言葉の森新聞2003年1月2週号
文責 中根克明(森川林)

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■■●印の項目の指導法
 今学期から、項目は●◎○の3種類にしました。このうち、●印の項目が今学期の重点項目です。
 これまでは、作文の文章の中にキーワードを入れるように指導をしていましたが、項目の中には、「書き出しの工夫」「いろいろな言った」などのように、キーワードを入れにくいものもありました。そこで、今学期からは、但し書きという形でキーワードを入れてもいいということにしました。
 しかし、この但し書きでキーワードを入れるという書き方は初めて取り組むことなので、まだいろいろやりにくい面もあるようです。
 すぐにできなくてもいいですから、3月1週の進級テストまでに書けるようになればいいということで気長にやっていってください。
 家庭で、お母さんやお父さんが子供さんから質問を受けることもあると思いますので、どういうふうに指導をするか、具体例を挙げてみます。


「中心を決める」という項目の指導
 低学年の「中心を決める」という項目は、「何がいちばん面白かった?」と聞き、子供が「ミッキーマウスが……」などと言ったら、「じゃあ、作文を書いたあとでいいから、その『ミッキーマウス』という言葉の横か下に「(中心)」と書いておこうね」というような指導の仕方です。
 大事なことは、1年生の段階で内容的に意味のある完成した形を求めてはいないということです。作文を書くときには、子供たちがいつも「中心というものを意識する必要があるらしい」と漠然と思うようになってくれればそれで目標達成です。


「いつどこの書き出し」という項目の指導
 低学年の「いつどこの書き出し」も同様です。子供たちが、「時間や場所などの5W1Hをできるだけはっきり書いた方がいいらしい」と漠然と感じるようになってくれればいいということですから、次のように指導します。「作文を書いたあとでいいから、いつどこがわかるように書いた文の横に「(いつどこ)」という言葉を書いておいてね」。

「題名の工夫」という項目の指導
 小3の「題名の工夫」の場合、題名の横か下に「(題名の工夫)」と書くことになりますが、インターネットから作文を送る生徒の場合、本文の中に「題名の工夫」などのキーワードが入っていないとプログラム上◎にはなりません。題名の欄に「(題名の工夫)」と書いてある場合は、先生の方で点数を2点に直すようにします。

低学年の生徒は楽しく書くことを優先させて
 幼長から小2までは、楽しく書くことが最優先の目標ですので、指導しにくい項目はあまり無理をせずに取り組んでください。
 しかし、指導がないということになると、他の学年との関連で一貫性がなくなるので、低学年でも項目の指導はしていきます。
 低学年までは自由にのびのび書いた方が楽に書けるような感じがしますが、高学年になると逆に自由にのびのびとという指導では書きにくくなります。高学年になったときにも継続できるスタイルを低学年のうちからとっておくということですので、低学年のときの指導の中だけで考えるのではなく、高学年になったときの準備としてやっておくと考えていってください。
 主な質問を紹介します。


キーワードが入っていれば但し書きは要らないのですか
 はい、そうです。文章の中に自然に入れる形でも、但し書きという形でも、要するにキーワードの言葉がどこかに入っていればいいということです。

但し書きは、あとから小さく欄外に書くような形でもいいですか
 はい、そうです。書いている途中に書いても、あとから読み返して追加してもどちらでもいいです。

■■父母の広場から
 12月にお送りしたアンケートを「父母の広場」に掲載しています。
http://www.mori7.com/nohara/hubo.html
 順にいくつかをご紹介します。


あたたかいご指導ありがとうございます(小2父母)
 いつもあたたかいご指導ありがとうございます。
 長文集も大変興味深く拝見しております。
 書くことも読むこともこれからますます好きになってくれたら嬉しいと思います。
 今後ともよろしくお願い致します。


2年生のころは楽しくできる時期
 小学校2年生までは、学校の勉強もまだ難しくなく、子供自身にも生活に余裕があります。また、日常生活そのものが毎日新しい発見に満ちている時期です。この時期に、書いた作文をほめてもらうと、その後ずっと作文に対する好印象が続きます。
 読書も作文と同様に、この時期の印象がその後長い間続きます。
 作文や読書をこれからも励ましていってください。


気長に頑張らせたい(小2父母)
 先生に励まされながら、つたない字ながら頑張っているようです。
 通信生ですが、近くなのでスクーリング(?)の機会などがあればと思うことがあります。とりあえずは気長に頑張らせてみようと思っています。
 よろしくお願い致します。


夏休みなどに教室に来ることもできます
 たまに、夏休みなどに教室に立ち寄ってくれる遠方の通信生の方がいます。教室は駅から1分の便利なところですが、部屋は狭く中は混み合っています。しかし、おいでになることがわかっている場合は、ゼルダ(犬)とコト・バノ(2羽のオカメインコ)というペットを用意して待っています。(笑)
 1985年ごろは毎年近くの海や山でサマーキャンプを行っていました。いつか復活させたいと思います。


