言葉の森新聞 編集用
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  12月23日(金)1月9日(月)は休み宿題
  12月の作文送信は28日(水)までに
  新学期の教材を発送しました
  12月29日(木)〜1月3日(火)は休み
  4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文
   読解問題の答えの書き方、送り方
   手書き清書の送り方
  パソコン入力清書の送り方(図解)
  受験作文での複数文章課題(再掲)
  この1年をふりかえって
 
言葉の森新聞 2011年12月4週号 通算第1205号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
12月23日(金)1月9日(月)は休み宿題
 12月23日(金)、1月9日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前9時~午後7時50分。電話0120-22-3987)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/index.php
 「ヒントの池」 http://www.mori7.com/mine/ike.php

12月の作文送信は28日(水)までに
 12月29日(木)、ホームページのデータが一斉に入れ替わります。インターネットを利用して作文を送っている方は、12月の課題を12月28日(水)までに「作文の丘」から送信してください。それ以降は正しく送信できなくなります。
新学期の教材を発送しました
 新学期の教材を12月16日(金)~19日(月)に発送しました。
 国内の生徒で26日になっても届かない場合はご連絡ください。
12月29日(木)〜1月3日(火)は休み
 12月29日(水)から1月3日(月)まではお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。
4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。項目シールは、予備のものを使ってください。
 小学1年生以上の生徒は、読解問題と清書を行います。読解問題の時間がかかるため清書の時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。
読解問題の答えの書き方、送り方
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。(下図参照)
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます。(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
http://www.mori7.com/marason/ki.php
 
▼作文用紙に答えを書く場合 ▼読解マラソンのページから答えを送信する場合(この場合作文用紙に答えを書く必要はありません)
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4. 5.
手書き清書の送り方
 手書きの清書は、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合、先生に郵送などで送る必要はありません。
パソコン入力清書の送り方(図解)
 4週の清書は、手書きで清書をした人も、パソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することができます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
 
1.言葉の森のホームページから「作文の丘」に行きます。(どちらでも同じです) 2.生徒コード、パスワード、課題の月週、題名を入れ送信します。
3.本文の欄を右クリックし、書いた作文を貼りつけ送信します。 4.確認の画面が出るので、もう一度送信ボタンを押します。(送信終わるまで数分かかります)
5.送信し終わったあと数分待つと、森リン採点のリンクが出てくるのでクリックします。 6.送信ボタンをもう一度クリックすると、森リンの採点が表示されます。
受験作文での複数文章課題(再掲)
 受験に作文を課す学校が増えています。受験作文は、最初の年は単純な題名課題で始まることが多いようです。例えば、「これまでの学校生活での思い出」とか「私がこれまでにがんばったこと」などの題名です。
 こういう題名でも、受験生の作文力には差が出ますが、すぐに受験生が課題に対して準備をしてくるようになります。すると、ほとんどの受験生の実力が向上するので、採点する側は点数をつけるのが大変になります。
 そこで、次第に難しい課題になります。題名課題よりも難しいのは感想文課題です。文章を読ませてそれに対して感想を書かせる形は読解力も要求されるので、題名課題のときよりも書くのが難しくなります。しかし、それでも要領のいい生徒は、課題文のキーワードを引用しつつ自分なりに準備してきた材料で書いていくことができます。
 本当は、作文の課題を一つだけではなく複数出すようにすれば、実力の差はもっとはっきり出てきます。しかし、そのやり方では採点の負担が大きくなりすぎます。昔、東大の後期試験で小論文課題を出していたことがありました。最初は単純な課題でしたが、だんだん文章を読ませる複雑な形になり、複数の小論文を書かせる形になりました。しかり、やはり採点者の負担が大きすぎたのでしょう。この小論文試験は廃止になりました。
 感想文の課題をもっと難しい形にしたものが、複数の文章を読ませて感想を書かせる感想文です。Aの文章とBの文章を読ませて、その両者に共通する点と相違する点を自分なりに整理してかくのですから、内容を理解していないと書けません。また、ただ一つの文章を読ませる感想文課題では、キーワードを入れれば何とか書けますが、複数の文章課題ではキーワードだけではなく複数の文章の内容を組み合わせないと書けません。この複数の文章による感想文課題が、受験作文の主流になっています。
 では、複数の感想文課題に対する書き方はどのようにしたらいいのでしょうか。以下の説明は、ちょっとレベルの高い書き方です。
┏━C━┓
┃A・B┃
┗━━━┛ AとBの二つの文章があったとします。二つの文章が共通している話題をCと考えます。
 Cという分野に関して自分の考えcを決めます。
 Aの文章のキーワード(又はキー概念)をaとします。
 Bの文章のキーワードををbとします。
 作文は、自分の考えであるcを通常の題名課題を書くのと同じ要領で、「説明→展開1→展開2→まとめ」と書いていきます。
 その展開1と展開2の部分にaとbを盛り込みます。
 つまり、作文の中心になるのは自分の考えcであり、そのcを補強するものとしてaとbを使うという考え方です。
 こういう書き方はレベルが高いので、採点する側にそのように書いたということがわかるようにする必要があります。そのために、AとBの文章のキーワードを意識的に使っていくのです。
この1年をふりかえって
 今年の言葉の森新聞は、この1205号が最後になります。新年は、1206号からです。毎週定期的に発行しているので、1205週、つまり25年間も気長に発行していたことになります。
 さて、今年は、大きな変化が二つありました。
 一つは、言葉の森が5月からfacebook活用の取り組みを始めたことです。
 もう一つは、9月から森林プロジェクトという新しい企画を始めたことです。

 言葉の森が、初めて1970年代に作文教室を始めたとき、全国に作文教室という名前のものはありませんでした。
 言葉の森が、初めて1990年代にホームページを開設したとき、全国でホームページを作っている学習塾はほとんどありませんでした。
 その後、言葉の森が初めてPHPとMySQLで動的ページを作ったとき、そういうことをしているサイトはほとんどありませんでした。
 また、言葉の森は、オリジナルな形では初めて日本語の作文小論文自動採点ソフトを作り特許を取りましたが、そういうところはまだほとんどありません。
 言葉の森は、何でも独自に行うので初めてのことが多いのです。

 その言葉の森が、新たに初めてのこととして取り組んでいるのが、facebookの活用と森林プロジェクトの企画です。
 現代という時代の変化の特徴をひとことで言えば、マスの時代の終焉です。しかし、それは、単に昔ながらの古い手工業の時代に戻ることではありません。
 ネットを使い、時空の制約を超えた新しい手工業が、経済、政治、文化、教育、コミュニケーションなどのさまざまな分野で生まれてくるのです。
 この時代は、今、切り口の仕方によっていろいろな名前で呼ばれています。クラウド、メッシュ、シェア、ソーシャルなどです。99%という言葉も、この中に入るかもしれません。
 私は、それを自助の文化の復活と考えています。つまり、社会のあらゆる面で、ひとりひとりの個人が主人公として主体的に物事に関わるようになってくるのです。
 これは、教育についても同様です。そして、そういう教育の中で育った子供でなければ、これからの未来を切り開けないと思います。
 今年は、そのための土台作りの年でした。来年は、新しい教育の方向を提案していきたいと思っています。
 
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