言葉の森新聞 編集用
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  12月23日(月)と1月1日(水)2日(木)3日(金)4日(土)は休み宿題(再掲)
  【重要】自習検定試験はウェブで問題を表示し
答えを入力してください(12月22日~28日)

  新学期の教材を発送しました
  12月の作文送信は28日(土)までに
  第4週は清書。幼稚園生は作文
   清書の意義と方法
   清書の投稿
   手書き清書の送り方
  読解問題の答えの書き方、送り方
  パソコン入力清書の送り方
  ロボットプログラミングの発展は、ハードの魅力にかかっている
  来年受験生になる人のための勉強法(高校生用)
  国語の苦手な子の原因と対策のエッセンス
  勉強を進めるための4つの見方
  競争の現実よりも、創造の未来
 
言葉の森新聞 2013年12月4週号 通算第1302号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
12月23日(月)と1月1日(水)2日(木)3日(金)4日(土)は休み宿題(再掲)
 12月23日(月)と1月1日(水)2日(木)3日(金)4日(土)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前9時-午後7時50分。電話0120-22-3987)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/
 オープン教育の掲示板「森の予習室」に学年別の予習のヒントが載っています。
【重要】自習検定試験はウェブで問題を表示し
答えを入力してください(12月22日~28日)
 自習検定試験(無料)を申し込まれた方は、12.4週(12月22日~12月28日)の間に、ウェブで問題を表示し答えを入力してください。(通学教室の生徒は12月4週に教室で検定試験を行います。通学生で12月4週に欠席される方は自宅からウェブで入力してください。)ただし、検定試験を行うのは事前に試験を申し込まれた人のみです。
「自習検定試験のページ」
http://www.mori7.com/jks/
 上記の自習検定のページで、生徒コードとパスワードを入れると、試験問題が表示されます。
 答えを入力し送信ボタンを押すと、その場で採点され点数が表示されます。答えは、生徒ではなく保護者が入力するようにしてください。どの試験も数分で終わる簡単なものです。
 なお、この自習検定は、漢字、英語、算数数学、長文の4分野について、今後毎月第4週に実施する予定です。
新学期の教材を発送しました
 新学期の教材を12月16日(月)~17日(火)に発送しました。
 国内の生徒で25日になっても届かない場合はご連絡ください。
12月の作文送信は28日(土)までに
 12月29日(日)、ホームページのデータが一斉に入れ替わります。インターネットを利用して作文を送っている方は、12月の課題を12月28日(土)までに「作文の丘」から送信してください。それ以降は正しく送信できなくなります。
第4週は清書。幼稚園生は作文
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は、読解マラソン集の読解問題をしてください。
清書の意義と方法
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
清書の投稿
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●朝日(あさひ)小学生新聞の投稿先
 104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
(毎日(まいにち)小学生新聞は、作文よりも俳句を中心に掲載しているようです。) 
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
手書き清書の送り方
 手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。 
 手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。
読解問題の答えの書き方、送り方
 清書が早く終わり時間に余裕のあるときは、読解マラソン集で読解問題をしてみましょう。
 読解問題は、小学校高学年以上の生徒が、国語の選択式問題のコツをつかむために作られています。高校生の場合は、センター試験などの選択式問題と同程度の問題です。ですから、小学校4年生以下の生徒は、無理に読解問題に取り組む必要はありません。
 問題を解く時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。適当に全問やっても勉強にはなりません。じっくり取り組める範囲で取り組んでください。
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
パソコン入力清書の送り方
 4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
 パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
ロボットプログラミングの発展は、ハードの魅力にかかっている
 ロボットプログラミングは、たぶん将来子供たちの楽しい遊びになるでしょう。そこで、物づくりの楽しさや理数系の興味が育つようになるでしょう。
 しかし、今はまだハードもソフトも、そこまでの受け皿ができていないように思います。ハードは、プラモデル作り程度、ソフトはお絵かきソフト程度のレベルなのではないでしょうか。(両方合わせてラジコンカー程度)
 もちろん、導入部分はそのようなものでいいのです。しかし、導入部とその後の本格的な取り組みとの間にかなりギャップがあるように思います。
