言葉の森新聞 編集用
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  3.1週に進級試験(再掲)
  3.2週から「広場」が変わります
  当面の広場印刷予定
  3.1週の「広場」はありません
  ホームページの表紙が変わりました
  読書力をつける(その3)
   高校生・大学生は古典を
  難しい教材でも慣れる
  親が注意をしないとやらない
  光る表現(幼長−小3) 2003年3月1週号
   ひかりさん(いわい/幼長)の作文より(うさぎ先生/2.3週)
   里紗さん(いなは/小1)の作文より(けいこ先生/2.3週)
   ひとぴーさん(うえひ/小1)の作文より(のり先生/2.3週)
   マユピーさん(うかさ/小1)の作文より(みかん先生/2.3週)
   ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/2.2週)
   ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/2.3週)
   かなえさん(うくふ/小1)の作文より(ミー先生/2.3週)
   寛子さん(うけふ/小1)の作文より(スズラン先生/2.3週)
   マリノスケさん(いのも/小2)の作文より(メグ先生/2.2週)
   ひまわりさん(いりに/小2)の作文より(とこのん先生/2.3週)
   博さん(いろみ/小2)の作文より(スズラン先生/2.2週)
   王手!さん(うあち/小2)の作文より(スズラン先生/2.3週)
   スースーさん(うきて/小2)の作文より(ミー先生/2.3週)
   亘さん(うさね/小2)の作文より(ほたる先生/2.3週)
   敬大さん(うさも/小2)の作文より(ゆり先生/2.2週)
   ベッカムさん(うくる/小3)の作文より(はるな先生/2.2週)
   ドルフィンさん(いせて/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
   昂生さん(いせぬ/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
   さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/2.2週)
   さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/2.3週)
   ウサリンさん(いねめ/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.3週)
   花菜さん(いほふ/小3)の作文より(ふじのみや先生/2.3週)
   ユッキーさん(いほむ/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
   風花薫さん(いろほ/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.3週)
   真穂さん(うきえ/小3)の作文より(めもま先生/2.3週)
  光る表現(小4−社) 2003年3月1週号
   たまえもんさん(いゆゆ/小4)の作文より(ともち先生/2.1週)
   崇義さん(うあと/小4)の作文より(スズラン先生/2.2週)
   怜子さん(ううか/小4)の作文より(なび先生/2.2週)
   由貴さん(うかよ/小4)の作文より(はちみつ先生/1.4週)
   秋のマツタケさん(うきら/小4)の作文より(うさぎ先生/2.2週)
   たまえもんさん(いゆゆ/小4)の作文より(ともち先生/2.2週)
   崇義さん(うあと/小4)の作文より(スズラン先生/2.3週)
   知葉さん(うけよ/小4)の作文より(ほたる先生/2.3週)
   有紀さん(うここ/小4)の作文より(メグ先生/2.3週)
   ともっちさん(いえさ/小5)の作文より(けいこ先生/2.2週)
   きのこさん(いすこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)
   直樹さん(いろな/小5)の作文より(メグ先生/2.3週)