作文のおもしろさがわかってきた(小1父母)
 6月から始めて、毎週何を書こうかと考える習慣がつき始め、作文のおもしろさがわかり出したようです。頭の中からポンポン湧き出るときは筆も進み、楽しそうに書いていますが、文章は正直で、全く乗っていないときは、おもしろみもない文章に本人も首をかしげております。

作文は精神状態に左右される
 作文は、そのときの精神状態に左右される勉強です。書いたあとに、その作文を見たお母さんや先生が喜んでくれるということがいちばんの励みになります。書けないときはあまり無理をせずに、書いたあとはいつもいいところを認めるというように、これからも接してあげてください。

子供と話し合う良い機会(小5父母)
 いつも子供ともども言葉の森を楽しんでします。
 感想文のときは、普段は会話に上がらない内容について子供と話し合うことが出来て大変良い機会だと考えています。
 時には書くことが嫌になることもあるようですが、子供には文章を書くことは一生関係があることと言って、励ましながら、時には一緒に考えながら進めております。
 これからもよろしくお願いします。
 又、親として新聞のほうも大変興味深く毎回読んでいます。これからもたくさんの意見や感想を掲載してください。


高学年の長文課題は対話の材料
 高学年になると、親子の話題も次第に限られてきます。そのときに、長文という材料があると話が弾みます。特に、父親は普段子供と話す機会が少なくなりがちですから、長文の似た例などを体験実例で話してくださるといいと思います。子供たちも、お父さんやお母さんのそういう話を聞きたがっているようです。

■■光る表現(幼長−小1) 2003年1月2週号

まりりんさん(いほけ/幼長)の作文より(うさぎ先生/11.3週)
 あしをひらくときいっしょうけんめいおなかがくっつくようにしているんだけどひざもいっしょについてきます。「おひざがおやまになったらいけないよ。」とせんせいがいいます。もしおひざがおやまになっているこがいたらちいさいにんげんがきておやまをのぼったりおりたりのぼったりおりたりしちゃうかもよ。とわたしはおもいました。【評】練習のようすが、自分のことばでしっかり書けています。想像したことがとってもかわいいね。

まついひできさん(うあひ/小1)の作文より(うさぎ先生/11.4週)
 一ばんたのしかったのは、ボールをけってたときでした。あかいろのおちばやきいろのおちばもありました。けったらばさっというおとがしました。【評】サッカーのようすのなかに、季節の描写もはいりました。音と色とがうまく組み合わさっています。

麻衣さん(うかと/小1)の作文より(ともち先生/11.4週)
 足を力強くけり上げた。そしたら信じられないけどできた。まるでちきゅうを一周したみたいなかんじがした。《評》今までできなかった「大じこく回り」に思いきってちょうせんしてみてできたときのようすがじょうずにあらわされていました。

優華さん(うかゆ/小1)の作文より(スピカ先生/11.3週)
 (食べられるシャボン玉であそんで)まるで、シャボンダマのせかいにいってガムをもらったようでした。 評:たべられるしゃぼんだまは、まさにガムのようだよね。とてもじょうずなたとえができました。

ひまわりさん(ううよ/小1)の作文より(うさぎ先生/12.3週)
 でも、ぼくは、ぜったいやってみたいとおもいました。大人には、だれにも、けいさんは、まけたくないからです。【評】強い意志を感じます。正直な気持ちを文にできました。がんばれ!

優樹さん(うおる/小1)の作文より(とこのん先生/11.3週)
 カーテンをあけると、シャンシャンとゆきがふっていました。評:窓の外に見える、静かに降る雪のようすが、「シャンシャン」という音で表現されています。

優樹さん(うおる/小1)の作文より(まあこ先生/12.3週)
 もしぼくがミッキーだったら、ふねでみんなをあんないしたいです。「ハッローメリークリスマス」とふねの中でいいたいです。 【評】たのしそう!! きっとみんなうれしくて、しあわせな気もちになるね。

麻衣さん(うかと/小1)の作文より(ともち先生/12.2週)
 手でグルグルまぜるうちに、ベトベトしたガムのようになりました。わたしたちのグループは水を入れすぎたので、おそばがてにたくさんはりついてしまいました。<評>そば打ちの大変なところだね。そのようすがよくわかるように書けたね。

ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/12.3週)
 わたしも、今年の夏休みにあさがおをそだてました。たねは、六月に学校でうえました。一週間ぐらいで、ハートの形のふたばが出てきました。それから、ふたばの間からスペードの形のほんばが出てきました。まるで、トランプみたいでした。:評:朝顔の芽が出てからのようすが、きれいなたとえでよくわかりますね。

■■光る表現(小2) 2003年1月2週号

アリスさん(いるに/小2)の作文より(なび先生/11.3週)
 そして、またすすんで行くと、木が「こわいぞ、こわいぞー。」と、わたしたちをおどかすようにさわさわしていました。【評】ぶきみな森の中では木がさわさわするのもとってもこわくてドキドキするよね。木のようすをたとえにうまく使って、こわさもアップ!

