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言葉の森新聞2020年4月2週号 通算第1606号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.言葉の森の目指す教育改革と新しいオンライン学習
  ■2.【重要】作文画像のアップロードの仕方の変更――やりやすくなりました
  ■3.自主学習という勉強の仕方
 
言葉の森新聞
2020年4月2週号 通算第1606号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.言葉の森の目指す教育改革と新しいオンライン学習
枝 4 / 節 3 / ID 29792
 言葉の森の教育の目的は、明日の日本を支える子供たちの思考力、創造力、共感力を育てることです。

 創造力を個性、思考力を知性、共感力を感性と考えれば、子供たちの個性、知性、感性を育てることと言ってもいいと思います。

 そのための方法をいろいろ模索してきて、数年前から、Zoomを使った少人数オンライン学習の可能性がわかり、それをいろいろな形で実践してきました。

 この3月に、新型コロナウイルスの学校休校対策として、それまでのオンラインクラスを拡張して対応したところ、3日から25日までの期間中に、新小1から新中2まで、のべ1115名の子供たちがオンラインクラスに参加してくれました。
 また、多くの方が、ボランティアで講師として協力してくれました。

 コロナウイルスは、まだ爆発的感染の可能性はありますが、長期的には集団免疫ができることによって次第に終息していくと考えられます。
 しかし、今後の日本社会の経済状況はかなり厳しくなるはずです。

 そこで、子供たちが、比較的経済的負担の少ない形で学習を継続できるように、5月から少人数オンラインクラスの受講料を次のように値下げします。

○自主学習クラス(国数英など通常の学習)現行4,950円を3,960円へ。
(言葉の森の作文を受講している生徒は、現行3,300円のまま。)

 5、6人の少人数クラスで個別指導のある月4回の受講料が3,960円というのはかなり破格だと思いますが、Zoomを使ったオンライン授業という形式で可能になっています。

 この新しいオンライン学習によって、子供たちが自分の学力に合った学習内容で、子供どうしの交流のある楽しい勉強ができるようになると思います。
 オンライン学習は、規模が大きくなればそれだけ同年齢で同進度の子供たちが一緒に学ぶ機会が増えます。すると、学習に、協力や共感の要素が増えてきます。
 これが、集団教育でも、マンツーマン教育でもない、言葉の森の少人数教育の特徴です。

 ぜひ、多くのみなさんがこの趣旨に賛同して、言葉の森のオンライン学習を広げていっていただければと思います。
 また、オンライン講師としてご協力いただければと思います。

▼言葉の森の目指す教育改革(動画)
https://youtu.be/hUY8vAQvX3Y

枝 6 / 節 4 / ID 29793
作者コード:
2.【重要】作文画像のアップロードの仕方の変更――やりやすくなりました 枝 4 / 節 5 / ID 29794
 言葉の森では、先生に作文を送る場合の方法は、二つあります。

 ひとつは、昔からの手書き作文を郵送する方法です。
 しかし、この方法は、郵便が先生のもとに到着するのに時間がかかること、年に数件郵便物が紛失する事故が発生すること、封入して切手を貼りポストに投函する手間がかかること、海外の生徒は郵送を利用できないこと、などの弱点がありました。

 もうひとつの方法は、作文を写真に撮りその画像を「作文の丘」にアップロードする方法です。
 この方法は、便利ですが、画像が読みにくかったり、横に回転してしまったりという問題がありました。

 そこで、これまで、画像のアップロードには、大きく表示でき、送信後の回転もできるGoogleフォトを利用することをすすめてきました。
 しかし、Googleフォトの問題は、共有リンクを作る操作が、初めての人にはかなり難しいということでした。

 そこで、今回、作文の丘にアップロードした画像も、(1)大きく表示でき、(2)画像の回転もできるように改良しました。
 そのかわり、画像の上の赤ペン添削はできなくなりますので、赤ペン添削は、画像の上ではなく、講評として書いていくことになります。

