言葉の森新聞2005年1月2週号 通算第870号
文責 中根克明(森川林)

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■■10月〜12月の賞状を同封
 12月1週の進級試験で、字数が規定以上、構成・題材・表現・主題の4項目のうち3項目が◎で1項目が○以上、の人には認定証を同封しています。字数賞・自習賞・作文賞・皆勤賞は、金賞10クラウン、銀賞5クラウン、銅賞1クラウン、賞外0クラウンです。認定証は10クラウンです。
 金賞は点数の上位10%、銀賞は10〜20%、銅賞は20〜80%。それ以外は賞外です。
 それぞれの賞で点数がなかった人や、12月1週に在籍していなかった人には、賞状は入っていません。


■■賞品の引き換え
 賞品の引き換えは、山のたよりの右上に印刷されている自分のクラウン数と賞品のクラウン数を確認の上、必要事項を「賞品引換券」に記入して、先生宛に作文と一緒に送るか、言葉の森宛に送って申し込んでください。クラウン数の足りない人は、次の引き換えのときに、申し込んでください。あまったクラウンは(または、使わなかったときは)、次の賞品引き換えに使えます。
 賞品のカラー写真はホームページの「賞状の山」に掲載されています。
Http://www.mori7.com/yama/syouhinn.php
 賞品引換券は、ホームページの「賞状の山」のページから送ることもできます。似たような形式で封筒用紙に書いていただいても結構です。

◆賞品引き換え券

− − − − − 切 り 取 り 線 − − − − − −


生徒コード______お名前______________学年____年


希望賞品番号と賞品名_______________  _______________


          _______________  _______________


◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20050102#7400

■■12月の森リン(小学生)
 森リン12月のベスト5で、それぞれの学年ベスト1は、小3以下の部オーロラさん、小4の部ガンダムさん、小5の部脩さん、小6の部電気工事のおっさん芳本卓也さんでした。

 オーロラさん(小3)の「ハッピークリスマスコンサート」の一文です。
 たとえを上手に使い、ユーモアの感じられる楽しい場面を思い出して書きました。

練習のとき、よく先生から
「肩をおろして。」
と注意されたのですが、このおどりの衣装のそでは、まるで風船みたいにふっくらしていたので、肩が上がっているかどうかわかりませんでした。(笑)
 「眠り」のコーダで、最後はステージに全員が出てきておしまいです。リハーサルのときなかなかうまくいかなかった小さい子たちも急いで出てきて、きれいにならんでポーズを決めました。私はホッとしてうれしくなりました。うれしい気持ちのまま、にこにこしておじぎをしました。


 ガンダムさん(小4)の「勝ちあり負けあり逆転あり」の一部です。
 時間にしたらわずか数秒の場面をくわしく書いて盛り上げています。文章力を感じさせる作文です。

 以前、こんなことがあった。皆がヒットを打って、満塁の時、打順が僕に回ってきた。打席に立ちテニスラケットを持って、ボールが来るのを待ちかまえた。ピッチャーがボールを投げ、僕のところに飛んで来た。と、その瞬間、「スパーン。」と、いい音が鳴り、ボールは、ふっ飛んでいった。ホームランにはならなかったが、左中間を抜け、外野を抜け、すごい速さでボールは転がっていった。一塁を回り、そして二塁、三塁と回った。相手のチームはやっとボールを取ると素早く返却してきた。ボールは迫っていたが、僕はホームベースに向かって思い切って猛スピードで走った。すると、ボールとホームにほぼ同時に着いた。
 僕は息を飲んだ。すると、ホームを守っていた子がボールを落として、エラーになったので、結果はセーフ!十三点差をつけて勝ったのである。野球を始めて以来こんなに嬉しいのは初めてだった。まるで、胴上げをされているかのように、心は嬉しくて、はちきれそうであった。


 脩さん(小5)の「「これまでの人の観察や」の感想文」の一部です。
 自分の読書の体験を、課題文のテーマに結びつけて、具体的に書いています。

 ぼくが、今までに二度も読んだおもしろい本は“Wishing Chair”というアドヴェンチャーの物語だ。現実には出来ないけれども、この本の中では、いすが空を飛んで自分の行きたい所へ連れていってくれる。マジシャンのチンキーは、特別な絵の具をぬって物を透明にしたり、自分を小人にして、ねずみの住家に友達を助けに行ったりした。読んでいるうちに、ぼくがまるで主人公のチンキーになったように、飛べるいすに乗ってぼう険をしているような気になった。一度読み終えてしばらくたってから、また急にこの本を思い出して読みたくなった。二度目はすでにストーリーが分かっていたので、最初の時よりは、こうふんできなかったけれども、前に見逃した他のおもしろい所をたくさん見つけた。


 電気工事のおっさん芳本卓也さん(小6)の「僕の中には何があるんですかぁ。」の書き出しの部分と結びの部分です。
 書き出しと結びを対応させながら、大きいテーマをしっかり考えてまとめています。

 僕の中には何がある・・・。小学校三年生のある日ふと考えた。僕ってどんな資質があるのだろう。答えはすぐには見つからなかった。
(中略)
 三年前、僕にはどのような才能・資質があるのかという問題に、やっと今解答が出せた。
 そう、ぼくはこの問題の解答用紙に今、答えを書き込んだのである。でも僕はこれは10問あるうちの1問であると思う。きっと僕にはまだまだ別の才能があるはずである。
 この残りの9問の答えを解答用紙に書き込むのは、これから先の人生、というのは中学、高校、大学や会社勤めの中でゆっくりゆっくりと書き込んでいくものであると思う。
 この問題の試験時間は僕の生涯の幕を下ろすまで。この問題の答えを、解答用紙に書き忘れないように、つまり自分が持っている才能に気付かなかったりしないように、これから先の長い長い人生を過ごして行きたいと思う。


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