大修さん(いろも/小2)の作文より(うさぎ先生/11.3週)
 二重とびをすると、「ヒュヒュン、ヒュヒュン」と木のぼうをふったような音がしました。二重とびをはじめてできたのでとてもうれしかったです。【評】二重とびのなわの音がじょうずに表現できました。リズムのいい音です。もっともっとじょうずになれるよ。

ひまわりさん(いりに/小2)の作文より(とこのん先生/12.2週)
 練習のときは、うさぎの耳がまるでクマの耳が少しのびたぐらいまがってしまっていたからです。評:うさぎの耳の長さがどれぐらいなのか、具体的によく分かります。

岳洋さん(いわみ/小2)の作文より(森川林先生/12.1週)
 おかあさんが、「長岡京はもみじがきれいなところやで。」と教えてくれました。もみじがきれいでした。もみじの葉っぱはまるでお母さんの口べにのように赤かったです。おじぞうさんが立っていたのでどんぐりをあげました。◆評:お母さんらしい会話が書けた。もみじの色のたとえもじょうず。おじぞうさんにどんぐりをあげたというところも楽しいなあ。(^o^)/

王手!さん(うあち/小2)の作文より(スズラン先生/12.2週)
 にわのそうじをやり終わって、集め終わった落ち葉をみると、ぼくの身長の四分の一ぐらいありました。だから、ふくろにつめるのがたいへんでした。:評:落ち葉の多さがわかりますね。落ち葉炊きをすると、やきいもができそうですね。

アイさん(ういえ/小2)の作文より(メグ先生/12.3週)
 もしわたしが犬だったら、わたしは夏のとき、したを出してはあはあくるしいと思いました。【評】そうぞうしたことが書けたね。あつい夏、犬はちょっとかわいそうですね。

祐子さん(ういせ/小2)の作文より(なび先生/12.2週)
 「一番前をはしっている人は、まるで、何かがよこをとおっても見えないように思いました。」【評】なにかをしんけんにいっしょうけんめいやっているようすを「わきめもふらずに」といいますが、このようすはまさにそんな感じですね。

あやねさん(うかあ/小2)の作文より(りんご先生/12.2週)
 それから雪を手にとって見てみると、星の形の雪のけっしょうがはじめて見えたので、「わぁ〜! きれい!」とさけんでしまいました。まるで、目がけんびきょうになったようにはっきり見えました。わたしは、「よるの空に雪のけっしょうのお星様がうかんだら、きれいだろうな〜。」と思いました。【評】プニプニさんの目はけんびきょうのようにいつもこまかいところまでしっかりかんさつしています。そして、心の目には夜空にかがやく雪のけっしょうのお星さまがうつっているんですね。

理穂さん(うかき/小2)の作文より(まあこ先生/12.2週)
 そして、テストをもっていこうとしたけど、先生が、わるいことをした人に、おこっていたので、わたしは、おこっている先生の、ほっぺたがまるで、小さなりんごがついているみたいに見えました。 【評】おもしろいたとえ! 思わずわらってしまいました。先生はおこっているのにね。かわいいほっぺだったんだね。

苗実さん(うくな/小2)の作文より(うさぎ先生/12.2週)
 一番おもしろかったことは、ころんでから、かかとの方のはで氷をきずつけてとめることです。今年はじめてすべったのでよくころびました。でも楽しかったです。【評】スケートのころびかたをはじめて知りました。(先生が、です)転ぶのにもこつがあるんだね。これから一冬、がんばろうね。

マッキーさん(いなく/小2)の作文より(メグ先生/12.3週)
 十二月二十日は、わたしのたん生日です。わたしは、八才になります。まるで、おねえさんになったようなうれしい気もちで学校にでかけました。【評】おたん生日おめでとう! ひとつおねえさんになってよかったね。(^o^)/

わか島津さん(いよね/小2)の作文より(メグ先生/12.3週)
 ぼくがもし犬だったら夏はさむいばしょにすまいをつくりたいです。どうしてかというとあついからです。【評】犬はあついのがにがてだものね。

■■光る表現(小3) 2003年1月2週号

さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/11.4週)
 昔、アインシュタインという人がいて、アインシュタインという人は、世界てきな大科学者ですが、外見は、ぼろぼろです。私が、アインシュタインについて、おもしろいと思った事は・・・。評)感想文の書き出し「この話を読んで一番面白かったのは・・・」という書き出しを、とても上手に書き変えて清書の作品が始まりました!!

大和さん(いぬむ/小3)の作文より(ゆうこ先生/11.3週)
 「ヤッホー」と言うとむこうから前のほうから「ヤッホー」とこえがかえってきました(こどもっぽいこえ)。そして3回ぐらい言ったあとにこんどは「マッチョ―――」とぼくが言いました。そうしたらさすがにこえはかえってきませんでした。そして、前へ行ってみたら友だちでした。【評】やまびこのしょうたいは、なんとお友だちだったのね。マッチョーも言ってほしかったよね!

