言葉の森新聞2008年7月4週号 通算第1040号
文責 中根克明(森川林)

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■■7月29日(火)・30日(水)・31日(木)は休み
 7月29日(火)・30日(水)・31日(木)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。

■■7.4週は読解問題と清書。幼稚園生は普通の作文
 7月4週は、読解問題と清書です。幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。項目シールは、予備のものを使ってください。
 小学1年生以上の生徒は、第4週に読解問題と清書を行います。
 読解問題の時間がかかるため、清書の時間が取れない場合は、清書を省略してもかまいません。
 なお、清書が保存されると勉強の記録になりますから、生徒又は家族がパソコン入力ができる場合は、パソコンで書いた清書を作文の丘から送ってください。


読解問題の仕方
 「山のたより」についている読解問題は、課題フォルダにはさんである読解マラソン集から出しています。
 読解問題の答えを作文の丘から送信する人は、作文の丘に答えを入れる欄がありますから、清書と一緒にそこから送信してください。
 読解問題の答えを作文用紙に書く人は、作文用紙に問題と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。住所シールは、清書の1枚目にはってください。問題の方にははりません。


清書の仕方
 今月の清書のうち、上手に書けたものは、翌々月第1週に優秀作品としてプリントされます。
 清書は、パソコンで書いても手書きで書いてもどちらでも結構です。
 パソコンで書きインターネットから送信した清書は、ホームページに保存されます。
 パソコンで清書を書いて送信した場合、手書きの清書は提出する必要はありません。
 インターネットからの送信の仕方は、「学習の手引」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php#129
 手書きの清書を提出する人は、清書がホームページに表示されなくなりますので、先生に送る前にコピーしておかれることをおすすめします。
 よく書けた清書は、自分で小学生新聞などに投稿してください。ただし、同じものを複数の新聞社に送らないようにしてください。
 新聞社などに投稿する場合、手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を新聞社への投稿用に、コピーを言葉の森の先生への提出用にしてください。パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして新聞社へ投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)


◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20080704#12611
 これまでの優秀作品は、「入選清書」のページでごらんください。
http://www.mori7.com/seisyo/nyuusenn.php


■■産経新聞7/15に言葉の森の記事
 産経新聞(2008年7月15日朝刊)に言葉の森の記事が掲載されています。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080715/edc0807150758002-n1.htm
 森川林先生が、格好よくホワイトボードの前で説明をしています。
 説明の開始が遅かったので、もうみんなほとんど書き上げているころでした。
 写真に写っていない向かって右側の方にも座席が5つあり、そちらには高校生の男の子たちが数人いました。


■■「プレジデントファミリー9月号」に、言葉の森の付録
 「プレジデントファミリー9月号」(7月18日発売)の付録に、言葉の森の「作文、読書感想文のテクニック」という小冊子がついています。
 作文の書き方や読書感想文の書き方で、これまで紹介されたことのないオリジナルな方法がたっぷり載っています。ぜひごらんください。
http://www.president.co.jp/family/


■■7.4週の読解問題の正解番号はランダムです
 読解問題の正解番号は、ランダムに決めています。
 したがって、1−4の正解番号が均等に出ないこともあります。例えば、正解が、14412341などとなることもあります。
 いずれも、長文をよく読んでいないとできない問題です。次の週に表示される正解と自分の解答を照らし合わせておいてください。


■■夏休み中の授業について(再掲)
 夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。その場合は次のようにしてください。

(1)通常の電話指導を受けられない分を、他の曜日や時間に振り替えて受講できます。平日午前9時〜午後7時50分、土曜午前9時〜午前11時50分の間に、直接教室にお電話ください。希望の週の課題の説明をします。事前の予約などは必要ありません。8月に休む分を7月や9月に振り替えることもできます。
電話0120−22−3987(045−830−1177)

(2)山のたよりの送付先や電話の宛先を、自宅以外にすることができます。帰省先や滞在先などで授業を受けることを希望される場合はご連絡ください。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から直接教室にお電話をして説明を聞くようにしてください。

(3)8月のみ休会されるという場合でも受講料の返金はしませんので、できるだけほかの曜日や時間に振り替えて授業を受けてくださるようお願いします。ただし、(A)海外にホームステイで出かける場合、(B)病気治療のため入院する場合など、電話連絡のとれない状況での1ヶ月以上の休会は受講料の返金をしますのでご相談ください。

 なお、8月11日(月)より8月16日(土)までは、振替などの電話の受付もお休みとなりますのでご了承ください。

 夏休みは、通常と違い多忙になることが多いので、つい「1ヶ月休んで」と考えてしまいがちです。しかし、振替授業を受けたり、字数を短くして提出したりとできるだけ休まない形で続けていく方が、その後の子供の勉強意欲にとってプラスになります。


