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  2月11日(火)は、休み宿題
  日本一のオンラインスクールを目指して
  プログラミング教育の目標は、ウェブ作成とデータベース
  低価格で高機能のノートパソコン
  作文を上達させるコツ
 
言葉の森新聞
2020年2月1週号 通算第1597号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
2月11日(火)は、休み宿題
 2月11日(火)は、休み宿題です。
 先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日9時~19時50分、土曜9時~11時)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/
日本一のオンラインスクールを目指して
 言葉の森はこれまで39年間、電話通信を中心とした個別の作文指導を専門に行ってきました。

 その作文指導の蓄積の上に、さらに子供たちの思考力、創造力を育てるために、創造発表クラスや自主学習クラスの運営も開始しました。
 また、作文の学習を友達との交流の中で行えるように、電話指導と並行して少人数クラスの運営も開始しました。

 オンラインクラスで作文読解、創造発表、自主学習の指導が行えるようになったことにより、言葉の森はこれまでの作文指導専科の教室から、全教科をカバーするオンラインスクールへと組織を飛躍させることにしました。

 ウェブ会議システムを使ったオンラインスクールは、全国でもまだほとんど例がないと思います。
 しかも、学習内容が、国語・算数数学・英語などの教科の学力向上だけにとどまらず、思考力、創造力、表現力など、従来の教育機関がなかなか取り組めなかったものを中心にしていることから、言葉の森オンラインスクールの教育は、未来の新しい教育を志向するものになっています。
 言葉の森は、このオンラインスクールを、今後日本一のオンライン教育機関として発展させていきたいと思っています。
 
■言葉の森オンラインスクールのおすすめのコース

 初めて受講される方におすすめのコースは、(1)通信個別指導の作文読解コース(受講料8,800円)です。読む力、書く力、考える力はあらゆる学力の基礎で、しかも言葉の森の作文学習は高校3年生まで続けることができるからです。

 通信個別指導で、担当の先生による作文の学習に慣れてきたら、(2)通信オンラインクラスの自主学習コース(3,300円)の受講をおすすめします。通信オンラインクラスでは、毎回、読書紹介又は暗唱練習があるので、読書や暗唱の習慣がつきます。
 自主学習コースは、作文読解コースと併用せずに単独で自主学習コースだけを受講することもできます(自主学習コース単独受講5,500円)。
 自主学習コースの基本は個別指導なので、生徒の実力や要望に合わせた指導が行えます。

 通信オンラインクラスでの受講に慣れてきたら、(3)通信オンラインクラスの創造発表コース(3,300円)円の受講をおすすめします。通信オンラインクラスでは、毎回、読書紹介又は暗唱練習があるので、読書や暗唱の習慣がつきます。
 創造発表コースは、作文読解コースと併用せずに単独で創造発表コースだけを受講することもできます(創造発表コース単独受講5,500円)。

 毎週の言葉の森の勉強サイクルに慣れてきたら、毎日の勉強の習慣をつけるために、自主学習コースの回数を増やすことができます。(作文読解コース受講と併用する場合の受講料は「3,300円×曜日数」。単独受講の場合は「5,500円×曜日数」)
 通信個別指導で作文の勉強の流れがつかめたら、通信オンラインクラスで他の生徒と交流する形の作文読解コースに切り替えることができます。
 コースの選択は自由ですので、いつでもご相談ください。
プログラミング教育の目標は、ウェブ作成とデータベース
 プログラミングの勉強をするのがなぜいいかというと、それは自分で工夫のできる創造性のある面白い勉強ができるからです。

 他の教科の勉強も、本質的には面白いものですが、アプローチの単調な登りの時間がかなり長く、自分で工夫ができる尾根にたどり着くまでにくたびれたり飽きたりしてしまいます。
 だから、子供たちにとって、ほとんどの勉強は面白くないのです。

 ところが、プログラミングの勉強は、比較的短い習得期間で、すぐに自分の自分なりの工夫ができるようになります。
 これはゲームの面白さとも共通しています。アプローチが比較的短く、工夫できる余地が多くあるという面白さです。

 ところが、プログラミングを仕事として行うのは、面白さとはほとんど無縁の世界です。
 プログラミングは、それ自体を仕事や目的として行うものではなく、自分の個性を生かすツールとして行うものなのです。

 では、子供たちの面白い勉強としてのプログラミングは、これからどういう方向で進めたらいいのでしょう。か。
 プログラミングの教育には、今いくつかの方向があります。
 ひとつは、ロボットプログラミングという方向です。
 また、スマホアプリを作るという方向もあります。
 その一部で、ゲーム作りという方向もあります。

 しかし、よく考えてみると、ロボットにしても、スマホアプリにしても、ゲームにしても、それらは実は多様性がかなり限られている分野です。
 しかも、自分が作ろうと思うようなものは、大抵はもっと優れたものが製品として出されています。
 すると、二番煎じのようなプログラミングをやることになり、しかもそれは製品版の劣化バージョンのようなものにしかなりません。
 こういうプログラミングを面白いと思う人は少ないでしょう。
 だから、プログラミングは、ロボット作りやゲーム作りなどの方向を目指して取り組むのではないのです。

 では、プログラミング教育は、何を目標にしたらいいのでしょうか。
 私はまず、人間は先に自分の個性を発揮したいものがあって、そのためのツールとしてプログラミングが使えるようになるべきだと思います。

 プログラミング自体は、個性でもなんでもありません。
 あるいは、プログラミングで個性を出すようなところまで行くには、かなり限られた専門的な高度な知識が必要になります。

