ひとこと(7月2週)
ベテラン
イチゴの広場
酔月あも高3
私達は、べテランになることで謙虚さを失ってしまうことが問題だ。議虚さを
失うことで進歩、発展が止まってしまうからである。
 
 第一に低い視点から見るということがある。低い視点から見ることで、見下
ろされる気持ちもわかるし、上をむーいて♪歩くことができるのである。
 
 目下のところ、私は受験生であるが、大学という大きなものは、いつも私を
見下ろし、私はその高さに挑戦しようとしている。無謀かも知れないが、これ
が逆に全国の受験生の動力源となっているのかもしれない。
 
 第二に人は完全でないということを忘れず、日々精進するということがある
。キリスト教では、上の者を神とおくが、そうでなくても目分より秀れている
者がたくさんいることを自覚することが大切である。
 
 古典の話に、山月紀というはなしがある。余りに尊大だといわれて、たかを
くくってたら、ある日とらになってしまい、本当の自分を発見する、という話
である。この話のモラルとして、日々の精進をするということが言われている
のである。
 
 確かに、偉いということはそれ自体に価値のあることかもしれないが、本当
にすごいものは、能力のうちに謙虚さをも、含んでいるのである。
 
 我々は、井の中のかわずにならないようにするべきなのである。