   岬さん(ういよ/小5)の作文より(ともち先生/2.3週)
   千明さん(うけみ/小5)の作文より(ほたる先生/2.3週)
   DD51さん(あある/小6)の作文より(なび先生/2.2週)
   茜さん(あろさ/小6)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)
   十円さん(いそあ/小6)の作文より(あかね先生/2.2週)
   にわとりさん(やえ/小6)の作文より(メグ先生/2.3週)
   正人さん(いなり/中1)の作文より(ゆえ先生/2.1週)
   ルフィさん(あわせ/中2)の作文より(うさぎ先生/2.2週)
   はるるさん(くあ/中3)の作文より(ひまわり先生/1.3週)
   彩さん(うこさ/高2)の作文より(うさぎ先生/2.3週)
   E34さん(えや/高3)の作文より(メグ先生/2.3週)
   がっちゃんさん(てな/高3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 
言葉の森新聞 2003年3月週号 通算第787号
文責 中根克明(森川林)
3.1週に進級試験(再掲)
 3.1週は、作文進級テストを行います。課題フォルダの項目表の●印が全部できることが合格の条件になります。キーワードと字数が採点の基準ですので、作文の中に必要な項目が入るように書いていってください。中学生以上の時間制限については、今回は採点の基準にしませんが、できるだけ時間内に書き上げる力をつけていきましょう。
 今学期からキーワードは、カッコ書きで書いてもいいようになっています。作文を書き終えたあとに読み返して、抜けているキーワードがあったら入れておきましょう。
(小学2年生までの生徒は、試験は行いますが、全員進級扱いで先の急に進みますので、難しいところはあまり無理をして書かせないようにお願いします)
3.2週から「広場」が変わります
 言葉の森では、同学年の生徒が少人数で交流できるように、広場というかたちでクラス分けをしています。(人数は6人まで)
 これまでは、この広場単位での企画があまりありませんでした。
 3月からは次のような形で、広場単位での交流ができるようにしていきます。
これまでこれから
清書は3ヵ月後に印刷(1月の清書は4月に印刷)清書は1ヶ月後に印刷(1月の清書は2月に印刷)
清書は学年ごとに分けて印刷(同学年の十数人)清書は広場ごとに分けて印刷(同広場の6人)
毎週印刷、毎週投票(実際には毎週十数人の清書を読んで投票をするのは難しかった)第4週のみ印刷、第4週のみ投票(清書の週にじっくり読んで投票できる)
 全国の生徒の清書を広場ごとに1か月後に印刷しますので、時間的な余裕があまりありません。清書提出が通常の提出日より1日でも遅れた場合は、次の月の清書と一緒に印刷されるようになりますので、清書提出はできるだけ遅れないようにお願いします。
 広場ごとの清書は、ホームページの「山の便り」でも見ることができます。
 今後は、清書以外のひとことなども載せて生徒どうしの交流を図っていきたいと思います。
当面の広場印刷予定
 広場の印刷システムを変更する関係で、今後の印刷日程を次のようにします。
3月1週広場(清書印刷)なし
3月2週12月の清書印刷
3月3週1月の清書印刷
3月4週2月の清書印刷
以下毎月第4週前月の清書印刷
3.1週の「広場」はありません
 3.1週の言葉の森新聞に、「広場(みんなの清書)」はありません。ですから、今回は友達の清書に対する投票はしなくていいです。
ホームページの表紙が変わりました
 3月からホームページの表紙が変わりました。描いたのは永谷先生です。ちなみに、これまでの表紙を描いていたのは中根先生です。
 画面の中の小動物をクリックすると、いろいろな音が出るようにしています。ブラウザをたくさん開くとメモリ不足でブラウザが落ちることがありますので、見終わったものはそのつど閉じていくようにしてください。
 
読書力をつける(その3)
高校生・大学生は古典を
 高校生・大学生に必要な読書は、ひとことで言えば古典です。日本の文学に限らず、世界中の古今の名著と呼ばれるものを読んでおくのが、この時期の課題です。高校生時代の倫理や政経の授業で書名だけ聞いたような本を、書名の暗記だけに終わらせずに実際に読んでいくことが、その後の人生のバックボーンとなります。