 自分の個性が先にあって、それを表現するツールとしてプログラミングがあると考えるのです。
 そして、やがてプログラミングを学習した子が成長して大きくなり、自分の個性的な仕事をするようになったとき、その仕事を生かすためのツールとしてプログラミングの技術があると考えていくのです。

 そう考えると、今はどのような仕事をする場合でも、ウェブからの発信が必要になります。
 その基礎として、インターネットの仕組みを知っている必要もあります。
 さらに、仕事には数値的なものが必ず入ってくるので、データベースの管理が必要になります。

 このウェブ作成とデータベースの管理ができれば、オフィス製品で提供されているワード、エクセル、パワーポイント、アクセスなどの機能は、すべて自前で自分の必要にあったものが作れるようになります。

 プログラミングの最初の導入部分は、ロボットやゲームでもちろんいいのですが、その先にあるものは、より発展したロボットやより発展したゲームではなく、ウェブ作成とデータベースの管理というふうに考えていくといいと思います。
低価格で高機能のノートパソコン
 Zoomを利用する環境として、これまで低価格で動作の速いクロームブックをおすすめしてきましたが、難点はZoomの表示が英語だったことです。

 そこで、クロームブックと同程度の価格で、高機能のパソコンがないか探してみました。
 選んだのは、「jumperEZbookX7」で、メモリ8GB、256GBSSD、Win10で43,000円でした。
 まだ使用期間が短いので確実なことは言えませんが、Zoomの表示も日本語で、今のところこれがいちばんおすすめになりそうです。

 ただし、初期設定が英語キーボードなので、次のような設定のし直しが必要になります。
1.「JumperEZbookX3専用キーボードカバー」を別途購入する。(1,180円)

2.パソコンの設定から、時刻と言語を選択する。
3.地域と言語を選択し、日本語のオプションをクリックする。
4.ハードウェアキーボードレイアウトで、「レイアウトを変更する」をクリックする。
5.「英語キーボード(101/102キー)となっているところを、「日本語キーボード(106/109キー)に変更する。
6.再起動する。
参考ページ「JumperEZbookX3のキーボードを正しく割り当てる方法!」
https://ongakuriron.com/jumper-ezbook-x3-key

 子供専用のZoom用パソコンを検討されている方は参考にしてください。
 ウィンドウズパソコンなので、ウイルス対策ソフトが別途必要です。
 ウイルス対策ソフトは、ソースネクストのZEROウイルスセキュリティ(1,780円)が更新の必要がないのでおすすめです。

 なお、この記事に関連して、もっといいパソコンや周辺機器やソフトの情報をご存知の方は、コメントをお寄せください。


                                       
 
作文を上達させるコツ
 作文を上達させるコツは、何しろ長く続けることです。
 小学生のころに表現も内容も今一つだと思われていた子が、作文の勉強を続け、中学生になり高校生になると、最初のころとは見違えるほど上手に書けるようになっていることがあります。
 それは、長文を読んで感想文を書く練習を地道に続けていった成果なのです。

 しかし、このような形で文章力が上達しない子もいます。
 その子たちは、小学生の中学年の段階で、書くことが次第に苦しくなり、続けられなくなってしまう子です。

 続けられなくなるいちばんの原因は、周囲の人、先生やお母さんやお父さんが、その子の作文を早く上達させたいと思って、書くたびに注意をしたり直したりしてしまうことによってです。

 注意する大人の側は、ほんのちょっとひとことしか注意していないように思っていても、子供にとっては、いつも注意されているという感覚で聞いていることが多いのです。

 子供の作文を直すと、確かにそのときは作文が少し上手になったように見えます。
 しかし、子供の立場に立ってみると、せっかく一生懸命書いた作文の、その一生懸命書いたこと自体は評価されずに、自分が予想していなかったようなところで注意を受けて直されるということになっているのです。

 このような注意が続くと、それがたとえ善意の注意であっても、子供は作文を書く前から、「今度も、何かを書いたら欠点を見つけて直される」と思ってしまうのです。

 だから、子供の作文は、よく書けたところを褒めるだけにして、その一方で長文の音読を毎日続け、読むく力をつけることによって書く力を伸ばしていくという方法をとることが作文と勉強の鉄則です。

 この、「作文を褒めて、読む力をつける」という方法とは別のもう一つの方法は、子供どうしの関係の中で作文を書くことです。
 小学校4年生ぐらいから、子供は、親や先生という大人から自立し、子供どうしの関係を重視するようになります。その子供どうしの関係の中で作文を書いていくのです。
 オンラインのクラスの中で作文を書くと、友達と交流をする時間があるので、作文を書く勉強が自然なことのように感じられてきます。

 作文を書くという機会は、普段の学校生活の中ではあまりありません。
 まして友達どうしが作文を発表しあうというような機会は、ほとんどないと言っていいでしょう。

 小学校3、4年生は、作文が最も楽しく書ける時期で、読書も最も進む時期です。
 この時期に、子供の作文や読書を親がコントロールするのではなく、友達関係の中でのびのびと読書と作文を進める工夫をしていくことが大事になります。

 オンラインクラスでの勉強の中心は、それぞれの生徒が自分が準備してきたことや両親に取材してきたことを発表することです。
 作文の勉強は、書いたあとの添削の中で行われるのではなく、書く前の準備の中で行われるのです。

 作文の勉強が思うように進まないと思っている人は、ぜひオンライン学習の体験をして、みんなの中で一緒に作文を書くという勉強の仕方を検討してみてください。
 
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