00イバラ の山 8 月 1 週
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★じゆうなだいめい
○ほしぞらをみたこと
○おもわずにっこり
○虫をつかまえたこと
○日本人の祖先 (感)
 【1】約三万年前、日本列島は大陸と陸続きでした。縄文人の祖先は、陸続きの日本に渡ってきた古モンゴロイドであると言われています。【2】古モンゴロイドとは、アジア大陸南部に誕生した蒙古(もうこ)人種で、ナウマン象などを追って、日本に渡ってきました。【3】この古モンゴロイドが旧石器人となり、その子孫が縄文人となったのです。
 【4】一方、紀元前300年ごろ、新モンゴロイドが鉄器と青銅器を持って日本に渡来し、弥生人と呼ばれるようになりました。【5】この新モンゴロイドが古モンゴロイドと混血を繰り返しながら今の日本人になったと考えられています。
 【6】縄文人は、四角い顔で、眉毛が太く、二重(ふたえ)まぶたで、唇が厚いのが特徴です。弥生人は、面長で、眉毛が細く、一重まぶたで、唇が薄いのが特徴です。【7】このような対照的な特徴が今の日本人にも現れていると考えると、同じ日本人でもさまざまな顔の人がいることも納得できます。
 【8】また、日本列島の北端と南端の人々の骨格や顔つきが似ているのは、後(あと)から日本に来た弥生人の特徴が薄まり、弥生人より前から日本にいた縄文人の特徴が色濃く残ったためと言われています【9】。日本列島の北端と南端の人々の祖先は、率先して日本にやってきた縄文人の影響の方が強いというわけです。【0】

 言葉の森長文(ちょうぶん)作成委員会 Λ