まーたんさん(いりゆ/小3)の作文より(うさぎ先生/11.4週)
 前、お母さんが、社会科見学の時、おべん当にたまごやきを入れてくれました。私の作ったたまごやきより、こげていないし、あまくてとってもおいしかったです。だから、私もいつかお母さんみたいにおいしいたまごやきを作れるようになりたいです。【評】お母さんの愛情たっぷりのたまごやきはなによりもおいしいね。きっと、おいしいたまごやきが作れるようになれるよ!

風花薫さん(いろほ/小3)の作文より(ゆうこ先生/11.3週)
 わたしも床屋がきらいです。八年間で一度もいったことがありません。わたしはお店の人に話しかけられて答えるのがはずかしいからです。ですから、お母さんにいつもかみをきってもらいます。(中略)アインシュタインのかみはだれがきっていたのだろう?とわたしは心配してしまいました。【評】ほんとうだね!アインシュタインのかみのけはどうしていつもぼさぼさだったのでしょう?床屋さんがきらいだったのかなぁ(^_^)

大知さん(いわわ/小3)の作文より(うさぎ先生/11.2週)
 先生は、たこと紙ひこうきが好きで、二年生のころ、たこといっしょに記ねんしゃしんをとったほどでした。そのたこには『風』と書いてあり一年の時はみんなで大だこをあげました。【評】担任の先生の思い出がしっかり刻めました。いっしょにつくるのはたのしいね。

新野三平さん(うあは/小3)の作文より(うさぎ先生/11.4週)
 「ポプラは寒い国の植物だから東京あたりが限界だ」とお父さんから聞きました。【評】自然を楽しむ一日の作文の中に、お父さんから聞いた知識が加わって、温かく深い作品になりました。

真穂さん(うきえ/小3)の作文より(めもま先生/11.4週)
 〜ブランコやターザンロープのぼりぼうで遊びました。のぼりぼうからおりるとき、まるでさるになってるかんじがしました。評)スルスルッと降りる様子が目に見えるようです!!

俊介さん(うさか/小3)の作文より(コスモス先生/11.4週)
 心がとてもスカッとしました。[評]ゴールが決まったときの、さわやかな気持ちが伝わってきます。

愛子さん(いれみ/小3)の作文より(うさぎ先生/12.2週)
 わたしがようち園のときは、まだえいごが上手ではありまでせんでした。 休み時間、外で遊んでいるとき、わたしは男の子にいじめられていました。そのとき、エマがわたしをたすけてくれました。エマはまるでナイトのように強かったです。 わたしは、そのとき 「友だちになっていい。」 と言いました。エマはいいよ、と言いました。わたしはその日からずっとエマといっしょに遊びました。 【評】親友ができたときのことを思い出して書けました。すてきな「たとえの表現」も出来ましたね。

風花薫さん(いろほ/小3)の作文より(ゆうこ先生/12.1週)
 すくすくのびていってやがて花が夏に咲きました。わたしの花はピンク色でした。パソコンで調べたら花の色は赤、ピンク、むらさき色がありました。花の中には黄色いぽつぽつがありました。根は細くていっぱいありました。うえきばちから引きぬいてみると根はぐちゃぐちゃしていてさわるとぬるぬるしています。根の色は赤っぽいです。とてもきれいです。【評】表現も多彩で、じっくり観察してくれている風花薫さんの目がキラキラ光っていることでしょう……。

スノーマンさん(いろわ/小3)の作文より(スズラン先生/12.2週)
 洗たく物をたたんでいると、なんだか自分が洗たくものをたたむきかいのようでした。:評:つぎつぎと洗濯物をたたんでいるすがたが見えるたとえですね。

たぬきさん(うあふ/小3)の作文より(スズラン先生/12.2週)
 (音楽会でピアノ伴奏をして)わたしは、心の中で歌いながらがんばりました。リコーダーや歌、そしてピアノがかさなると、とてもいい音色でした。・・略・・歌が終わったら、成功してよかったと、うれしそうに、顏から言葉がでていました。:評:みんなの心が一つになった合唱、上手にできたうれしさがでていますね。顏がかがやいていましたね。

大祐さん(うきお/小3)の作文より(とこのん先生/12.2週)
 すずひこ君のすきな所は、ほかの友だちにもきをくばってくれることと、いつもえ顔でいてくれることです。評:とてもすてきなおともだちにめぐまれているんだね。そして、そのお友だちの長所をこんなに理解しているだいすけくんの、心の優しさがとてもよく伝わってきます。

航さん(いかほ/小3)の作文より(スピカ先生/12.2週)
 外に出ると、あたり一面銀世界。なんと、二十センチメートル近くもつもっていました。次々にふってきて、とちゅうで嵐のようになりました。まるで、空からふってくるオーロラのようでした。 評:雪が降り積もっているようすを、とてもじょうずに表現したね。たとえをつかって、その美しさも激しさもよくわかるように書けました。

さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/12.3週)
 昔、アインシュタインという人がいました。かれは世界的な大科学者でしたが、「ぜったいに戦争が起こらないように努力しなければなりません。」と言っています。私は、これがすごく大切なことだと思います。〈評〉とても難しい長文の内容をしっかりつかむことができましたね。そして、うまく感想文にまとめています。

すいみいさん(いつり/小3)の作文より(けいこ先生/12.1週)
 (妹がいると)お母さんは、妹のめんどうばっかりみている。だけど、私のことは、めんどうみてくれない。だけど、今日は二人きり。お母さんにあまえられるし、めんどうもみてくれると思うし、いつもよりパンがおいしい。そして、お母さんは、いつもより笑ってた気がする。私は、ずっと、お母さんと二人きりでいたいなぁと思った。 評:すいみいさんは、お姉さんだから、ぐっとがまんすることが多かったのね。大好きなお母さんと二人きりになれて、うれしさがこみ上げてきたのだね。

ウサリンさん(いねめ/小3)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)
 その日の朝、いつもとかわらないようにお母さんが起きて、私が目を開いたら「かなちゃん、大へんだよ、雪だよ。」とさけび、わたしは、「えっ、うそ!本当?」と、とびはねてまどを見たら、雪がふっていました。うらにある、図書館の屋上が真白できれいでした。【評】とびおきたウサリンさんの目に真っ白い風景が広がります。

るびハムさん(いらせ/小3)の作文より(クマのプーさん先生/12.3週)
 わたしがアインシュタインだったら、せんそうをやめさせるなにかを作って世界に作った物をひろめたいと思いました。〔評〕アインシュタインが聞いたら、きっといっしょうけんめい考えてくれたでしょうね。せんそうをやめさせるなにか、世界中の人みんなが考えていかなければいけませんね。

英慧さん(いれり/小3)の作文より(メグ先生/12.3週)
 もしぼくがアインシュタインだったら、せんそうするのをとめていたかもしれないけれど、ほかのみんながぼくのことを反対していたら多分そこまで忠告できなかったと思います。【評】想像したことが素直に書けたね。  <<え262み>>

いしがみさん(ういむ/小3)の作文より(ともち先生/12.3週)
 たぶんぼくがアメリカ大とうりょうだったらせんそうはぜったいぜったいしないようにします。<評>アメリカの大統領になったつもりで書けたね。

エミッチさん(うおな/小3)の作文より(ともち先生/12.3週)
 もしも、犬やねこがあせをかいたら、とてもすごいです。《評》そんな犬やねこがいたら見てみたいなあ。

■■光る表現(小4−小5) 2003年1月2週号

明さん(うきら/小4)の作文より(うさぎ先生/11.4週)
 前半の10分、はやくも一点わたしてしまった。「くやしいっ、ゴールキーパーもおしかったな。」けど、そんなことも思う時間も短かった。それは、直樹くんのセンタリングで、あつしくんがシュートをきめたからだ。【評】試合の緊迫感がよく出ています。気持ちの動きも表現できました。

崇さん(いえの/小4)の作文より(クマのプーさん先生/12.1週)
 今では、自転車より僕の体の方が大きくなったので、足の裏までべたとついてしまいます。大きな自転車を買ってあげると言われているけれど、僕としては、ぼろぼろになるまで使いたいと思っています。〔評〕最初はやっと足が届く感じだった自転車が、年月がたって小さくなってしまった様子が、とてもよく描けています。ぼろぼろになるまで使いたい、という言葉に崇君のこの自転車に対する気持ちがよくあらわれていますね。

彩花さん(いへゆ/小4)の作文より(ふじのみや先生/12.3週)
 わたしはまるで、火が木にどんどんうつっていって、さいごには火事になるくらい、ひろがっていったんだなぁ。と思います。たぶん、それは、田んぼのことを人々がおしえあって、その子どもにも、その孫にもおしえていったからだと思います。 【評】稲作がひろがっていくようすを、火が燃え広がるようすにたとえたのですね。想像力が生かされたたとえです。

たまえもんさん(いゆゆ/小4)の作文より(ともち先生/12.2週)
 静かだったグランドもさけび声でいっぱいになりました。<評>試合後のグランドのようすが上手に表現できました。

祐太さん(うくす/小4)の作文より(はるな先生/12.3週)
 つぎにジェットコースターにのりました。かれど、だいたい五百メートルくらい上がったところで、後ろを向いたら、富士山があったので、びっくりしました。いちばんたかくのぼったところで急に早くなって、ものすごいスピードで落ちて、またのぼってクビがおかしくなりそうでした。もっといたかったのは、カーブです。「「ガチャ」「ガチーン」となって首がふられます。右のしたをくぐると水がおちてきて、かおにあたってぬれてしまいました。ふいているあいだに、ジェットコースターは終わってしまいました。【講評】ジェットコースターのスピード感と、スリル満点のようすがとてもリアルに表現できました。迫力でせまってくるようですね。