 ハードが子供たちの遊びにたえられるようになるには、もっと機敏な動作ができるようになる必要があります。近い将来、自分で重心を調整して走る二足歩行のプログラムユニットが安価に提供されるようになるでしょう。あるいは、周囲とぶつからないように空中を自由に飛ぶ飛行ユニットが開発されるようになるでしょう。
 ハードがそのように魅力的なものになれば、プログラミングのハードルが高くなっても、がんばって先に進む子は増えてきます。
 言葉の森でも、いずれこのロボットプラグラミングに取り組みたいと思っています。言葉の森がロボットプログラミングに取り組むときは、まず仕事に使えるレベルにすることを考えています。例えば、教室で子供が、「先生、消しゴムがない」と言ったら、「ロボちゃん、消しゴム取ってきて」「ハイ、ピューン」という感じです。これは、名犬ゆめ(教室のペット犬)でもがんばればできそうですが。
来年受験生になる人のための勉強法(高校生用)
 まず志望校の過去問を見て、答えを先に書き込んで眺めてみます。すると、これからの1年で自分がどういう勉強をすればいいのかという方向が見えてきます。遠くにある目的地の方向を見定めることがまず第一で、その次に出かける準備をするのです。
 準備とは、受験勉強の仕方の本を読むことです。先人の知恵をしっかり借りるのです。
 そういう本は、大きい書店の参考書のコーナーの片隅に、目立たない形でしかしかなりたくさん置かれています。アマゾンで探せば、芋づる式にそういう受験勉強法の本が見つかります。何かを始めるときに参考のために読む本の基準は10冊と考えておくといいでしょう。志望校に合格した人の体験記などがあれば、それももちろん購入します。
 そのあと、これからの1年間で自分が取り組む参考書と問題集を選びます。ここでは、出費は惜しみません。丸1日かけてじっくりと、参考書や問題集を実際にやる分よりも多めに選びます。
 実際に勉強を始めてみると、自分に合ったものがわかってくるので、次第に1種類に絞るようにします。その1種類を5回繰り返してやることを目標にします。受験勉強がスタートしてからも、時々過去問に戻って、自分の勉強の軌道修正をしていきます。
 受験勉強は、人生の一大イベントです。このイベントにどう取り組むかということが、その人のその後の人生のさまざまなイベントに取り組むひとつのパターンとなります。大事なことは、自分で試行錯誤しながらやっていくことです。
 もちろん、塾や予備校の力を借りてもいいのです。しかし、その場合でも、最初にあるのは自分の基本方針だということを忘れないようにしていきましょう。
国語の苦手な子の原因と対策のエッセンス
 国語の苦手な子が増えているようです。
 その原因は、
1、「国語なんて、誰でも自然にできるのだから」
2、「努力しないとできない算数や英語に力を入れて」
3、「ほかにも、バランスよく音楽やスポーツにも力を入れて」
4、「国語については、一応問題集をやっていればいい」
という勉強の仕方をしてきたからだと思います。
 本当は、
1、国語は自然にできるものではなく、毎日の生活の中で読書や対話を充実させることがカギで、
2、算数や英語は、国語力があればあとからでも間に合うので、無理に難しいことをしたり先取りしたりする必要はなく、
3、音楽やスポーツは枝葉で、子供の人生の幹は学問と考え、
4、問題集で力がつけようとするのではなく、読書と対話で力をつける。
という考え方をしていくことが大事なのです。
 もちろん、問題集にも活用の仕方はあります。
 それは問題を解くのではなく、問題文だけを読書と同じように読んでいくことです。
 このやり方なら、問題を解くときと比べて何倍も早く国語力がつきます。
勉強を進めるための4つの見方
その1、量。
 ある程度の時間をかけることは必須です。
 勉強が苦手だという子のほとんどは、ただかけている時間が少ないだけです。
その2、質。
 時間をかけているわりに成果が上がらない子は、無駄の多いやり方をしています。
 例えば、簡単にできる問題を何問も解き、はた目には勉強しているように見えてもただの作業になっているような場合です。
その3、環境。
 勉強する以前の環境作りも大切です。
 例えば、テレビやゲームの時間には明確なルールがなければなりません。
 ルールを守ることが難しい場合は、捨てちゃうことです(笑)。
その4、想念。
 「勉強は、誰でもやればできるようになる。人間には、皆その能力がある。早くできるかちょっと時間がかかるのか違いだけ」
 そういう確信を親がまず持つことです。
競争の現実よりも、創造の未来
 現実の競争に目をむけるのではなく、未来の創造を目指すこと。
 今の世の中には、まだせちがらい競争が数多く残っています。0.1秒差や1点差を争うような競争で、勝者と敗者を分けるよりも、大した差がなければみんな勝者にすればいいし、敗者もいつでも敗者復活戦に出られるようにすればいいのです。
 今の目先のことを考えると、競争というものが大きな壁に見えてきます。しかし、未来から見てみれば、その壁に見えたものは、風が吹けば倒れてしまう張り子の壁なのです。(そういう言葉があるかなあ)
 しかし、単に競争がない平和な世界は、怠惰な安逸と紙一重です。人間は、イルカやクジラと違って、平穏な世界にはすぐに飽きて退屈します。
 そこで求められるのが創造です。競争の興奮よりも更に大きな感動を呼び起こす創造を、すべての人が携えて生きるのが未来の社会の姿です。
 だから、今の子育ての大きな方向は、子供の創造性を育てることにあるのです。
▽関連記事
「第三の矢は、エネルギー、農業、育児、観光。第四の矢は、創造教育。」
http://www.mori7.com/index.php?e=1895
 これからの新しい教育の目的は、人間の創造性を育てることです。
 これまでの教育は、機械の部品のようにきちんと働く労働者を育てることを主な目的としていいました。これからは、新しいものを作り出す人を育てることが教育の主要な目的になります。
 例えば、ノーベル賞級の学者、自分で会社をおこす起業家、新しい芸術や文化のジャンルの創始者などです。これらの創造的な人が続々と現れる日本を作ることが、教育の目的になるのです。
 
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