ひとこと(5月2週)
無題
イチゴの広場
○○○○うい中2
 
 私達が、日常使っている言葉は、存在してしない、何か透明なものだ。日常
の言葉だとまず経験してそれを言葉で表すが、語形が互いによく似ている二つ
の語の意味を考えるときは、言葉が新しい経験を生み出すというこが起こって
いる。これは言葉が新しい経験とか内容を生み出す創造の力を持つものとして
働く、ということだ。こういうことを、『詩的』な働きという。詩的な働きと
いうものが日常のことばにおいても重要な役割を果たすという意味で、子供の
言葉と詩の言葉とは似ているということができる。普通の人が、日常的な経験
を日常的な言葉で表現して満足しているのに対して、詩人と呼ばれるような人
たちは、日常的な経験を超える経験をもつだろう。そして、それを表そうとす
ると、日常の言葉の枠を超えるということが必要なのだ。