秀雄さん(あろう/小5)の作文より(ゆうこ先生/11.3週)
 前の、おじいちゃんやおばあちゃんの家のところでいもほりをしたときは、お庭が広かったから、苗もいっぱい植えることができた。だから、いっぱいとれた。それに、大きいものも何十個もあった。しかし、僕の家の庭は小さいし、しかもその十分の一だから、おねえちゃんの背よりもちょっと大きいぐらいだ。【評】みんなでおなかいっぱい食べられるくらいにおいもがほれたらいいですね。畑がほしい!という秀雄さんの気もちがこめられていますね。

キティさん(いぬこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/11.3週)
 さっそく似たような実験材料を探した。するとその時お母さんが洗濯を干しに、山盛りのカゴを持ってやって来た。 お母さんは洗濯物を干す時、必ず一枚一枚パンパンとたたく。まるで弟のおしりを思いっきりたたくように。なぜだろう?なぜ一枚一枚パンパンたたくのだろう?きっとめんどうくさいはずだ。しかしインタビューしてみると意外な答えがかえってきた。そうすることによって干す作業がかえって簡単になるというのだ。こうパンパンたたくことによって、布の繊維がのびてもっと簡単に干せるのだ。そして素晴らしいことにこうして干すことによってシャツなどもアイロンかけの必要がなくなるのだ。 【評】注目!!この先のお話がとても気になりますよね!!

康宏さん(いわえ/小5)の作文より(はるな先生/11.3週)
 たとえば「天動説」だ。昔は「地球は宇宙の中心にあって、数々の☆は地球を中心にしてまわっている」と決めつけられていた。不自然な点がいくつもあるのにかかわらず。【講評】常識だけにとらわれ、ものごとを決めつけて考えるのはよくないという事例を、「天動説」の話しと結びつけたので、とても分かりやすかったです。

ハーマイオニーさん(うえう/小5)の作文より(まあこ先生/11.4週)
 そして、油の中にお肉を入れたらじょじょにきつね色になっていきました。まるで、夏の終わりからあきにかけてじょじょに色がつく葉っぱのようでした。 【評】からあげが揚がっていくようすを色づく葉っぱにたとえて、きれいに表現しましたね。

れもんさん(ふれ/小5)の作文より(けいこ先生/12.1週)
 豆腐のどこがきらいなのかというと、味がないところと、むにむにしたところと、色が白いところだ。色が白いと、いかにも味がないということを象徴しているように私は見えてしまうのだ。 評:「むにむに」という表現がおもしろい。きらいなものは、味だけでなく色や食感までいやなのだね。

まいポンさん(いこに/小5)の作文より(ふじのみや先生/12.3週)
 (中華料理は)まるで、三ふくろのいもをセットにして、ひもに何セットも間をあけてつるし、ひきずっているように、二三セット一気にきて、間をおき、また二三セット一気にくるのだ。 【評】中華料理のサービスをさつまいもにたとえた人は、今までいなかったです。 大変よくわかるし、おもしろいね。

りんこさん(いしか/小5)の作文より(ふじのみや先生/12.2週)
 私は、手紙には心がないと相手に伝わらないと思った。それはたとえば、長文だと「おようふく、ありがとう。そう」と書いてあったが、ありがとうという相手が喜ぶような言葉が、心なのだ。 【評】心とはどんなものか、よく考えたね。

キティさん(いぬこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/12.2週)
 文は人なり、である。うまい文章を書く必要はない。『おようふく、ありがとう。そう。』のように、自分の手で、その指の筋肉を使って、その人を思う気持ちとともに書けばよい。そうすれば、私のこの熱〜い心がそれほどでもない相手の心をほかほかと温かくすることもできるかもしれない。【評】お手紙に心を込めるってどういうこと!?そんなふうに思っている人も、キティさんの感想文を読むと、温かな気持ちになれますよ!!

キティさん(いぬこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/12.3週)
 このような失敗は、お互い様であるということが分かった。私は自国の価値感とともに食べることはお互い気持ち良く暮らせる第一歩だと思う。長年の食に対する価値感や食べ方は変えることはできないし、変える必要もない。旅行でたまたま目にする食べ方に従うのは楽しいし大切なことである。しかしこれが長年異国に暮らすとなるとまた違う状況となる。相手の国の食文化に理解を示しつつ、自分がその中で受け入れられる部分はどれか、受け入れられないところは何か。もし無理なようならそれを相手国の人に説明して、理解を求め、自分流に食べていくことも大切なのだ。無理していると体をこわしてしまう。【評】おいしいものは、おいしく食べたいですねo(^▽^)o おいしい文化の必須条件かな! 

