森の編集室(削除修正追加 / /▼ダウンロード /▲アップロード
削除 修正 追加
枝:0=件名、1=先端タイトル、2=章◆、3=節●、4=題名■、5=小見出し▼、51=小見出し▼、52=小見出し●、
6=本文、61=改行、7=テーブル、8=絵図、9=終端タイトル

言葉の森新聞2012年4月4週号 通算第1221号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.連休中の予定
  ■2.「アカシアの山」4.4週の長文にミスプリント
  ■3.中2の5月の暗唱長文を再送
  ■4.4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文
   ●1.読解問題の答えの書き方、送り方
   ●2.手書き清書の送り方
  ■5.パソコン入力清書の送り方(図解)
  ■6.低中学年の清書をパソコン入力する場合は、ひらがなもできるだけ漢字に直して
  ■7.作文力上達の目安と、作文力のつけ方
  ■8.授業の渚、授業の掲示板、facebook予習室の活用を
  ■9.これからの教育に必要なもの―学力向上の先にあるもの
 
言葉の森新聞 2012年4月4週号 通算第1221号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.連休中の予定 枝 4 / 節 3 / ID 17483
 教室の休みは、課題フォルダに書いてあるとおりです。

 4月30日(月)は5週目のため休みです。
 5月1日(火)2日(水)はあります。
 5月3日(木)4日(金)5日(土)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。電話0120-22-3987(平日9:00-19:50)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/

 5月1週の言葉の森新聞と山のたよりは、4月末より早めに発送する予定です。
枝 6 / 節 4 / ID 17495
作者コード:
2.「アカシアの山」4.4週の長文にミスプリント
枝 4 / 節 5 / ID 17484
アカシアの山の4.4週の長文の最後の方の文にミスがありました。
 正しい文は、
「日本列島の北端と南端の人々の祖先は、率先して日本にやってきた縄文人の影響の方が強いというわけです。」
となります。(元の文は「弥生人の影響」となっていますがそれは間違いでした。)
枝 6 / 節 6 / ID 17497
作者コード:
3.中2の5月の暗唱長文を再送 枝 4 / 節 7 / ID 17496
 中学2年生の5月の暗唱長文が、以前のものと重複していました。
 今週の山のたよりと一緒に送りますので、差し替えてくださるようお願いします。
枝 6 / 節 8 / ID 17498
作者コード:
4.4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文 枝 4 / 節 9 / ID 17486
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。項目シールは、予備のものを使ってください。
 小学1年生以上の生徒は、読解問題と清書を行います。読解問題の時間がかかるため清書の時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。
枝 6 / 節 10 / ID 17487
作者コード:
1.読解問題の答えの書き方、送り方 枝 5 / 節 11 / ID 17488
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
枝 6 / 節 12 / ID 17507
作者コード:
 
枝 61 / 節 13 / ID 17489
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php?ki=gate#27
枝 6 / 節 14 / ID 17508
作者コード:
2.手書き清書の送り方 枝 5 / 節 15 / ID 17490
 手書きの清書は、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合、先生に郵送などで送る必要はありません。
枝 6 / 節 16 / ID 17491
作者コード:
5.パソコン入力清書の送り方(図解) 枝 4 / 節 17 / ID 17492
 4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあとできるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
枝 6 / 節 18 / ID 17493
作者コード:
1.言葉の森のホームページから「作文の丘」に行きます。(どちらでも同じです) 2.生徒コード、パスワード、課題の月週、題名を入れ送信します。
3.本文の欄を右クリックし、書いた作文を貼りつけ送信します。 4.確認の画面が出るので、もう一度送信ボタンを押します。(送信終わるまで数分かかります)
5.送信し終わったあと数分待つと、森リン採点のリンクが出てくるのでクリックします。 6.送信ボタンをもう一度クリックすると、森リンの採点が表示されます。
枝 7 / 節 19 / ID 17499
6.低中学年の清書をパソコン入力する場合は、ひらがなもできるだけ漢字に直して
枝 4 / 節 20 / ID 17494
 小学校低学年の清書をパソコン入力する場合、子供が書いたとおりに入力すると、ひらがなが多くなります。
 この清書は、森リンで採点して、学年が上がるにつれて点数が上がることを確認するようにしたいので、普通に漢字に直せるものはできるだけ漢字に直して入力してください。
 森リンの採点は、文章をひとつずつ単語に分けて分類して集計しています。しかし、例えば、低学年の子が、「ぼくは、きのうがっこうにいきました。」などと書いたものをそのまま集計すると、「がっこう」が名詞として認識されない場合が出てきます。
 森リンの採点は、小6以上の1200字以上の文章から次第に精度が上がってくるので、小学校低中学年では誤差の方が大きい場合があります。しかし、長い期間で点数を並べてみると、必ず点数が上昇してくるはずです。漢字に直して入力すると、その点数の推移がより正確にわかるようになります。
枝 6 / 節 21 / ID 17501
作者コード:
7.作文力上達の目安と、作文力のつけ方 枝 4 / 節 22 / ID 17500
 パソコン入力の清書のデータが蓄積されてきましたので、いつか機会を見て全学年の生徒の森リン点の集計を行い、個人の作文力の位置がわかるようにしたいと思います。
 作文の評価というものは、個々の作品に限ってみると、取り上げた題材の面白さなどで差があり、読む人の主観によっても差があります。しかし、長期間の作文力という点から見ると、大きな傾向がはっきり表れてきます。
 ときどき保護者の方から、「毎週がんばって書いているのはわかるが、実力がどの程度ついているのかわからない」という声を聞きます。森リンの点数の傾向を見れば、自分の作文力の進み具合と全体の中での位置がわかります。
 森リンは、個々の作品の評価については、誤差があります(特に低中学年では誤差が大きくなる面があります)。しかし、作品の集計数が多くなれば全体の傾向はかなり正確にその生徒の作文力を表します。

