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話し方
ウグイスの広場
ドリカムうせ中2
 花見にケンカは付き物である。それは、共同体意識を盛り上げようとするか
、たてなおそうとするかである。自然観賞の基本は、月、雪、花いずれも、う
つろいやすいものを惜しむ心が時候に合わした会合の珍しさを貴ぶのだ。日本
人は物理的対象物を共に見ることで、社交が成り立ち、西洋は、しゃべること
が、社交の基本になっている。
 
 英語を習って分かったのだが、外国人はものごとをはっきりと言う。それに
比べて日本人は、言いたいことを後回しにして、話すきっかけを作っている。
私は、そのような話し方は好きではない。しかし、日本人の話方は、昔からの
文化に影響されている。物を相手と見るだけで、心が通じ合ってしまう、文化
が話し方までかえてしまっている。いくら日本人のはっきり言わないしゃべり
方が嫌いといっても、物、人、風景などを見て話す話題が広がることに助けら
れる時もある。
 
 朝、学校へ行くまで、友達と待ち合わしをしていくが、途中から話すことが
なくなり、沈黙が、私たちを襲う。こんな時、何か話題はないのか心の中で考
えると、なぜか周りの風景などを見て、変わったことはないのか必死に探して
しまう。そして、話題が見つかって友達に話して盛り上がった時は、とても嬉
しいものである。
 
 言葉もしゃべらず、心が通じあうことはとても素敵なことだ。言葉だけの世
界だけだと、心の中までは見えない。だからこそ、そのような日本の文化を大
切にしなければならない。