言葉の森新聞2013年6月4週号 通算第1278号
文責 中根克明(森川林)

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■■6月29日は第5週でお休み

 6月29日(土)は、第5週目でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。


■■新学期の教材を17日から発送

 新学期の教材を6月17日(月)から発送を開始しました。
 国内の生徒で25日になっても届かない場合はご連絡ください。


■■第4週は清書。幼稚園生は作文

 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は、読解マラソン集にある読解問題をしてください。


清書の意義と方法

 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。


清書の投稿

 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●朝日小学生新聞の投稿先
 104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●毎日小学生新聞の投稿先
 100-8051東京都千代田区一ツ橋1-1毎日小学生新聞さくひん係
(毎小は現在、作文よりも俳句などを中心に掲載しているようです。2013/6/18現在)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。


手書き清書の送り方

 手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。

 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。
 手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。


■■読解問題の答えの書き方、送り方

 清書が早く終わり時間に余裕のあるときは、読解マラソン集で読解問題をしてみましょう。
 読解問題は、小学校高学年以上の生徒が、国語の選択式問題のコツをつかむために作られています。高校生の場合は、センター試験などの選択式問題と同程度の問題です。ですから、小学校4年生以下の生徒は、無理に読解問題に取り組む必要はありません。
 問題を解く時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。適当に全問やっても勉強にはなりません。じっくり取り組める範囲で取り組んでください。
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php


■■パソコン入力清書の送り方

 4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
 パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php


■■夏期講習の代わりにウェブで公立中高一貫校の自習講座
 言葉の森では、全国の通信生徒が利用しやすいように、今年は夏期講習の代わりに、ウェブ上に公立中高一貫校の自習講座のページを設けました。
 ここに、全国の公立中高一貫校の過去問とその解説を載せていきますので、家庭での毎日15分程度の自習の教材としてご利用ください。
http://www.mori7.com/juken/
(このページの右下の「印刷」というところをクリックすると印刷用の表示になります。)
 また、家庭でこの自習講座を取り組む際の質問や相談に対応できるように掲示板やフェイスブックグループを設置します。当面、ご意見ご質問などは、家庭学習の掲示板と家庭学習のfacebookグループをご利用ください。
「家庭学習掲示板」
http://www.mori7.com/okakg/
facebookグループ「家庭学習のすすめ」
http://www.facebook.com/groups/kateigs/


■■「小5から家庭でできる公立中高一貫校……」の記事

 「小5から家庭でできる公立中高一貫校の受験対策」の記事をアップロードしました。
http://www.mori7.com/an/16.html
 公立中高一貫校の受験をするために学習塾に通っているという生徒からよく聞くのが、「宿題の量が多くて大変」という言葉です。
 公立中高一貫校の適性検査の問題は、宿題の量を増やして力がつくような問題ではありません。読む力、書く力、考える力の総合力と、試験の時間制限に合わせた時間配分が実力をつける鍵です。
 時間配分は、試験の直前1~3か月前から取り組むとしても、それまでの総合的な学力は、問題集を解いてつくものではありません。実際に読み、書き、考える中でついていくものです。
 そして、そういう考える勉強にいちばんふさわしいのが家庭での学習なのです。
 そこで、言葉の森では、通学教室の小5以上の生徒を対象に公立中高一貫校の受験対策の自習講座(無料)を開設しました。
 これは、これまでの問題集読書を発展させたものです。
 勉強というと、苦しいもの、嫌なもの、できればしたくないものと思われていますが、それは勉強が孤独に行う記憶の作業のようなものになっているからです。
 実は勉強は、楽しいものです。それは、その勉強の中で、新しい発見があり、創造があり、他の人との交流があるからです。
 言葉の森の自習講座は、そういう創造と交流の勉強にしていきたいと思います。


■■小5から家庭でできる公立中高一貫校の受験対策(1)

公立中高一貫校の対策は,学習塾よりも家庭で
 公立中高一貫校の受験対策をする塾が増えていますが、そこで行われている勉強は実際の公立中高一貫校の適性検査の内容とは、かなりずれているようです。
 公立中高一貫校の試験問題は、読む力、考える力、書く力が総合的に要求されますが、それは実際に、読み、書き、考える中で身につくものです。問題集を大量にこなすような勉強では、実力はつきません。
 そこで、言葉の森では、「小5から家庭でできる公立中高一貫校対策」というオプションの自習講座を開くことにしました。これは、これまでの問題集読書の自習を発展させたものです。「家庭でできる」というタイトルになっていますが、公立中高一貫校の受験対策は、実は塾に任せるよりも家庭で行う方が能率よくしかも楽しくできるのです。



家庭でできる公立中高一貫校に向いている家庭

 公立中高一貫校の受験対策は家庭でできますが、それは問題集を黙々とこなすような勉強法ではありません。もっと人間的な関わりのある勉強法ですから、その勉強に向くような家庭を作る必要があります。
 どういう家庭が公立中高一貫校の受験対策に取り組みやすいかというと、まず第一は、自分で考えることが好きな子であることです。第二は、お父さんお母さんが、子供と話をすることが好きな親であることです。
 そういう家庭であれば、読み、書き、考えるという総合的な学習は、学習塾で行うよりもはるかに能率よく進みます。



公立中高一貫校に求められるスピードと時間配分は

 公立中高一貫校の試験問題は、考えることが好きな子であればどの問題も楽しく解いていけるようなものばかりです。特別の勉強をしなければ解けないような難問はありません。
 しかし、考える問題が多く、クイズやパズルを解くような考え方が要求されるために、普通に解いていると時間が足りなくなります。
 そこで、受験直前の1~3か月前からは、スピードと時間配分の対策をする必要があります。その方法は、実際の過去問を時間制限の中で解く練習をすることです。この期間は、受験勉強のようなスタイルの学習が要求されますが、それまでの準備期間は受験勉強というよりも家族とのお喋りの時間のような勉強になります。(つづく)


■■8月学力テスト
 8月学力テストのお申込みは6.2週で締め切りました。
 6月学力テストの採点結果返却は7月1週になります。
 「山のたより」の上部に、お申込み内容が表示されています。



今後の日程

◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20130604#19403

■■「読書の好きな子になる庭」
 言葉の森では、「読書の好きな子になる庭」というfacebookグループを運営しています。ここでは、子供たちにおすすめのさまざまな本を紹介しています。
http://www.facebook.com/groups/dokusho/
 また、facebookに参加されていない方のために、読書の掲示板も設けています。
http://www.mori7.com/okads/


■■「授業と予習の掲示板」
 言葉の森では、保護者の方が授業の予習につかえるように、学年別に「予習室」というfacebookグループを運営しています。
 例えば、小3の生徒の場合は、「言葉の森予習室小3」となっています。ここで、次の週の課題にどんな似た例やヒントがあるかということを紹介しています。
http://www.facebook.com/groups/yosyuus3/
 また、facebookに参加されていない方のために、授業と予習の掲示板も設けています。
http://www.mori7.com/okajg/


■■「受験作文小論文の岸」
 言葉の森では、中学、高校、大学入試の作文小論文試験の情報交換の場として、「受験作文小論文の岸」というfacebookグループを設けています。
http://www.facebook.com/groups/sakubun/


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