言葉の森新聞2021年2月2週号 通算第1646号
文責 中根克明(森川林)

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■■本好きな子になる毎週の読書紹介――今後、難読検定を計画中

1.作文クラスで、最初の時間に読書紹介。
2.思い思いに1人2分以内で、読んでいる本を紹介する。
3.低学年の子や慣れない子は、あらすじを延々と言うこともあった。
4.「いちばん面白かった(心に残った)ところは」という形にしている。
5.しかし、高学年の子では、簡潔に内容を説明できる子もいる。
6.わずか15分の読書紹介で大きな効果があった。
・本を必ず読むようになる。しかも、読書紹介にたえるものを自然に読む。
・人の紹介した本に興味を持ち、読書範囲が広がる。
・言いたいことを他人にわかるように説明する力がつく。
・人の話をよく聴く力がつく(これは、あとで感想を言い合う時間があるから)
7.今は、作文クラスの一部の時間を使う形で行っているが、読書指導だけを独立して行うことを計画中。
8.そのために考えているのが「難読検定」。
9.小1から高3までの間のおすすめの本のリストを作る予定。

 読書指導というのは、難しいところがあります。
 というのは、読書好きな子は、読書の枠組みを与えられることを好まないからです。 それよりも、自分の好きな本を自由に読んでいたいのです。
 しかし、その自由な読書を他人と共有できる仕組みがあれば、それはそれで楽しい読書経験になると思います。

 小さいころからの読み聞かせ以上に大事なことは、学年が上がったときに難しい読書もできることです。
 ところが、小学生のころまでよく本を読んでいた子が、中学生、高校生となるにつれて、軽い本しか読まなくなることです。

https://youtu.be/8sjxLbQN63E


■■教えない教育は、自分で考えさせる教育
1.先生というのは、教えるのが好き。
2.すると、生徒も教わるのが好きになる。
3.ところが、簡単に、「わからない。教えて」ということになると、自分で考える過程がなくなる。
4.その場ではわかったつもりになり、実際に直後ではできるようになるが、しばらくたつと忘れてしまい、結局実力がつかないことになる。
5.では、どうしたらよいか。
6.生徒が、「わからない。教えて」と言ったら、先生は、「自分でもう一度答えを見て考えて、わかったら先生に教えて」と対応する。
7.すると、ほとんどの生徒は、自分で考えて、それを先生に教えてくれる。これが、実力になる。
8.生徒だけではどうしてもわからないこともたまにはあるが、それはむしろ例外的。
9.自分で考える習慣がつくと、あらゆることに自分の力でやろうとする姿勢が生まれる。
10.言葉の森の自主学習クラスは、教えない教育で生徒の実力をつけている。

https://youtu.be/utMujysv7eo



















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