題名 | 大人に注文したいこと 1748 |
名前 | shou |
時刻 | 2010-08-03 18:46:31 |
「最近感動したこと」を交えて書きます。
もっと自分の目線に立ってほしい。 「自分がこうだったからこうしなさい」と言うのではなく、きちんと「今の自分たち(子供)」の立場で考えて、アドバイスをしてほしい。 以前、とあるテレビ番組で「生まれつき片腕のない女の子が、義手でバイオリンを弾きこなせるようになった」という話をやっていた。 その女の子が思うように演奏できず、挫折しそうになった時、その子の父親が「自分もバイオリンを習う」と決意して一緒に練習をし、娘の意欲を取り戻させた。 そのお父さんに体のハンディキャップはなかったが、もちろんバイオリンを本格的に習ったこともなかった。 これは、子供一人に「やらせっぱなし」の親は元より、もともと自分がバイオリンを上手く弾ける親でもできない、とても勇気と誠意のあるチャレンジだったと思う。 勉強でもスポーツでも仕事でも、「自分はできるのに、なぜそんなことができないのか」とか、「自分もできない(できなかった)からできなくても仕方がない」などと考えて、子供や若者に無責任で理不尽な接し方をしている大人が多い気がする。 これは親に限らず、教師や、アルバイト先の上司などでもそうではないかと思う。 過保護にしすぎて、子供が努力したり、自分で考える余地を奪うことはもちろん良くない。それに、大人の干渉を嫌がる子供も多いかもしれない。 けれども、「子供だって他人なんだから放っておいていい」というのは大人としての責任放棄である。「子供の自己責任」なんて主張が成り立っていいはずはない。 「個人として認めること」と「他人として扱うこと」は違う。 「一人の人間として対等だから」と、腹が立ったら暴言を浴びせたり、殴ったりしてもいい、などというのは絶対に間違っている。 自称・保護者、自称・大人たちがもっと意識を改めれば、家庭での虐待や、ストレスによる労働者の自殺にも歯止めをかけることができるのではないかと思う。 |