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言葉の森新聞2007年6月4週号 通算第988号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.新学期の教材を発送します
  ■2.6月29日・30日は休み
  ■3.6月の作文送信及び読解マラソンの記録は28日までに
  ■4.【重要】携帯への電話料金1回250円
  ■5.【重要】講師指定の振替授業1回250円に
  ■6.【重要】振替授業で、これまでなぜ講師を指定できなかったか
  ■7.6.4週は清書
  ■8.想像力について(ほたる/ほた先生)
  ■9.とっておきの言葉ノート(モネ/いとゆ先生)
  ■10.今週の一笑
 
言葉の森新聞 2007年6月4週号 通算第988号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.新学期の教材を発送します 枝 4 / 節 3 / ID 11183
 新学期の教材は6月21日(木)と22日(金)に発送予定です。体験学習中の方にもお送りいたします。
 国内の生徒で28日になっても届かない場合はご連絡ください。
★項目住所シールは、7月1週の山のたよりと一緒に送ります★
枝 6 / 節 4 / ID 11184
作者コード:
2.6月29日・30日は休み 枝 4 / 節 5 / ID 11181
 6月29日(金)・30(土)は第5週でお休みです。先生からの電話はありません。 枝 6 / 節 6 / ID 11182
作者コード:
3.6月の作文送信及び読解マラソンの記録は28日までに 枝 4 / 節 7 / ID 11185
 6月29日(金)から、ホームページのデータが一斉に入れ替わります。インターネットを利用して作文を送っている方は、6月の課題を6月28日(木)までに「作文の丘」から送信してください。それ以降は正しく送信できなくなる可能性があります。 枝 6 / 節 8 / ID 11186
作者コード:
4.【重要】携帯への電話料金1回250円 枝 4 / 節 9 / ID 11187
 携帯電話への電話指導は、これまで原則としてできないことにしていました。
 しかし、携帯電話が普及している現状を考えて、7月から携帯への電話指導は1回250円の有料ということにしました。これは、翌月の受講料に加算されるかたちで引き落とされます。(2007年7月から実施)
枝 6 / 節 10 / ID 11188
作者コード:
5.【重要】講師指定の振替授業1回250円に 枝 4 / 節 11 / ID 11189
 講師と直接相談をして、その講師に授業の振替を依頼する場合、1回250円の有料となります。これは、翌月の受講料に加算されるかたちで引き落とされます。(2007年7月から実施)
 これまでどおり、生徒から事務局にお電話をいただき、講師を指定しないかたちで振替授業を受ける場合は無料です。
枝 6 / 節 12 / ID 11190
作者コード:
6.【重要】振替授業で、これまでなぜ講師を指定できなかったか 枝 4 / 節 13 / ID 11191
 振替授業で、これまで講師を指定することはできませんでした。
「いつも○○先生に教えてもらっているので、振替も○○先生にお願いしたい」という生徒や保護者の気持ちはよくわかります。しかし、事務局ではこれまで、そのように講師を指定した振替はお断りしてきました。振替は、生徒が振替の電話をした時点で担当できる講師が行うようにしていました。
 この理由は、次のとおりです。
 電話というものはきわめて便利なもので、24時間相手につなげることができます。これがもし直接に相手の家に訪問するのであれば、相手が休んでいるときや忙しそうにしているときは、ちょっと遠慮しておこうかという判断もできますが、電話は相手の都合におかまいなしにつながります。
 しかし、電話に出る方は、普段休んでいる時間帯や忙しい時間帯に電話が来ても、その休息や多忙を理由にその電話を断ることはまずしません。電話というものは、いわば24時間いつでも相手から訪問の約束をされる可能性のある手段となっているのです。
 ところで、作文の勉強の説明を聞くのは簡単です。ただ、電話の説明を聞いていればいいだけです。しかし、説明する方はそうではありません。特に難しい課題を説明するためには、10分間で密度濃くわかりやすく説明するためにかなり精神的な集中力を必要とします。比喩的に言うと、電話を聞く方は、パジャマ姿で寝ながらでも聞くことができますが、電話の説明をする方は、身だしなみを整えて正装で電話をしなければならないのです。
 生徒のみなさんが、もし講師に「○日の○時は都合が悪いので、別の△日の△時に電話をしてほしい」と頼めば、言葉の森の講師は優しい人が多いのでその約束をしてしまうと思います。しかし、そういう約束ができるということを原則にすると、中には、「夜の10時に電話をしてほしい」とか「朝の8時前に電話してほしい」とか「日曜日に電話してほしい」というような、微妙な要望が次々と出てくるのです。
 私(森川林)は、講師にそういう苦労をさせたくないと思っています。言葉の森がしっかりした授業ができるのは、いい講師がいるからです。講師が負担になるような仕事の仕組みを作ることだけはできるだけ避けたいというのが言葉の森の方針です。もし生徒のそのときどきの都合に合わせて先生が負担の多い指導を続けていれば、いい講師は言葉の森に定着しません。その方が、生徒にとっても教室全体にとっても大きなマイナスになると思います。
 ところが、言葉の森の事務局の方針が講師指定の振替はできないとなっていても、現実に講師と直接話して振替授業の約束をしてしまうケースも、これまで実際にはあったと思います。
 そこで、その現実に合わせて、7月から講師指定の振替授業は有料、講師を指定しないこれまでどおり振替授業は無料としました。ただし、講師指定の場合は、曜日や時間によっては講師の都合により引き受けられないことが当然あります。
 また、講師指定の振替の依頼方法は、まだHP上でシステム化しておりません。しばらくは、毎週の講師の電話指導の際に、講師と直接相談するかたちでお願いいたします。
枝 6 / 節 14 / ID 11192
作者コード:
7.6.4週は清書 枝 4 / 節 15 / ID 11193
★作文用紙の題名名前の欄の下3分の1には、先生がバーコードシールをはりますので、何も書かないようにしてください。★

 毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
 清書の意義は、次のとおりです。
(1)これまでに書いた作品をよりよいものに仕上げること(字数を増やす、表現を更に工夫するなど)
(2)他の生徒の清書を読む機会を持つこと(自分の清書を他の生徒に読んでもらう機会を持つこと)
(3)新聞社に投稿する機会を作ること
 清書はできるだけペンで書いてください。ボールペンが滑って書きにくい場合は、サインペンなどで書いてください。低学年でペン書きが難しい場合は鉛筆書きでもかまいませんが、できるだけ筆圧が同じになるように書いてください。(一つの原稿で濃い部分と薄い部分があるときれいに読み取れないことがあります)
 低学年で、文章を書き写す形の清書が難しい場合は、直接新しい作文を清書として書いてもかまいません。
 絵を作文用紙の裏に描く場合は、表に作文を書かないでください。(つまり用紙は1枚の裏表を同時に使わないようにしてください)
 新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
 清書の作文は返却しません。ホームページの「生徒の里」で見ることができます。小2までの全員の作品及び小3以上の入選作品は、プリントされます。
 用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。 感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
 中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。(ただし、新聞社に投稿しない場合は、長いままでも構いません。)
 清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。
 よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。
 手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
 パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
 104−8433
東京都中央区築地3−5−4
朝日小学生新聞
「ぼくとわたしの作品」係 御中
●毎日小学生新聞の住所
 100−8051
東京都千代田区一ツ橋1−1
毎日小学生新聞
さくひん係 御中
枝 6 / 節 16 / ID 11194
作者コード:
8.想像力について(ほたる/ほた先生) 枝 4 / 節 17 / ID 11198
 この春、中学生になったわが家の娘の小学校の卒業文集に、こんな記事がありました。「もしも……だったら?」の質問コーナーです。質問は次の5つです。

1.もしも透明人間になれたら?
2.もしも明日地球がなくなるとしたら?
3.もしも性別が変わったら?
4.もし、ドラえもんがいたら?
5.もしも1回だけ魔法が使えたら?

 これらの問いに、クラスの全員が、思い思いの答えを書いているのです。それぞれ、本人を知っているとよりその子らしくておもしろく、とても笑わせてもらいましたが、こんなお遊びの中にも、いろいろなものが見えてきて、興味深かったです。

 1の、「もしも透明人間になれたら?」に対しては、「どうもしない」(クールだなあ!)、「遊園地にタダで入る」(現実的)などありましたが、圧倒的に「いたずらする」が多かった。みんな、どんないたずらをしたいのでしょうね。
 2の、「もしも明日地球がなくなるとしたら?」に対しては、「困る」というもっともなもの、あとは「やり残したこと、好きなことをする」が多くて、「家族、友達と過ごす」というのも結構ありました。
 3の、「もしも性別が変わったら?」に対しては、「うれしい」「困る」「いやだ」という単なる感想が多数。「丸刈りにしてみる」「立ちションする」という女の子、「ロン毛にする」「男をたぶらかす」という男の子は積極派かな。
 4の、「もし、ドラえもんがいたら?」に対しては、やはり大半が「道具を出してもらう」派。ちゃっかりしているのは、「ポケットだけもらう」という意見。結構ありました。「うちに住んでもらう」も。「つかまえる」という意見には笑いました。たぶん、話せばわかると思うよ。
 5の、「もしも1回だけ魔法が使えたら?」に対しては、かなり多かったのが、「何度でも魔法を使えるようにする」という意見。今時の子供は賢いですね。その中で、「世界中の虫をとる!」とか「身長を伸ばす」「空を飛ぶ」なんていう意見にホッとするのは私だけでしょうか。