 しかし、この集計を見る際に、ぜひご家庭で気をつけていただきたいことがあります。それは、
1、絶対に、ほかの子と比較してがんばらせようとしないこと
2、作文を直して作文力をつけるのではなく、読む力をつけることで作文力を向上させること
の2つです。

 今、毎月の森リン大賞では、小4までの学年は1位の作品を表示していません。なぜかというと、1位の作品を表示すると、ほとんどの保護者が、その1位の上手な作文と自分の子供の書いた作文を比較してがんばらせようとしてしまうからです。
 上手な作文の背景には、その子のこれまでの何年間もの読書や対話などの日本語環境の厚みがあります。それを、短期間で作文の上だけで真似することはできません。そのできないことを子供に要求すれば、子供はただ自信をなくすだけです。
 作文の実力をつける方法は、その子の今の作文のいいところだけを褒めて、その一方で毎日の音読、暗唱、読書、対話の自習を続けていくことです。毎日の読む力の蓄積が出てきたときが、作文の力がついてきたときなのです。

 森リン点を上げるために表現を工夫して編集し直すのは、自分の文章を見直す機会になりますが、表現の工夫だけで、文章力が上達することはありません。語彙の種類ひとつをとっても、読む本の幅の広さや質の高さがその子の語彙力を決めています。小手先の工夫で語彙力を増やすことはできません。
 無理に語彙を増やして作文を書けば、点数を少しは上げることができますが、かえって読みにくい文章になります。それでは本末転倒です。自分の自然に持っている語彙力で上手な作文を書くことが勉強の目標です。そのためには、作文を直して作文の力をつけるのではなく、読む力をつけてそれが作文に出るようにするという勉強の仕方が必要になるのです。
枝 6 / 節 23 / ID 17505
作者コード:
8.授業の渚、授業の掲示板、facebook予習室の活用を 枝 4 / 節 24 / ID 17503
 作文の課題の中には、解説を読み先生の説明を聞いただけではなかなか書けない難しいものもあります。
 そういうときは、授業の渚、授業と予習の掲示板、facebookの予習室などを活用してください。
 授業の渚には、それぞれの学年ごとの課題の解説が動画として掲載されています。
http://www.mori7.com/nagisa/
 授業と予習の掲示板には、facebook予習室の主な記事と、その週の授業の要点などが掲載されています。
http://www.mori7.com/okajg/
 facebook予習室には、その課題でどんな準備をしたらいいかということが掲載されています。また、facebook予習室では、課題に対する保護者からの質問や相談なども随時できます。
 これらのインターネットの環境をできるだけ活用してください。
 また、書いている途中に書き方がわからなくなった場合は、家庭で無理にがんばらせるのではなく、言葉の森までお電話でご相談ください。
枝 6 / 節 25 / ID 17506
作者コード:
9.これからの教育に必要なもの―学力向上の先にあるもの
枝 4 / 節 26 / ID 17502
 これまでの教育の目標は、学力の向上でした。
 それは、ある程度まで成果を上げていました。
 しかし、今、新しく学力格差の問題が生まれています。学校で同じように勉強を教えてもらっても、ついてこられない子が生まれているのです。そして、それは、次第に低年齢化しています。つまり、学年が上がるにつれて、ますます学力格差が広がるような状況が生まれているのです。
 学力格差とは別に生まれているもうひとつの問題は、学力の高い子における問題です。学力にだけ目を向けて行われる教育のために、学力以外の要素が不問に付され、その結果人間的なバランスの欠けた学力だけの子供たちが育っていることです。

 この原因の第一は、学力をつけるための方法が確立していないことにあります。その結果、勉強は教えてもらっても、勉強の方法を教えてもらっていない多くdの子供たちは学力不足になり、一方、勉強だけを学校とは別の学習として教えてもらっている子供たちは、勉強以外の要素を欠落させたまま学力をつけるようになっているのです。
 この場合の勉強の方法とは、学齢期になってからの方法だけではありません。むしろ、幼児期からの過程における子供の育て方こそが教育の重要な方法です。子供たちの学力は、決してDNAなどで決まっているものではありません。学力のほとんどは、後天的につまり教育的に作られるものです。しかし、家庭における子育ての方法はまちまちなので、小学校に入学するときには既に学力の差がついています。もちろんそれは、単純に早めに塾に行って勉強したから学力がつくというものではありません。逆に早めの塾通いや、長時間の勉強は子供の学力を低下させます。家庭における子供の教育という方法がないために、広範な低学力と歪んだ高学力が同時に生まれているのです。
 将来、家庭における教育の方法が確立すれば、今あるような学力格差はなくなり、すべての子が高度な学力を持ち、しかも学力だけにとらわれない幅広い人間性も持つようになります。そのひとつの未来のイメージが、全国学力テストで上位になった秋田県や福井県の教育に現れています。学力が上位の県は、学習塾が普及し子供たちが朝から晩まで勉強に追われているところではなく、学校が毎日宿題を出し家庭がその宿題を毎日やらせるという学校と家庭の連携ができているところでした。つまり、教育の方法を学校と家庭で共有できている県が、学力の上位を占めていたのです。
 同じように、幼児期からの学力向上の方法が確立されれば、小学校に上がる段階でもう既にみんな横並びの学力をつけていることになるでしょう。だれもが高校3年生まで、学力の格差などほとんどなく全教科の学力をつけるようになるのが未来の教育の姿です。(つづく)
枝 6 / 節 27 / ID 17504
作者コード:
枝 9 / 節 28 / ID 17504
 
ホーム