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  【重要】9月1週は次学期の進度の参考にする実力試験
  【重要】9.1週の作文はファクスでも受付
  【重要】ご質問やご相談は掲示板で自由に。分野別の貴重な情報も掲載
  掲示板の紹介――読書、遊び、小1作文、公立中高一貫校、家庭学習、中学生の勉強、帰国子女
  頭をよくする作文の勉強法(1)――最初の目標は、書くことが苦にならなくなることだが
  受験コースのアンケートから(その3)
 
言葉の森新聞 2016年9月1週号 通算第1433号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
【重要】9月1週は次学期の進度の参考にする実力試験
 9.1週は、7月からの勉強の実力を見て、10月からの進度の参考にする実力試験として行います。
 ただし、7月以降に受講を開始された方は、9.1週の試験の結果にかかわらず原則として自動進級します。
【課題】 課題は9.1週の作文又は感想文の課題です。
【評価】 課題フォルダの構成・題材・表現・主題の★印と字数が全部できていることが評価の基準になります。(表現の項目などで二つ以上の項目が指定されている場合はどちらかができていればその項目は◎です)。キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いてください。項目を入れたところには、項目マークを必ず書いておいてください。
【時間】 時間制限はありませんが、参考のためにかかった時間を作文用紙に記録しておいてください。時間は、課題を見てから書き終えるまでの時間です。作文検定試験では、時間制限も条件になります。
【締切】 作文実力試験の提出締切は、9月8日ポスト投函までです。
【重要】9.1週の作文はファクスでも受付
 9.1週に限り、ファクスによる提出も受け付けます。ファクスでの提出期限も9月8日です。ただし、ファクスで提出をする人は、事前にメールアドレスを登録しておいてください。
1、ファクスが正常に送信できているかどうかは、24時間以内にメールと検索の坂で連絡をします。正しく送信できたかどうかを必ずご確認ください。
2、連絡用のメールアドレスは、検索の坂の「ペンネーム 変更」というところで登録できます。既にメールアドレスが入っている場合は、そのアドレスが登録されています。
3、ファクスで送られた作文は、作文の丘にJPGでアップロードされます。作文の返却はありませんが、添削された作文は山のたよりに表示されます。
【重要】ご質問やご相談は掲示板で自由に。分野別の貴重な情報も掲載
 言葉の森には、分野別の掲示板(オープン教育掲示板)や、SNS(FacebookグループとGoogle+コミュニティ)が多数設置されています。
 これらを利用して、お子様の勉強などに関する質問や相談はいつでも自由になさってください。
 また、言葉の森新聞やホームページの記事に載らない分野別の貴重な情報も、これらの掲示板やSNSに随時掲載しています。
 掲示板とSNSの一覧表は、下記のページに掲載されていますので、ぜひご利用ください。
 なお、オープン教育掲示板に載せた最新の記事のタイトルは、言葉の森のホームページにも表示されるようにしています。
 
