ひとこと(6月2週)
未来
イチゴの広場
幸裕あつ高3
 
 今の子供たちは夢を持たないとよく言われる。おそらく「夢は何か」と聞か
れて即座に答えられる子供はそういないのではないか。もし答えられたとして
もサラリーマンとかお嫁さんという漠然とした夢がほとんどだと思う。たまに
もっともらしい答えが返ってきたとしてもそれは親が子供にそう吹き込んだの
だろう。私は将来、夢を持たない子供たちが増えることが予想されると思う。
 
 その対策として第一に子供に広く浅い経験をさせることである。今の親達は
子供を管理しすぎているため子供は興味のあることがあっても親がやらせてく
れないということがよくあると思う。親が子供を自分の思い通りに管理してい
たのでは子供は親の持ちうる夢しか持つことができない。
 
 第二に子供に未来は自分次第でどうにでもなるということを自覚させること
である。子供は親に何不自由なく養ってもらい、親に全て任せてるため自分で
動いて何かをやっていくということが少ないと思う。親は子供にもっと自主性
を持たせれば子供は自然と夢を持つようになると思う。
 
 日本生命の小・中学生を対象とした遊び時間の調査によると、男女の平均が
2時間11分となっている。一日に遊ぶ時間がたった2時間しかないのなら未
来の夢など探しようがないと思う。
 
 天は自ら助くるものを助くということばがあるがこれを言い換えると天は自
ら夢持つ者を助くである。
 
 確かに空想的な夢を持つよりも現実的な夢を持つ方が良いと思うが、私は未
来に夢を持たない子供が増えることが問題だと思う。
 
 例えば将来、サラリーマンになることを夢見る子供たちばかりになったら世
の中はつまらなくなると思う。