ひとこと(5月1週)
勉強の意味
アジサイの広場
加奈子せて高2
私の両親は毎日のように「早く勉強をしなさい。」と私に言う。勉強をせずに
いると、いつまでもずっと言われる。勉強しなければならないというのは自分
でも分かっているのだけれど、なかなかやる気になれずにほかのことを考えて
しまって結局やらずに済んでしまう事がしばしばある。現代の世の中では江戸
時代の寺子屋のように自分から進んで勉強していく人はあまりいなく、私のよ
うに勉強をする意味があまり分からずに勉強している人が多いと思う。私達は
人生の中の目先の事だけを考えているためだと思う。この様に勉強をする意味
が分からないまま勉強をしなさいといわれていやいやするのも、問題だ。原因
の一つは、昔の日本は現在の日本と違って、身分制度などによっていくら勉強
したいと思っていても、勉強した所で将来が変わるわけでもないのにもかかわ
らず勉強したいという人がたくさんいた。現在の日本は、逆に勉強をしなけれ
ば自分のしたい事ができないような競争社会の中で、しなくてはいけない物に
なってきている。実際に知識が無ければ、意味が無いという事だ。もう一つは
、他国と日本の違いだ。東南アジアなどから来る留学生は、家庭がたとえ貧し
くても、勉強をするために家族に働きながら大学に通って仕送りをしていると
いう話を聞いた事がある。それに比べて日本の大学生は贅沢で遊んでいると言
われている。自分も大学に行ったら、そのような大学生になるかもしれない。
他国の留学生のように、そこまでして勉強をしたいという人はそんなにいない
。確かに、勉強しないと現代の競争社会の中で生き残る事は難しい、しかし勉
強だけが人生のすべてではない。「井の中の蛙大海を知らず」ということわざ
があるが、日本の中だけの競走社会だけではなく、世界にも目を向けてみて自
分のやりたい事をしてみるのも良い。