昌尭さん(いよあ/小5)の作文より(はるな先生/12.3週)
 しかし、インドでは、右手のみカレーをすくい、そして食べる。はし、フォーク、スプーン左手は一切食事には使わない。なぜなら、左手は不浄(ふじょう)なものとして使われるからだ。【講評】日本と、外国の食文化や習慣の違いを、とてもわかりやすい実例で、しっかり説明できました。<<え352み>>

おしゅこしゅさん(ういな/小5)の作文より(なび先生/12.3週)
 「同じ人間なんだから同じものを食べなければいけないのではなく、ちがうものを食べてもいいのでは?」【評】いろいろな国でいろいろな食べ物を食べていることを文化の違いとして認め合うことは、とても大事なことだね。

ゼロさん(うえお/小5)の作文より(なび先生/12.3週)
 ぼくはこんなことから文化というのはどこの国でも違っていて文化が違うとその国の仕組みも変わるということが分かったような気がします。【評】文化の違いが社会の仕組みの違いにつながるというのはとてもいいところに気づきましたね。

如奈さん(うおさ/小5)の作文より(ともち先生/12.3週)
 1番上には、星ではなく、大きなリボンをつけました。くみ立てて、かざりつけも終わったら、クリスマスツリーの下に、丸いせん路を作って、電車を走らせました。<評>すてきなクリスマスツリーだなあ。

■■光る表現(小6) 2003年1月2週号

茜さん(あろさ/小6)の作文より(ゆうこ先生/11.3週)
 今度イモほりをしてわかったことは、イモだって、よく日に当たって、近くにほかの植物がない方が大きく、たくさんなる、ということだ。【評】大事に育てたおイモの味は格別だったことでしょう!来年も元気に育ちますように……。

海亀航さん(いるせ/小6)の作文より(ウッチャン先生/11.4週)
 秋の昇仙峡は、夏の緑の山とは違い、紅葉で山が黄色や赤やオレンジだった。まるで山が燃えているようだった【評】大人が書いた小説の一説のようですね。情景がめに浮かびます。

琴恵さん(うえむ/小6)の作文より(うさぎ先生/11.4週)
 ひとそれぞれちがう食べ物が好きなんだとわかった。たとえ気が合う人でも、同じ食べ物が好きだとはかぎらないことがわかった。【評】ことわざ「たで食う虫も好き好き」につながる、大事なことに気がつきました。よくまとまっています。

DD51さん(あある/小6)の作文より(なび先生/12.1週)
 「「うまい」 とにかく自分で作った料理はおいしい! そう感じる人は多くないだろうか。【評】くふうされた書き出しですね。思わず「その通りだなぁ」と感じさせる力があります。

えりさん(あなふ/小6)の作文より(ももんが先生/12.1週)
 朝は、いそがしいけど大切です。朝ごはんを食べたり、顔を洗ったり…。なにしろ一日の始まりですから。一日の始まりは、その日の決め手。家で言うと、骨組みのところです。だから重要ポイント。【評】朝を、家を建てる時の骨組みにたとえたのは、おもしろいですね。骨組みは、一つでも手を抜いてしまうと、後からとても大変です。だから、忙しくても食事をきちんととって、元気に学校へ出かけて行ってくださいね〜!(^o^)

たこ焼きさん(いとつ/小6)の作文より(けいこ先生/12.3週)
 これはずいぶん前に思ったことだが、日本人はなぜすぐ「ガンバレ」や「ファイト」が励ましの言葉なのだろうか。わたしが思うには、「楽しめ!」のほうがよいと思う。日本人がいう「がんばれ」の意味がいまだにわからない。単に、なんでもがんばれをつけてしまうからだ。 評:「がんばれ!」を無責任に連発されても、言われた方は「何をどうがんばるのか」わからなくなってしまうし、「がんばっているよ!」と言いたくなるね。

咲恵さん(いなふ/小6)の作文より(ともち先生/12.3週)
 たくさんのことをいっぺんにしてしまおうと思わずに、少しずつやっていくことも大切なことの一つである。<評>来年もそのようにして充実した一年になりますように。

海亀航さん(いるせ/小6)の作文より(ウッチャン先生/12.2週)
 呼びに来なければ、その本を読み終わるまで動かなかっただろう。僕が思うにまるで催眠術がかかったような状態だったのだろう。 題名「夢の中へいってみよう!」【評】題名、表現力ともにBEST。このときの様子が目に浮かびます。

にわとりさん(やえ/小6)の作文より(メグ先生/12.3週)
 人間にとって、勉強とは、人生の階段の1歩なのではないか。人から押し付けられた勉強では前には進めないが、自主的にやる勉強では、1歩進めると私は思う。1歩1歩あきらめずに進んでいけば、いつか階段の上にある扉を開けるはずである。【評】その扉を開けるためにも勉強という名の階段をのぼっていこう!

