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  11.4週に電話面談(再掲)
   受験コースの人は面談なし。説明を希望される方は教室へ
   月曜の生徒は電話面談を12月22日(月)に
   港南台教室の面談予定表
  11.4週は清書
  11月24日(月)は休み宿題
  読書ができるようになりました!(小2父母より)
  自習で読む力がつく(教室より)
 
言葉の森新聞 2003年11月4週号 通算第821号
文責 中根克明(森川林)

11.4週に電話面談(再掲)
 11.4週の清書の週に、電話面談を行います。
 これまでのお子様の勉強の様子や今後の勉強の進め方などを説明いたします。
 このため、11.4週は、清書の説明は簡単に済ませ、面談を中心にお話ししますので、よろしくお願いいたします。
・清書の説明などで時間がかかる場合は、面談は別の日にすることがあります。
・電話の時間帯に保護者様がご不在の場合は、面談は別の日にいたします。(したがって、電話面談のために時間を空けてお待ちいただく必要はありません)
・講師の方でお電話の時間がとれない場合、お手紙などで代替させていただくことがあります。
・電話の時間は10分以内ですのでご協力ください。時間が短いために充分にお話しできない部分は、後日教室から補足のお電話をいたします。
受験コースの人は面談なし。説明を希望される方は教室へ
 現在、受験コースで勉強している方は、11.4週も通常の授業を行うため電話面談の時間がとれません。ご都合のよいときに教室に直接お電話をしてお聞きください。(平日8:30〜20:00)
月曜の生徒は電話面談を12月22日(月)に
 先週の言葉の森新聞11月3週号で、11.4週に電話面談を行う旨ご連絡しましたが、月曜日の生徒は、ちょうど11月24日(月)が休み宿題にあたりますので、12.4週の12月22日(月)に面談を行います。ただし、先生の都合により日にちが前後することもありますのでご了承ください。
港南台教室の面談予定表
 港南台教室の生徒は、下記の予定で教室で面談を行います。
http://www.mori7.com/mori/mendan.php
11.4週は清書
 11月4週は清書です。これまでの作文の中で上手に書けたものを書き直して提出してください。
 手書きの場合は、黒のペンで書いてください。書き間違えたところは住所シールの白い部分をはって直すと便利です。パソコン書きの場合は、インターネットの作文の丘から普段の作文と同じように送ってください。
 新聞社などに投稿する場合は原本を投稿用に、コピーを教室提出用にしてください。
 くわしくは「学習の手引」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.html#27
11月24日(月)は休み宿題
 11月24日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありません。その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前8時半〜午後8時。電話0120-22-3987)
読書ができるようになりました!(小2父母より)
 父母の広場に投稿していただいた記事をご紹介します。
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 以前は学校の音読宿題が苦手で、意味もわからずつっかえながら読んでいた子供が、この半年間に長文音読・短文暗唱を続けた結果、すらすらと本を読めるようになりました。今まで図書館で本を借りても、ぱらぱらと挿絵を見る程度だったのが、低学年向き物語の本をすらすら読めるんです。このときの親の感動といったら‥‥!(大げさですが、本当に読書ができない子供だったのです)今までより確実に読解力がついているのを実感しました。おまけに前期課題にあった「偉人の話」に興味を持ち、源義経の一の谷の戦いなど歴史の本を読むようになり、すっかり歴史の世界にはまってしまいました。長文はいろいろなジャンルに触れられ、3ヶ月毎に新しい教材が来るので、子供にも刺激になりますね。毎朝、登校前に長文・短文をやるために子供も早起きするようになり(終わらないとTVゲームをさせない約束なので)生活にもメリハリができました。このペースで頑張りたいと思います。
(印刷物の言葉の森新聞はここまでです。続きのお返事はウェブをごらんください)
 