 また、大学入試の小論文の勉強の際に先生から読むようにすすめられた参考図書などは、良書を選ぶ上での参考になります。
 現代の日本では、どの分野にも、わかりやすく書かれた入門書や概論書が用意されています。しかし、わかりやすい入門書を何冊も読むよりも、その分野の原典となる本を一冊読むほうが、得るものは比較にならないほど大きいのです。ところが、こういう読書一般のアドバイスをしてくれる人は、高校生や大学生の周りにはあまりいません。自分自身で自覚して読書を進めていくことが、高校生や大学生にとっては必要になります。
難しい教材でも慣れる
 小学5年生以上で新しく教室に入られた生徒の保護者から、ときどき、「教材が難しすぎるので、学年を下げてほしい」という要望を受けることがあります。
 このことについては、次のように考えています。
(1)易しい教材にしても書けるようにはならない
 易しい教材にすると、子供のやる気が出てくると思われる方が多いかもしれませんが、そういうことはありません。特に、「易しくしたからがんばろうね」と言われてがんばる子はいません。人間ががんばるのは、「難しくなったけどがんばろうね」と言われたときです。
(2)難しくても慣れればわかるようになる
 中学受験の国語問題の中には、小学5・6年生が読むには難しくて理解できないようなものもあります。
 しかし、この「理解できない」には、幅があります。百パーセント理解できないというような問題はありません。子供が理解できないと感じるのは、せいぜい数パーセントわからない語句があるという程度です。
 読む力に自信のある生徒は、この数パーセントの不明箇所を保留にして読んでいくことができます。これに対して、読む力に自信のない生徒は、この数パーセントの不明箇所でつっかえてしまうのです。
 読む力をつけるためには、難しい語句があってもそれを気にせずに読み通し、何しろ全体を読む力をつけることです。わからない語句を調べるというのは、全体がすらすらと読めるようになってから徐々にやっていけばいいのです。
 この「読み慣れる」勉強で効果があるのが音読の繰り返しです。同じ長文を何度も繰り返し音読していくと、その長文に親しみがわくようになります。この親しみが理解の土台になります。
(3)子供の成長は早い
 小学5年生の最初のころに、長文を前にして途方に暮れていた生徒が、一年もたつと曲がりなりにも自力で要約を書いてくるようになります。この要約も、最初は三文抜き書きのような形だけのものだったのが、続けているうちに内容を把握した要約になっていきます。子供の成長は驚くほど早いものです。今はできないことでも、時間の経過で自然に力がついてできるようになってきます。お父さんやお母さんは、鷹揚に構えて見守ってあげてください。
親が注意をしないとやらない
 先日、あるお母さんから電話があり、「くたびれたので、やめさせたい」ということでした。いろいろ話を聞いてみると、子供は全然くたびれていず(笑)、お母さんが「作文を書きなさい」「自習をしなさい」と毎回いちいち言わないとやらないので、そのお母さん自身がくたびれてしまったということでした。
 勉強のさせ方というのは、言葉の森の勉強に限らず共通しているものがあります。家庭で勉強をさせるコツは、例外を作らないということです。毎日決まった時間に勉強を始めて決まった時間に終わらせるということを続けていると、勉強に対する言葉かけもほとんど必要なくスムーズに毎日の勉強が進みます。
 そのためには、日曜日も祝日も旅行に出かけた日も、子供の勉強に関しては、できるだけ同じことを同じように続けていくことが大切です。また、旅行や病気などで普段の勉強の習慣が崩れたときは、子供まかせにするのではなく親の力ですぐにと勉強の習慣を立て直すことが必要です。
 一度言うだけで習慣が確立するような子は一人もいません。崩れるたびに習慣を立て直すというのが親の仕事です。
 作文を書く時間も同様です。電話のあとすぐに始めてその日のうちに終わらせるということを徹底させてください。電話のあとすぐに始められないようなときやその日のうちに終わらせられないときは、その日は休みということにしてしまった方が心理的な負担が残りません。