 というようにおもしろい企画だったのですが、その中で、すべての質問に「なれるわけがない」「なくなるわけがない」「変わるわけがない」……と答えた子もいました。これはきっと、彼なりの「照れ」だったのだろうとは思いますが、残念だなあ、と思いました。せっかくの機会なのだから、せいいっぱい、いろいろなことを考えてみたらよかったのに。

 怖がりな人は、想像力が豊かな人なのだそうです。「この先、どうなるかな。もしかしたら、……」と、怖いことを想像してしまうから、怖くなるのです。「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」という言葉もあります。怖がっていると、ただのススキでも、幽霊に見えてしまう。
 でも、今、問題になっているいじめなども、想像力が足りないことが一因だと言われています。「こうすれば、相手はどう思うかな」「自分はどうなるのかな」ということを、即座に想像することができない子が増えている。

 想像力を伸ばすためには、やはり、本を読みましょう。ゲームより、テレビより、情報量が少ない分、想像で補うことができるのです。


 
枝 6 / 節 18 / ID 11199
作者コード:hota
 
枝 61 / 節 19 / ID 11202
9.とっておきの言葉ノート(モネ/いとゆ先生) 枝 4 / 節 20 / ID 11200
 

 みなさんは、「花いかだ(花筏)」という言葉を知っていますか? 
「散った桜の花びらが、帯状に水に浮かんで流れていく様子を、いかだに見立てていう語(広辞苑)」だそうです。
 私は、以前この言葉を知人から教わったとき、春のおだやかな日差しを受けながら、花びらがゆっくりと川面を流れていく情景が目の前にぱっと広がりました。
 そして、思いがけずすてきな言葉に出会えたのがうれしくて、その言葉を忘れないようにしっかりとノートに書きとめました。
 このノートの中には、私が今まで読んだり聞いたりしたときにはっと心を打たれた言葉が、いくつも肩を並べています。 

  最近このノートの新しい住人となった言葉は、「ソーダ水」です。ある人のエッセイを読んでいてこの言葉を目にしたとき、何とも言えずなつかしい響きのある言葉だなぁと思いました。どぎつい色のメロンソーダにも、味気のないサイダーにもない、やさしい透明感が「ソーダ水」という言葉には漂っているような気がします。ただの「ソーダ」ではなくて、「水」をつけたところにも、作者のこだわりが感じられますね。 
 
 もちろん、ノートに書きとめてそれをながめているだけでは、せっかく集めたとっておきの言葉たちも宝の持ちぐされとなってしまいます。「自分の心のうちに持っていないものは、何一つ自分の財産ではない。」というように、何度も文章の中で使ってみて、上手に使いこなせるようになって初めて自分だけの宝物となるのです。
 たとえば、「花いかだ」だったら、
「お花見を終えて帰ろうとする私の目に、別れをおしむようにゆっくりと花いかだが流れていくのが見えた。」
 など、すてきな結びを思いつきます。
 また、「ソーダ水」なら、
「きれいにそうじをすませたぼくは、まるでソーダ水を飲んだ後のようにさわやかな気分になった。」
 気分スッキリ、後味さわやかなたとえができあがりましたね。
 お気に入りの言葉を見ていると、いろいろな文章が頭の中に浮かんできて、何だかえらい作家の先生になったようにワクワクしてきますね。

 みなさんも「とっておきの言葉ノート」を、作ってみてはいかがですか? きっと作文を書くときの心強い相棒になってくれると思いますよ。
                                     
                     
枝 6 / 節 21 / ID 11201
作者コード:
10.今週の一笑 枝 4 / 節 22 / ID 11195
 言葉の森新聞に、これから毎週おもしろい話を一つ書くことにしました。
 最近、元気のない人が多いようなので、笑いで元気を取り戻してもらうためです。
 さて、今週の一笑。

 バスケットボールの試合の打ち上げで、レストランに行き、みんなでにぎやかに食事をしていました。
 I君が、おいしそうにスープを飲んでいます。
「おまえ、何飲んでんだよ」
「これ? フカヅメスープ」
 そりゃ、違うだろ。
(実話)
枝 6 / 節 23 / ID 11196
作者コード:
枝 9 / 節 24 / ID 11196
 
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