掲示板の紹介――読書、遊び、小1作文、公立中高一貫校、家庭学習、中学生の勉強、帰国子女
 言葉の森のオープン教育掲示板には、ホームページや言葉の森新聞に載せきれない記事を分野別に掲載しています。これらの掲示板上では、ご意見、ご質問、ご相談も受け付けています。 http://www.mori7.com/ope/
 また、FacebookとGoogle+には、掲示板と同名のグループ、コミュニティもあります。
 参加を希望される方は、それぞれFacebook、Google+内で掲示板名を検索をしてください。
読書の好きな子になる庭(HP)
http://www.mori7.com/ope/index.php?k=3
親子で遊ぼうワンワンワン
http://www.mori7.com/ope/index.php?k=4
小1からの親子作文(HP)
掲示板紹介――小1親子作文、公立中高一貫校
http://www.mori7.com/ope/index.php?k=65
公立中高一貫校の研究(HP)
http://www.mori7.com/ope/index.php?k=106
家庭学習のすすめ(HP)
http://www.mori7.com/ope/index.php?k=45
(つづく)
頭をよくする作文の勉強法(1)――最初の目標は、書くことが苦にならなくなることだが
 作文の勉強をしていて、将来どういうメリットがあるかというと、書くことが苦にならなくなるということです。
 どんなに苦手な子でも、何年間も毎週600字から1200字の作文を書いていると、いざ何かを書かなければならなくなったというときも、気軽に書き出せるようになります。
 勉強というのは、すべてこの「苦にならなくなる」が基本です。
 例えば、数学の勉強をするのも、将来物事を数学的に考えることが苦にならなくなるためです。そうすれば、必要に応じて、数学を使うときにはすぐに使えるようになります。
 逆に、数学的に考えることを苦痛に感じる人は、どうしても数学的なことを避けるようになります。すると、物事への対応の仕方がやはり限られてくるのです。
 英語でも同じです。英文を読むのを苦にならなくなるというのはかなり大変ですが、ある程度は読めるということまでいけば、必要に応じて英語で書かれたものでも、読むことができます。
 これも、逆に英文を読むのを苦痛に感じるということであれば、最初からそこを避けるようになるので自分のできることの可能性が限られてくるのです。
 今、プログラミング教育に関心を持つ人が増えていますが、このプログラミング教育についても、教育の基本目標は同じです。
 物事をプログラミング的に処理することが、苦にならなくなるというレベルまで行けば、必要に応じて自分で簡単なプログラムを書くことができます。
 もし、そうでなければ、人に頼むようになりますが、大きな仕事ならともかく、日常のちょっとした手直しなどはいちいち人に頼むわけには行きません。
 ちょうど、自動車の運転と同じです。ちょっと近くに出かけるときに、自分に運転の技術があれば気軽に行くことができます。
 運転は、タクシーでも、バスでも、他の人に頼む形でもできないことはないのですが、自分でできれば便利なことがかなり増えるのです。
 作文も、数学も、英語も、プログラミングも、自動車の運転も、それが人よりも得意になってそのことを仕事の中心にするためにやるのではありません。そういう人ももちろんいるでしょうが。
 得意になるというよりも、自分が何かやるときに、そういう技能を苦もなく使えることが、自分の可能性を広げるからその勉強をするのです。
 そして、この「苦にならなくなる」という最低限の基準を満たした上で、更に高い目標を考えるときに出てくるのが、作文の場合は、「頭をよくする」ことなのです。
 しかし、その「頭をよくする」話の前に、もう少し「苦にならなくなる」の話をすると、その「苦にならなくなる」ためにまず第一に重要なのは、続けるということです。
 ここを多くのお母さんや、先生が誤解してしまうところです。
 大人が、子供の作文を見るときに、その作文の評価だけなら誰でもできます。特に、小学校低学年の生徒の作文であれば、直すところは山のようにあるのが普通です。
 そこで、すぐ直す指導をしてしまう人が多いのです。
 これは、通信教育で作文の指導を受ける場合は、更にその度合いが大きくなると思います。通信教育の場合は、作文を書き上げたあとに、評価をするからです。
 欠点のある作文を見れば、事後的な評価であれば、それを直さざるを得ません。すると、作文を苦手だと思っている子ほど、直される注意されることが多くなるのです。
 作文の評価は、大人であれば簡単にできます。直すことも簡単にできます。
 しかし、間違いを直すことは、教育というものとは少し違います。
 ただ間違いを直して注意するだけであれば、受験を前にした切実な向上心を持っているような子でないかぎり、その直されることで作文に対する苦手意識が更に強くなっていきます。
 そして、その結果、作文が苦手な子ほど、作文の勉強を長く続けることができなくなるのです。
 だから、直すことは、直す人の自己満足に過ぎず、直される子の立場に立った教育というものではないと言えるのです。
 ところが、言葉の森はこういう直す指導をしません。直すことはもちろん直しますが、直す以外の指導を重点にしているから、苦手な子でも長く続けることができ、その結果書くことが苦でなくなるという目的まで達成することができるのです。
 そして、言葉の森では、更に、「苦でなくなる」より先の段階である、「書くことが好きになる」や「頭がよくなる」までの指導をしているのです。(つづく)
受験コースのアンケートから(その3)


(つづく)
 
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