 ときどき、先週できなかった分も含めて今週二つ書くという生徒がいます。その心意気はいいのですが、そういうことをすると逆に、そのあとも、「あとで二つ書けばいいのだから」という気持ちが出てきてしまいます。英会話のテレビ・ラジオ講座を続けるためには録音をしないことと言われます。その日のうちに仕上げるということが長続きをさせるコツです。
 
光る表現(幼長−小3) 2003年3月1週号
ひかりさん(いわい/幼長)の作文より(うさぎ先生/2.3週)
 いつもみぎてのおやゆびをちゅうちゅうねずみみたいにすっています。わたしは、「ゆびすったらあかんでー。おかあさんにまたいわれんでー。」といったけど、しんやはしらんかおをしてまたゆびをすいました。【評】かわいいたとえの表現です。ちいさいおねえちゃんががんばっているようすもかわいいですね。
里紗さん(いなは/小1)の作文より(けいこ先生/2.3週)
 (ねつで)とってもつらいので、わたしはからだがふらふらです。どういうふんなかんじかというと、あたまがくらくらで「1たす1は。」ときかれても、「2。」とこたえられないくらい、あたまがまわらないのです。 評:かんたんなたし算もできないくらい、というせつめいはわかりやすいね。かんがえる気力もないくらい、ふらふらだったのだろうなぁ。
ひとぴーさん(うえひ/小1)の作文より(のり先生/2.3週)
 はしるとちゅうでさらさらってはっぱが風にのる音がきこえます。(講評)はっぱが風にのる音から、サイクリングできもちよくはしっているようすも、よくつたわってきます。先生もサイクリングがしてみたくなりました。
マユピーさん(うかさ/小1)の作文より(みかん先生/2.3週)
 あたらしい一年生とおともだちになって、なわとびをおしえてあげたいです。てつぼうもいっしょにれんしゅうしたいです。【評】まゆちゃんのすなおなきもちがつたわってくるよ。まゆちゃんはやさしい女の子だね。
ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/2.2週)
 もし、わたしが六年生だったら、どんなエプロンを作ろうかなと考えました。そうしたら、もも色のエプロンに、三毛ねこのアップリケをつけようかなと思いつきました。:評:楽しい考えがうかびましたね。かわいいエプロンができそうです。
ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/2.3週)
 わたしがいとことけんかをしていたとき、弟が、わたしの味方になってまもってくれたことがありました。わたしはとてもうれしかったので、トトのお母さんもうれしかったと思います。:評:似た話のできごとで思ったことを、物語を読みながら考えることができましたね。
かなえさん(うくふ/小1)の作文より(ミー先生/2.3週)
 きくの○○さんはゆうしょうカップをもらってとくいでした。でも、わたしはしぼんでしまったふうせんのような気もちでした。【評】しあいでまけてがっかりしたかなえちゃんのきもちがよくつたわってくるよ。
寛子さん(うけふ/小1)の作文より(スズラン先生/2.3週)
 こなのくすりは、のむのがとてもつらかったです。よく見ると、オレンジいろのカエルのはだみたいにざらざらしていました。:評:こなぐすりは、本当にこんな感じですね。じょうずなたとえでした。
マリノスケさん(いのも/小2)の作文より(メグ先生/2.2週)
 まるでかいぶつのように大きいおきゃくさんがのっているのかなぁと思いました。【評】こみ合うバスにのって思ったことをたとえをつかって書くことができたね。
ひまわりさん(いりに/小2)の作文より(とこのん先生/2.3週)
 まるでだれもいないようにそろばんをはじく音だけがしました。評:緊張感あふれるそろばん検定会場のようすが生き生きと伝わります。
博さん(いろみ/小2)の作文より(スズラン先生/2.2週)
 月のひょうめんには、まるで、火山のようなでこぼこがついていました。:評:初めて、天体望遠鏡で月を見た感じを上手にたとえていますね。
王手!さん(うあち/小2)の作文より(スズラン先生/2.3週)
 主人公は、泣かなかったと書いてあったけれども、それは、先生のことをだましてしまって、自分がわるいことをしてしまったからだと思います。ぼくは、この主人公は、本当は強くていい子なんだと思います。:評:主人公の気持ちを考えながらの感想ですね。