 これで送信の仕方はかなり楽になると思いますので、これから画像アップロードを始める方は、下記の動画を参考にアップロードの練習をしていただけるといいと思います。

▼動画
https://youtu.be/ci3fzky0Bgo
枝 6 / 節 6 / ID 29795
作者コード:
3.自主学習という勉強の仕方 枝 4 / 節 7 / ID 29796
 自主学習とは、自分で決めた範囲の勉強をし、それを自分で採点し、間違ったところは答えを確認して理解し、あとで繰り返し学習できるようにし、答えを見ても理解しにくいところは親や先生などの身近など人に質問する、そういう形の勉強です。

 ただし、小学校低中学年の生徒は、自分の意志だけでやるのは難しい場合があるので、先生がその子が行った学習内容についてチェックをします。
 そのチェックによって、よく理解できていないことがわかったところを、あらためて先生が教えるという形の勉強です。

 生徒の質問のほとんどは、お父さんやお母さんなど家族に聞くような形で進めます。
 それは、第一に、家族であれば質問がしやすいからで、第二に、子供の質問に小さいころから答えているうちに、親自身の教育力がつくからです。

 中学3年生までの勉強は、受験勉強も含めて、基本的に大人であれば誰でもある程度は教えられるものです。
 しかし、勉強の内容は、小学校高学年から難しくなるので、子供に質問されたことをすぐにその場で答えることは難しくなり、親も、その問題の解法を見て、答えを理解した上で子供に教えるという形になります。

 しかし、子供が自分で解法を見ても理解できない問題は、ほとんどないのが普通ですから、親は子供の質問にそれほど多くの時間を取られることはありません。
 また、子供のできないことの多くは、その勉強に慣れていないことが原因で、理解できないということはまだその理解に慣れていないということですから、軽く何度も教えていく中で自然にできるようになります。

 このようにして、子供がほとんどの勉強を自分のペースで行い、必要なときだけ親が子供の質問に答えるという形で学習を進めていくと、きわめて短時間で効率のよい学習ができるようになります。
 そして、親もうまく教えられない問題や、親も理解しにくい受験用の難問などは、質問掲示板に書く形で教室に相談します。
 それを教室が答えるという形で、子供のわからない問題を解決していきます。

 自主学習方式の勉強を行うと、自分のよくわかるところは早く済ませ、よくわからないところだけを繰り返し勉強できるので、勉強の密度が上がり短時間で学力が向上します。

 この自主学習方式と正反対なのが、先生の授業を聞く形で教えてもらう一斉指導方式の勉強法です。
 小学校低中学年のころは、基本的な学習が中心ですから、一斉指導の方が効率のよい面があります。
 しかし、学年が上がるにつれて生徒の学習進度の個人差が出てくるので、先生が一斉に教える一斉指導方式の授業は、一部の子供にしか合わないものになってきます。

 一方、先生が一人ひとりに個別指導をするような形の学習を行うと、それは家庭教師と同じような学習形態になりますから、学習コストがかなり高くなります。
 また、小中学生の子供たちの勉強は、同学年の友達と一緒に行うことによって学習意欲が出る面がありますから、家庭教師で個人指導を受ける形の勉強は、受験などの目的が明確に差し迫っているとき以外は、なかなか子供の意欲を持続させることができません。

 明治時代からの学校教育は、教材も教室も先生も不足しているという条件のもとで、一斉指導方式の授業中心に行われてきました。
 そのため、今でも子供たちや保護者の中には、先生が教えてくれる授業形式が本来の勉強の仕方のような感覚が残っています。
 だから、予備校の人気講師のような授業が理想の授業のように思われているのです。

 しかし、本当に学力がつくのは、子供が自分のペースで勉強し、それを先生が質問する形でチェックし、子供が答えを見てもわからないところだけ家族や先生に聞くという形の勉強法なのです。
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枝 6 / 節 9 / ID 29798
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