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言葉の森新聞2020年2月2週号 通算第1598号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.言葉の森2~3月の企画――2月に創作発表会、3月に自然寺子屋合宿in横浜
  ■2.自主学習という勉強法
  ■3.20倍以上の倍率で作文試験に合格
  ■4.武蔵中学校合格おめでとう!
 
言葉の森新聞
2020年2月2週号 通算第1598号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.言葉の森2~3月の企画――2月に創作発表会、3月に自然寺子屋合宿in横浜 枝 4 / 節 3 / ID 29594
 2月から3月にかけての企画を紹介します。
 詳細は、追ってホームページでご連絡します。

 合宿以外はすべてオンラインで参加できる企画です。
 いずれの企画も、言葉の森の生徒以外の方も参加できます。

■保護者懇談会2月

 2月12日(水)19:00~19:45保護者懇談会(新小1・小2の勉強と読書)
   13日(木)20:00~20:45 〃    (新小3・小4  〃   )
   14日(金)20:00~20:45 〃    (新小5・小6  〃   )
   17日(月)20:00~20:45 〃    (新中1・2・3 〃   )
   18日(火)20:00~20:45 〃    (新高1・2・3 〃   )
(指定の学年に合わせた話を中心にしますが、どこに参加されても結構です)

■読解検定2月

2月22日(土)18:00~
2月23日(日)18:00~

■森の創作発表会

2月29日(土)10:00~
作文、創造発表、その他自由な発表(1人の持ち時間5分。質疑応答あり)
参加者全員に参加賞が出ます。

■読解検定3月

3月21日(土)18:00~
3月22日(日)18:00~

■春の自然寺子屋合宿

会場:横浜港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩4分)
費用:14,300円(消費税込)
日中は自然の中で遊び、夕方は実験工作、朝はその発表会。

3月28日(土)10:00集合~1泊~29日(日)10:00解散
主に新小2・小3対象
3月29日(日)10:00集合~1泊~30日(月)10:00解散
主に新小4・小5対象
3月30日(月)10:00集合~1泊~31日(火)10:00解散
主に新小6・中学生対象
(日程によって主な対象学年を決めていますが、異なる学年の方が参加しても結構です)
枝 6 / 節 4 / ID 29595
作者コード:
2.自主学習という勉強法 枝 4 / 節 5 / ID 29598
■効果のある自主学習という勉強法

 言葉の森が子供たちの自主学習に力を入れているのは、自主学習という勉強法が最も能率がよく最も効果が上がるからです。

 学校や塾で人に教えてもらう勉強スタイルでは、自分のすでにわかっていることも聞かなければならない時間が必ずあります。場合によっては、1時間の授業全部が聞かなくてもよかった内容だったということもあります。

 時間の価値は、教えてくれた先生の費やした時間ではなく、生徒が自分で新しい何かを身につけた時間です。

■1か月で数学が得意になった経験

 私は、同じ世代の人の多くがそうであったように、塾にも予備校にも行きませんでした。
 そのために、数学の難問を一人で何時間も考えるような無駄な時間もありましたが、トータルで言えば自分のペースでやる時間が豊富にあったことで、余裕のある学校生活を送ることができたと思います。

 私がそう考えていたせいか、私の子供も、塾にも予備校にも行かず自分のペースで勉強していました。
 しかし、上の子が中3のとき、数学がやや弱いとわかったので、夏休みに数学の問題集を各学年1冊、解けない問題がなくなるまでやることにしました。
 「くわしい数学」(文英堂)という、普通かやや難しいレベルの問題集でした。

 解けない問題は、本人が解法を見て理解し、1冊が全部終わるとまた最初に戻って解けなかった問題だけを解いて行くのです。
 時々解法を見ても理解できない問題がありました。そのときは、私も一緒に考えましたが、そういう問題は1日に1題か2題だったと思います。
 たまに私が考えてもよく分からない難問がありましたが、それは解けなくてもよいということにしました。
 そうして、1か月の夏休みが終わってみると、数学は完璧にできるようになっていたのです。
 副産物として、一緒に1日に1題か2題考えていた私も、高校入試の数学の難問はほとんど解けるようになっていました。

 こういう経験をした人は、たぶん他にも多いと思います。
 勉強は、結局難問に対する慣れで、繰り返して理解すれば誰でもできるようになるのです。

 学校や塾の先生は、難関校の難しい問題の解き方を教えてくれます。
 では、そういう先生がその難関校に合格する実力があったかというと、そういうことはありません。
 ただ何度も解いて慣れてきたから、人に教えるぐらいにできるようになったというだけなのです。

■教えてもらうとわかった気がするだけ

 私のうちの子が夏休みの1か月自分のペースでやった勉強を、もし家庭教師のような先生に教わる形で勉強していたとしたら、たぶん成績を上げるためにはもっと長い時間がかかり、もっと長い月日がかかっていたと思います。
 その理由は、先生が教えようとするはずだからです。(不必要に教えない先生が、実はいい先生です。)

 先生が教えるのは、子供が自分で考えて自分で解法を見ても理解できないときだけでいいのです。
 もし子供が自分であまり考えずに先生に聞いたとすると、先生は優しくていねいに教えてくれるかもしれません。
 しかし、それは多くの場合、わかった気がするだけに終わることが多いのです。
 もちろんわかった気がするだけであっても、その問題を繰り返して解くようにすれば理解は定着します。しかし、多くの場合、わかった気がするだけで終わってしまうのです。