スースーさん(うきて/小2)の作文より(ミー先生/2.3週)
 チョコが手について、「ペロリ。」となめてしまいました。【評】「ペロリ。」というところがスースーらしくていいね。
 
亘さん(うさね/小2)の作文より(ほたる先生/2.3週)
 (すごく腹が立ったけど)そのうちぼくは、頭がひえました。そして、「ホッ」としました。【評】ここのところ、すごくすごくいいです。とくに、後の方の、「ホッ」としたというところ。がまんして、じぶんでちゃんとおちつきを取りもどすようすが、うまくひょうげんできています。
敬大さん(うさも/小2)の作文より(ゆり先生/2.2週)
 何分かして一番上のおねえちゃんが帰ってきました。クッキーを食べようとしたとき! バニラのクッキーがなかって(なくって)こう言いました。「なんでぜんぶたべるん」と、おこりながら言いました。下のおねえちゃんがおきました。おねえちゃんもおこりました。それでチョコがうばわれました。そのときはしょんぼりしました。【評:おこっているお姉ちゃん二人と、しょんぼりしてしまったきょんでくんの様子が目にうかぶようです。おもしろくかけましたね。】
ベッカムさん(うくる/小3)の作文より(はるな先生/2.2週)
 サーカスのテントに入った瞬間、うまれてはじめてかいだ、へんなにおいがただよっていました。そのにおいは、まるで、お化けがいっぱいいるような気がしました。(…中略…)落ちたら、しんでしまうかもしれないのに、命がけでやっているなんてすごいな! と思いました。【講評】:テントの中に入ったとたん、動物サーカス独特(どくとく)のにおいに、刺激(しげき)をうけたようすを、たとえで、とてもうまくひょうげんできましたね。(^_^) また、失敗しないように、来る日も来る日も、猛練習(もうれんしゅう)をして、会場で、曲芸をやる人たちに、尊敬の眼差し(そんけいのまなざし)で、感心して見つめているのが、強く感じ取れましたよ。
ドルフィンさん(いせて/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 わか山ラーメンはゆうめいです。ほんとうは、スープをしっぱいして長い間ほうっておいてスープが白くにごってしまいました。大しっぱいだと思ったけれど、それでラーメンを作って食べたらおいしかったです。今では日本中でゆうめいになったけれど、ほんとうは大しっぱいでした。【評】失敗だと思っていたことが成功につながることってあるよね。いい話が書けたね。
昂生さん(いせぬ/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 「でも、本当はぬったり、ちゅうしゃをしたりしたからこわかった。」と心の中でふるえました。【評】「心の中でふるえました」という表現がうまい。
さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/2.2週)
 メスは、バラバラになって死んでいました。でも弟はすごいです。なぜかというと、バラバラちゃんという名前にしたからです。バラバラになって死んでいたんですもの。わたしは、かなしくなりました。(評)この悲しい物語のクライマックスです。涙がこぼれそうです。
さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/2.3週)
 ねつがどんどん高くなり、歩く時に、地球がガタガタゆれているみたいで、とてもこわかったです。(評)高熱でフラフラになった様子がうまく書けました。元気になってよ〜かった。
ウサリンさん(いねめ/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.3週)
 お母さんたちがしゃべる時は大阪べんで、わたしいがいの子どもも全員大阪べんです。まるで、大阪にいるみたいで、お笑い芸人のそばにいるようです。そして、私一人だけ、横浜べんです。【評】横浜べんも負けずにガンバレ!!
花菜さん(いほふ/小3)の作文より(ふじのみや先生/2.3週)
 「よぼうちゅうしゃに行くよ!」といわれると、まるで心の中にちゅうしゃがささったように思います。 【評】本当にいたそうですね!