■■ファクス送信のモニター募集(再掲)
 手書きの作文は、現在郵送で講師の自宅にお送りいただくようになっています。
 しかし、郵便事情の関係で講師への到着や返却に日数がかかり、翌週返却が次第に難しくなっているようです。
 そこで、試験的に作文のファクス送信をしてくださるモニターを募集します。
 条件は次のようになります。モニターをしてくださる方は、父母の広場に生徒コードがわかるようにご記入ください。
http://www.mori7.com/nohara/hubo/
【流れ】
1、手書きの作文は、ファクスで事務局に送ります(0120-72-3987 24時間受付)。
2、事務局で赤ペンを入れ、作文の丘にPDFファイルでアップロードします(住所電話氏名などの個人情報は表示しません)。
3、担当の講師が評価と講評を書きます(これはこれまでどおり)。
4、作文は返却しませんので、ウェブの「山のたより」又は「作文の丘」でごらんください。
【利点】
1、自分の書いた作文がウェブ上に保存されます。
2、郵送の手間や費用がかかりません。
3、翌週までの評価講評返却が確実にできます。
4、生徒から事務局への質問の際の対応がスムーズになります。
【問題点】
1、赤ペンを入れる先生(事務局)と評価講評を入れる先生が異なります。しかし、指導の中心になるのは、評価講評を入れる先生の電話指導ですので、これまでと比べて大きな差はないと思います。
【モニター】
1、モニターをしてくださる方は、父母の広場に生徒コードがわかるようにご記入ください。
2、期間は、9月4週までとします。
3、途中で郵送による送信に切り換えてもかまいません。
4、ファクスが正常に送信されたかどうかは、メールで連絡し「検索の坂」に表示します。正常に送信されていない場合は再送信をお願いします。
5、モニターをしてくださった方には、粗品を進呈します。


■■記憶のコツ
 大学入試までの勉強で、成績をよくする力のかなりの部分は記憶力によって支えられています。
 その記憶をよくするコツは、「覚える間隔を少し空けるが、しかし空けすぎない程度に」ということになります。
 エビングハウス曲線を見ると、何かを記憶したあと4時間後にその記憶の50%が思い出せなくなります。
 したがって、早朝の英単語テストに間に合わせるためには、一夜漬けよりも早朝漬けの方がはるかに効果があります。しかし、本当の勉強は、わかるものとわからないものをはっきり区別することにありますから、こういう短期記憶の勉強の仕方で成績をよくしてしまうと、かえって本当の学力はつきません。
 人間の記憶は、24時間後には約30%、48時間後には約20%と漸減していきます。二度目の学習をするのは、一度目の学習をある程度忘れた数日後というのが理想です。
 二度目の学習が1日後であれば、人間の動物的な本能は、その記憶が必要なのは1日ぐらいの期間なのだと考えます。もし二度目の学習が1週間後であれば、人間の本能は、その記憶は1週間ぐらいの期間でまた必要になる可能性があるのだと考えます。短期間に覚えた記憶は短期間で失われ、長期間で覚えた記憶は長期間残るのです。これは筋肉をつけたり、ダイエットをしたりすることにも共通します。
 したがって、長文音読も、同じ一つの長文を何度も繰り返して読むのではなく、一つ読んだら次の長文に移り、しばらくたってからまた最初の長文に戻って読むという形の方が記憶に定着します。
 しかし、人間の記憶は、覚えてから1ヶ月以上たつと、その記憶は必要なかったものだと見なして忘れてしまう性質を持っているようです。そうすると、また最初から覚えなおさなければなりません。
 したがって、記憶のコツは、1ヶ月を超えない範囲でできるだけ間隔を空けて(つまりできるだけ忘れたあとに)再度覚えなおす、ということになると思います。


■■「トモニイコウ。」(かいす/きあ先生)
<<え2007/333jみ>>

 「トモニイコウ。」 これはJリーグのサッカーチーム、、ヴィッセル神戸が掲げているスローガンです。厳しい戦いの世界で「トモニタタカオウ。」でも「トモニガンバロウ」でもなく、なぜこの言葉なのでしょう・・・

 7万人以上の死者を出したといわれる四川大地震の爪痕には、言葉もありません。1995年1月。阪神淡路大震災を経験した私たちは、たくさんの方々の助けに支えられて、立ち上がる勇気をもらいました。あれから13年が経ち、神戸の街は見違えるようにきれいになりましたが、人々の心には、つらい思い出が深く刻まれています・・・。

 その震災の年に誕生したのが、神戸に本拠地を置くサッカーチーム「ヴィッセル神戸」です。
グラウンドはどこも避難場所として使われ、仮設住宅が建てられる状況で、練習場所さえないジプシー生活を乗り越え、翌年にはJリーグに昇格しました。その、ヴィッセル神戸のサポーターたちが、試合前の選手入場のとき、必ずうたう歌があります。

       「神戸讃歌」

    俺たちのこの街に おまえが生まれたあの日 
    どんなことがあっても忘れはしない 
    共に傷つき 共に立ち上がり 
    これからもずっと 歩んでゆこう 
    美しき港町 俺たちは守りたい 
    命ある限り 神戸を愛したい

 震災からの復興とともに歩んできたチーム(選手)の想い。支えてきたサポーターの想い。心から歌い、選手たちを鼓舞します。しかし、毎回、対戦相手サポーターの声援やブーイングにかき消されてしまいます。ことろが、先日のアルビレックス新潟戦では「神戸讃歌」が始まると、場内が静まり返ったのです。ふと、見るとアルビレックスサポーターが全員立ち上がり、この歌を静かに聞いてくれています。さらに、終わると同時に大きな拍手が起こりました。こんなことは初めてです! 戦い前の一瞬、会場に温かい空気が流れ、大きな感動に包まれました。

 アルビレックスが本拠地を置く新潟は、2004年に中越沖地震で大きな被害を受けました。被災者の復興の支えになり、前を向く勇気を与えたのが、アルビレックスの活躍でした。選手たちも、苦しい状況のなかで、それでもチームを応援し続けてくれたサポーターたちに感謝しています。この試合の後には、両チームの選手、サポーターが一緒になって四川大地震の義援金を集める姿がありました。神戸と新潟。選手、サポーターともに同じ想いがあります。

 だからこそ、「トモニイコウ。」なのです。つらいときも、苦しいときも、一緒に前を向いて歩いていこう。その先にきっと希望の光が見えてくるはずだから・・・。


                    <<え2008/26み>>


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