自習で読む力がつく(教室より)
 とてもうれしいお話をありがとうございました。ほかの方の模範になるような自習の仕方です。(笑)
 重要な点は三つあると思います。
 第一は、毎日欠かさず続けたことです。
 ポイントは、(1)朝の登校前に、(2)終わらないとテレビゲームをさせない約束で、取り組んだことです。
 私のうちでも、毎朝6時ごろに起きて、長文・短文を読んで、テレビゲームを15分して、おしゃべりをしながら朝ご飯を食べて、学校に行くまでの間は読書という生活をしていました。
 夕方の時間帯は、日によって過ごし方が変わることが多いので、毎日継続してやることは朝ご飯の前というのがいちばんいいようです。そして、子供がいちばん好きなのはテレビゲームですから、自習が終わったらテレビゲームができるという形にしていれば、親が忘れても本人はが決して忘れません。ただし、こういう習慣がつくのは、親の決めたルールが絶対と感じられる小学校低学年までの間です。小学校中学年になると、ルール自体が変更できるものであると子供が考えるようになるので、「ゲームの前に自習ね」「いやだ」「じゃあ、ゲームを30分にするから」「いやだ」「じゃあ、1時間でもいいから」「それならいい」というような展開になりがちです。
 第二の重要な点は、半年続けたということです。
 勉強の成果が出るのは、私の経験によると6箇月後です。人間の身体の新陳代謝も6箇月ですべて入れ替わるようです。その一つの例として手足の爪も根元から先端まで成長する期間がほぼ6箇月です。そこから考えられる仮説は、脳みそも6箇月で入れ替わるのではないかということです。(うそばっか)
 ダイエットでも早起きでも英会話でも禁煙でも、何かを始めようと思ったら、毎日欠かさずに何しろ6箇月続けることが一つの目標になります。1日おきに続けるとか数週間で挫折したとかいうことをしていると、かえって反動が大きくなり逆効果になるのではないかと思います。
 第三は、言葉の森の長文・短文を教材にしたということです。(笑)
 今、学校や塾などでも、音読や暗唱を勉強の中に取り入れるところが増えています。しかし、その際の教材は、教科書であったり百人一首であったり日本国憲法であったりと、選択の基準がはっきりしないものが多いのです。確かに、教科書や百人一首や日本国憲法を音読暗唱の教材にすれば、どこからも文句は出てきません。教材そのものに歴史と権威があるからです。しかし、音読や暗唱の中で何を達成するかという目的が不明確なまま、教材を先に決めているために、指導が一過的なものになりがちだという問題があります。言葉の森の教材は、現代の日本語で自分の考えを表現する力をつけることと目的にしています。
 ときどき、学校の音読と言葉の森の音読が重なって、子供が両方するのは負担だという声を聞きます。どちらを優先するかと言えば、目的が明確な言葉の森の自習を優先した方がいいのですが、学校の宿題は学校の宿題として尊重しなければなりません。いちばんいいやり方は、言葉の森の自習は毎朝登校前に行い、学校の宿題は夕方行うと区別することです。学校の宿題は、忘れるわけにはいかないので、夕方やるようにしてもやり忘れるということがないからです。
 言葉の森の長文は、3箇月でわずか8ページしかありません。毎日欠かさず読んでいると、一つのページを繰り返し10回以上読むことになります。この少ない種類で多くの反復というやり方が、すべての勉強や習い事にあてはまる重要なコツなのです。現代は、教材が豊富なので、子供たちは次々と目新しいものをあてがわれています。読書などでも、本当は自分の気に入った本を何度も繰り返し読むことが大事なのですが、今は一度読んだ本はもう読まないものだと決めている子も数多くいます。言葉の森の教材で自習をすることによって、同じものを何度も繰り返し読むことが大切なのだと実感できれば、それはほかの勉強の仕方にもいい影響を与えていくと思います。

 音読や暗唱のコツをもう二つ付け加えると、一つは、お父さんやお母さんが聞いている前で読むということです。
 もう一つは、読んでいるときに、決して読み方を注意したりけなしたりからかったりしないということです。どうしても注意したいときは、直接注意するのではなく次のようにするといいと思います。
 「お母さんも読みたくなったから、これからしばらく毎週1回はお母さんが読むのをあなたが聞いていてね」
 これで、お母さんが上手に読めばいいのです。

 小学校低学年のときの自習は、かなり楽に始められますが、大事なことは途中でやめないということです。途中でやめると、やめる癖がついてしまいます。
 高学年から自習をスタートするのは、実はかなり難しいと思います。親が一大決心をして取り組まないと子供を納得させられません。高学年又は中学生で、どうしても自習をさせられないというときは、最低限、事前に長文を何度か読んでおくということで妥協してもかまいません。時間はかかりますが、毎週1回は長文を読んで作文を書くわけですから、それによって必ず力はついてきます。
 小学校高学年、中学生、高校生の場合は、音読、暗唱よりも、問題集読書の方が導入しやすいようです。しかし、この場合もできるだけ毎日読むことと一冊の問題集を最低4回は繰り返して読むことを決めておくといいでしょう。
 
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