ユッキーさん(いほむ/小3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 もし、わたしがニワトリだったら、あばれてあばれてあばれまくると思います。そうしたら、せっかく作ったじっけんだいのきんもひっくりかえしてしまったり、せっかく書いたレポートもぐしゃぐしゃにしてしまったりすると思います。【評】想像したことがたっぷり書けたね。
風花薫さん(いろほ/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.3週)
 わたしは、「毎日、ラーメンが食べたいなぁ。」と思ったことがあります。ラーメンの中でいちばん好きなのはお父さんのラーメンです。お父さんのラーメンはもっともおいしいラーメンです。においをかいでいるだけでつばをごっくんとのんでしまいます。ほかの人達もぜったいによだれがでてくるはずです。だって、うちのお父さんのラーメンは最高級だからです。【評】もっともおいしいラーメンのにおいがただよってきそうです(^-^)
真穂さん(うきえ/小3)の作文より(めもま先生/2.3週)
 今日、学校でなわとび大会がありました。朝にやります。半そでの体操着でやるので、とってもこごえでしまいます。〈評〉「寒いです」と書くよりずっとずっと寒さが伝わってきます。ブルブル〜〜〜
 
光る表現(小4−社) 2003年3月1週号
たまえもんさん(いゆゆ/小4)の作文より(ともち先生/2.1週)
 ぼくはマラソン大会でピストルが鳴るとまるで自動に走るくつをはいているように、足が動きます。《評》ピストルの音が聞こえると足が自然と前に出るんだね。「自動に走るくつ」はおもしろいなあ。
崇義さん(うあと/小4)の作文より(スズラン先生/2.2週)
 (電車を間違えてしまって、行ったり来たりして)回転ずしのように、くるくるまわっていて、一生家に帰れないと思いました。六浦駅に着いたときに、お母さんがいて安心したのとうれしかったので、なみだがぽろりと出そうになりました。:評:電車のなかでの心細かった思いのたとえがぴったりですね。これ以上のたとえがないかもしれませんね。そして、お母さんに無事会えたときの素直な気持ちが、ほろりとさせられました。泣くのをぐっとがまんしたことがわかります。
怜子さん(ううか/小4)の作文より(なび先生/2.2週)
 「むずかしいわざができるようになると、まるでま法使いになった気持ちです。」【評】いままでできなかったことができるようになると本当に魔法がつかえるようになった気持ちがするよね。
由貴さん(うかよ/小4)の作文より(はちみつ先生/1.4週)
 たぶん、時計はわたしをいじめているのかなと思いました。【評】寒くてねむい朝に「早く起きて。」とせかす時計はいじわるな感じがするね。時計を人間のようにたとえたところがうまいね。
秋のマツタケさん(うきら/小4)の作文より(うさぎ先生/2.2週)
 水そうがカピカピになっていて、ドジョウはまるでひもののようになっていたらしく、ティッシュでつつもうとしたら、ニュルニュルうごいてきもちわるかったそうだ。【評】たとえや様子を表す言葉をたくさんつかって、事件のようすを再現できました。
たまえもんさん(いゆゆ/小4)の作文より(ともち先生/2.2週)
 ぼくは今日もちこくしてきました。「ごめん、ごめん。少しおくれちゃったよ。」ブラシを持って、うさぎ小屋をそうじし始めました。《評》ウサギを思う優しい気持ちが伝わってきます。
崇義さん(うあと/小4)の作文より(スズラン先生/2.3週)
 遊んで帰ってきて、ふと足を見ると、まるでたくさんのほくろがあるように見えます。かゆいから足をかくと、よけいにかゆくなりました。:評:「アーかゆい」蚊にさされたところのたとえが上手ですね。かゆさが思い出されますね。
知葉さん(うけよ/小4)の作文より(ほたる先生/2.3週)
 けれど、これではつじつまが合いません。なぜかというと、風のせいならば、一緒にとんでいるみきちゃんも、あまりとべないはずです。【評】「つじつまが合わない」なんて、むつかしい言葉が正しく使えています。考えたことがきちんとひょうげんできましたね。
有紀さん(うここ/小4)の作文より(メグ先生/2.3週)
 それにしても、すてようと思っていたもので、重大な発見ができたなんてすごいと思いました。私も、いらないプリントをすてようと思っていたら、計算用紙に使えたことがありました。この方法は紙がむだになりません。ほかにも、いらないリボンをとっておいたら、プレゼントをつつむリボンにちょうどよかったこともありました。【評】身近なところからにた話を見つけることができたね。
ともっちさん(いえさ/小5)の作文より(けいこ先生/2.2週)
 春は、ゆっくりくるものだ。 評:そういわれればそうだ! まだまだ寒いと思っていても、少しずつ春は近づいてきているのだね。
きのこさん(いすこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)
 練習の成果が実り、飛行船はこわれたけれどうまく作れたし、合唱や合奏も成功した。だから気分は最高だ。私はなんでもやればできることが分かった。【評】充実感がぎっしりつまった一文になりましたね!