 この数学の勉強と同じやり方が、すべての勉強に当てはまります。
 国語でも英語でも理科でも社会でも、1冊の参考書または問題集を繰り返して読んでいくことで、誰でもできるようになります。
 先生の話を聞いたりテスト受けたりする時間は、本当は勉強には必要のない時間で、そういう時間が少ないほど勉強の能率が上がります。

 ただし、小学生は勉強の目的まで考えないので、初めはよいやり方だった勉強法が形骸化することがあります。
 その、形だけになった勉強の仕方をチェックし軌道修正することが、先生の役割になると思います。

■中学生の定期試験対策は両刃の剣

 中学生になると、定期テストの対策をしてくれる塾で、内申点をよくしようと考える人が多くなります。
 その学校のその先生の定期試験の過去問をもとに、その傾向にあった対策をするのです。

 過去問に対応した勉強というのは、試験に取り組む場合の鉄則です。
 だから、このこと自体はよいことのように見えますが、問題は子供たちがそういうやり方が勉強だと思ってしまうことです。

 勉強には、実力をつける勉強と、試験という競争に勝つための勉強とがあります。
 中心になるのはもちろん実力をつけるための勉強で、たまに試験に勝つことが目的の勉強があります。

 ところが、学校の定期試験という年に何回もあるような頻繁な試験で、競争に勝つことを目的とした勉強していると、そういうものが勉強だと思うようになってきます。

 過去問対策とか、山をかけるというようなことはせず、自分が大事だと思ったことをしっかりやるのが勉強で、試験のために勉強をやるようになるとかえって実力がつかなくなります。
 定期試験対策は、試験の一週間前からやれば十分で、普段は試験のための勉強ではなく実力をつけるための勉強にしていく必要があります。

 その実力をつけるための勉強の方法が、自主学習です。

■小中学生の間の勉強は友達との交流の中で

 ところで、小中学生のうちの勉強は、勉強の目的というものが考えにくい内容になっています。
 その勉強をして実生活にどういう役に立つのかがわからないような基礎的な勉強が中心だからです。(その点で、プログラミングの勉強は、役に立つことが直感的にわかる面があります。)

 小中学生の間の勉強は、子供たちの知的好奇心を刺激するような内容のものは少なく、逆に退屈な知識や技能を身に付けるものが中心です。

 そういう勉強を続けるために、子どもたちの意欲を引き出すものは、点数による賞罰のようなものではなく、一緒に勉強している友達の存在です。

 その友達の存在によって、時にいたずらや悪ふざけという脱線の時間が生まれるときもあります。
 しかし、たまにそういう時間があることが、大きく見れば子供たちの、みんなと一緒に勉強しているという仲間意識の背景になります。
 そして、仲間意識のない中で孤独に能率だけを考えて勉強するよりも、時にふざける時間もある楽しいクラスの方が、結局は長続きし成績も上がっていくのです。

 だから、自主学習は、ひとりでやるよりも少人数クラスの子供たちの交流の中でやっていくのが、最も理想に近いスタイルだと言えるのです。
枝 6 / 節 6 / ID 29599
作者コード:
3.20倍以上の倍率で作文試験に合格 枝 4 / 節 7 / ID 29600
 社会人の生徒さんです。
 24倍の倍率の作文試験と面接で専門学校に合格しました。

 作文の勉強を始めたころは2時間以上かかっていましたが、試験の直前では、1時間で800字書けるようになり、試験の本番では40分で最後の1マス近くまで書き、書いた作文を見直す余裕もあったそうです。

 作文の内容は、構成がしっかりしていて、個性のある体験実例が書け、データも引用でき、自作名言も入れられていたので申し分ない出来でした。

 おめでとうございます。
枝 6 / 節 8 / ID 29601
作者コード:
4.武蔵中学校合格おめでとう! 枝 4 / 節 9 / ID 29602
 先ほど、SM君のお母さんから、武蔵中に合格したとの連絡をいただきました。
 発表学習クラスで、毎回充実した個性的な発表をしてくれた子です。
 今は、弟君が同じように毎回、個性的な発表をしてくれています。

 本をよく読んでいる子だったので、武蔵中と聞いたときに、ぴったりだと思いました。

 試験の内容は、やはり知識的なことよりも記述力の必要な問題がが中心で、読み書き考えることの得意な子には最も合っている試験でした。

 今はまだ大学入試も、記憶型の試験が中心ですが、次第に考える力のある生徒を評価する方向に向かっています。
 そして、思考力や想像力は、大学入試よりも、その後の社会人としての生活の中で更に生きてくると思います。

 言葉の森の、作文や発表学習をやっていた生徒は、個性のある面白い子が多かったので、受験した子も、しない子も、これからいろいろな場面で活躍していくと思います。

<担当講師より>
 読書の量がすばらしく、それに裏付けられた文章力もあります。また、科学的な好奇心も深くこれからの中学生活が楽しみです。

                                    
枝 6 / 節 10 / ID 29603
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枝 6 / 節 11 / ID 29604
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枝 6 / 節 12 / ID 29605
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枝 6 / 節 13 / ID 29606
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枝 6 / 節 14 / ID 29607
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枝 6 / 節 15 / ID 29608
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枝 6 / 節 16 / ID 29609
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枝 6 / 節 17 / ID 29610
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枝 6 / 節 18 / ID 29611
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枝 6 / 節 19 / ID 29612
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枝 6 / 節 20 / ID 29613
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枝 6 / 節 21 / ID 29614
作者コード:
枝 9 / 節 22 / ID 29614
 
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