 100952697483
7 本来の美に目を向ける きやの 81 87657767390
8 先入観にしばられない くらさく 80 1316489910189
9 個々と全体 なるは 80 957561089284
10 自立するということ ファラオ 80 74157778092



2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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