直樹さん(いろな/小5)の作文より(メグ先生/2.3週)
 師匠は、まるで相手の行くコースを知っているかのようにかわしてシュートする。【評】シュートを決めにいく師匠の動きが想像できます。
 
岬さん(ういよ/小5)の作文より(ともち先生/2.3週)
 それは、マットの水分がたりないと、クワガタは死んでしまうからだ。そうならないために、毎日チェックをしている。《評》クワガタのことを責任を持って育てている様子がうかがえます。
千明さん(うけみ/小5)の作文より(ほたる先生/2.3週)
 (先生のけっこんを聞いて)もちろん教室は大さわぎです。私も最初は、とても信じられませんでした。
DD51さん(あある/小6)の作文より(なび先生/2.2週)
 「雑草。それは、人間にとって生き方の手本となるものだと思う。雑草のように力強く、自分に自信をもって生きる。」【評】雑草のすばらしさに気づかされる一言ですね。
茜さん(あろさ/小6)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)
 私は、節分はオニを追いはらい、福を呼ぶだけでなく、家族と楽しむためにあるのだと思う。【評】行事を楽しみながら、新しい発見がありましたね!
十円さん(いそあ/小6)の作文より(あかね先生/2.2週)
 蚊も泥棒のように窓から来るのでわからない。(評)泥棒のように、夜中にこっそりと蚊が入ってくるようすが、目に浮かぶようだね。
にわとりさん(やえ/小6)の作文より(メグ先生/2.3週)
 人間にとって、外見とは、性格を映し出す鏡なのではないか。【評】人を外見で判断してはいけないけれど、外見からある程度の性格は判断できるかもしれないね。
正人さん(いなり/中1)の作文より(ゆえ先生/2.1週)
 これからの時代自分の個性というものは非常に大切だと思う。◆評◆独特の個性をもつ人が、21世紀を作っていくのですよね!勘吉くんにも、きっとその個性が備わっていると思いますよ!
ルフィさん(あわせ/中2)の作文より(うさぎ先生/2.2週)
 「ことごとく書物を信ずれば、書物を読まないことと同じである。」という言葉のように、価値観は信じすぎるのも、信じないのもよくない。自分の価値観をもち、自分の思った通りに行動するべきだ。そのような行動をとれば、どんな場合にも順応できるのだと思う。【評】名言の引用で自己の意見を鮮明に主張しました。
はるるさん(くあ/中3)の作文より(ひまわり先生/1.3週)
 外国人は「日本はなんであのように言葉をあいまいにして話すのか。」とよく言うが、別に無意味に言葉を濁しているのではない。日本語には相手を労わる気持ち、相手を傷つけないような工夫が施されているのだ。これは誇れるものなのではないだろうか。 【評】日本語はあいまいだと批判されるけれど、実はこれが日本文化の良さなのだね。
彩さん(うこさ/高2)の作文より(うさぎ先生/2.3週)
 中身のいい方と接することで外見もよく見えてくることもあるだろうし、中身がよければいいほど外見にも表れてくる。まずは外見よりも中身を研いて外見もよくなるように努力することが大切だと思う。【評】キーワードを落とさず、関係をうまく論じました。
E34さん(えや/高3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 大切なことは、自分が求めている情報を、多すぎる情報の中からいかに効率よく吸収できるかであり、いかに多くの情報を吸収できるかではないのだ。情報化社会を生きる私たちに求められている能力とは、正しいものを見極める能力である。【評】この自作名言には誰もが共感するね。
がっちゃんさん(てな/高3)の作文より(メグ先生/2.3週)
 人類は進歩するために進歩しているのである。地球上で唯一考えることのできる動物として、これからますます発展していかねばならない。ここで固定的なイメージによって無限大であるはず想像力が制限されてしまっては元も子もない。曇りのない眼を保つことがこれからの情報化社会において最重要なことなのである。【評】情報によってさらに視野を広げていくことができればいいですね。
 
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