■■光る表現(中1−社) 2003年1月2週号

MOMOさん(いたと/中1)の作文より(ぱんだ先生/11.3週)
 この現状を脱するための名言は『人が旅行するのは、到達するためではなく旅行するためである。』という言葉。つまり『人が文明を進歩させるのは、時間をたんしゅくするためではなく、よりよい生活を送るためである。』ということだ。◆評:「旅を楽しみこと」と「生活を楽しむこと」を重ね合わせた表現がうまい!ミヒャエル・エンデ作の『モモ』の話を挙げながら、現代の社会を批判した上で、ここにつなげています。「定められていない未来で生きよう!!」という前向きな気持ちがあふれています。

慶太郎さん(いむま/中1)の作文より(かすみ先生/11.4週)
 スポーツの試合などは、選手が注目されるが、一見目立たないスタッフがそれぞれの重要な役割を果たしているからこそ試合が成り立っているということを改めて感じた。(評)同感! 何事にも言えると思うけれど、全ての役割が果たされてはじめて成立するんだよね。華やかな側にまわる時も支える側にまわる時も、他の役割を果たす人への感謝の気持ちを忘れずにいたいね。素敵な文章をありがとう。

泰佑さん(あるい/中1)の作文より(スズラン先生/12.2週)
 (行列は平等意識を高める)並ぶのは、時間をとってしまうので、平等な行列に満足している人はいないかもしれない。しかし、その不満足感が、逆に、平等意識を高めることになっていると思う。:評:やっと自分の番になりそうというとき、平等を意識しますね。

こめさん(いせか/中2)の作文より(ゆうこ先生/11.2週)
 野生の動物は、病気になっても医者がいないために自分の体に気を付けて生活し、いろいろなことを自分の本能がささやいている声を聞き取って行動している。現在の人間は、それがとても鈍っている。ああしろ、こうしろ、これをしてはいけない、あれをしてはいけないというふうに、生活に制限を加えていくと、野生の本能がただでさえ鈍っているのにさらに鈍ってしまう。【評】私たち人間が本来持っている生きる力についてもう一度考えていきたいものですね。

A.Lさん(あそき/中2)の作文より(うさぎ先生/12.3週)
 もしも、古代の人々が個体意識で物を考えず、集団で物を考えていたら人類はここまで文明を築くことはできなかっただろう。なぜならば、集団で物を考えていたら、自分の利益を無理に求めようとしないため、人を支配したりしなかっただろう。しかし、自分の利益を追うと、人と争いが起き、争いに勝つために弓矢や槍、やがて投石器などの大型のものまで数々の道具や兵器を造りだしていく。こういう流れが現代まで続き、文明社会となっていったのだ。【評】固体意識が文明を発展させた因果関係をわかりやすい文章でまとめることが出来ました。

日本太郎さん(あねひ/中2)の作文より(クマのプーさん先生/12.2週)
 日本人はイエスとはっきりといっても、ノーとはっきりとは言わない。それは、相手に悪いと思ったり、よく、堂々と「いいえ」なんて言えるなあとか言われたりするといけないからだ。だが、それは日本人のいいところでもある。はっきり言われると傷つく事もあるし、ノーと言われたくない時もあるからだ。【評】実体験としてよくあることを、その理由を添えながらわかりやすく書き表す事ができましたね。

晃章さん(あらか/中2)の作文より(ウッチャン先生/12.2週)
 二つの文化の両立がこの先の国際社会では必要なのではないか。【評】近い将来、国際社会で活躍するときがくると思います。覚えておいてくださいね。

ちえぞーさん(いうね/中2)の作文より(ゆうこ先生/12.1週)
 失敗したことというのは、意外と後々まで残り、同じような問題に直面した時にその時のことを思い出すことができるようになるものだ。だから、私は二つの経験を大事にして、今後の人生に生かしていければ良いのではないか?と思う。【評】逆境にあるときの苦節は人を大きく豊かにしてくれることでしょう。

美絵さん(いさほ/中2)の作文より(クマのプーさん先生/12.3週)
 『私』という個体意識から『我々』という地球意識への脱皮は、今、この地球に住むすべての人々に求められている。〔評〕私⇔我々。個体意識⇔地球意識。このように言葉を対比させながら、広い見地からの意見を述べることができていると思います。

しっぽさん(ほし/中2)の作文より(メグ先生/12.2週)
 確かに、外国のように意見をはっきりと言おうという姿勢も、日本のようにおくゆかしくしようという考えも大切だが、一番重要なのは、この全く違った文化を理解することである。もし日本人が外国に行ったら、こいつははっきりしない奴だと思われてしまうかもしれないし、逆に外国人が日本に来たら、なんでもズバズバ言い過ぎだと感じてしまうこともあると思う。どちらもそれぞれの国では正しい考えだし、実際どちらかが間違っているとか、いけないというわけでもない。自分たちと全く違ったその文化に戸惑ったりしてしまうこともあるかもしれないが、相手の文化と自分の文化の違いをそれぞれ受け止めて、お互いに気持ちよく接していけたら良いと思う。【評】自分たちとは異なる文化を否定するのではなく、積極的に理解していこうとする寛大な気持ちを忘れてはいけないね。

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