ひとこと
「愛国心」
アジサイの広場
さやかあおべ中2
 
 今年日本では長野オリンピックが開かれたが、表彰式を見ていて思ったこと
は、外国人、特にアメリカ人はアメリカ国旗が昇ってゆくときに必ずと言って
いいほど胸に手を当てて国に感謝をする。日本にはこのような愛国心が少ない
と思う。
 
 愛国心は多くの人々が持っているが、日本ではあまり愛国心を持っているは
少ないと思う。その原因の一つに戦争というのが挙げられると思う。日本は戦
前までは「国家のために命を落とせ。」などという標語がたくさんあったが、
戦争が終わってみるとそれは個人の自由を無視していたのだと気づいたからだ
。愛国心は個人の自由を無視しているという見方もできる。ヒトラーや、ムッ
ソリーニのファシズムの考え方がいい例であると思う。個人の自由を無視して
戦争をした結果は果たしてどうだっただろうか。決して良いとは言えなかった
と思う。又、サッカー選手の中田選手は、試合が終わったあとに国歌が流れて
も絶対に歌わない。なぜかとインタビューされた時、彼は、「別に国のために
戦っているわけじゃないですから。」と言った。私はその時「なるほどなあ」
と思った。
 
 しかし愛国心は絶対に良くないとは言えないと思う。それに良い面もたくさ
んあると思う。自分の所属しているところを大切にするというのは、それが国
でも学校でも、良いことだと思う。アメリカを見てみると、前にも挙げたよう
に、国歌が流れたりすると、手を胸に当ている。その行動はどこからきている
のかと考えてみるとそれは、今まで自分を育ててくれた国家に感謝をしている
のだ。自分の国に感謝をし、誇りに思うのは、とても良いことだと思う。
 
 愛国心を持つのも良いことであるし、持たなくてもべつに良いと思う。それ
は国に関係していることで個人がその国をどう思うかであると思う。「自国に
対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない
。」という言葉がある。私達が愛国心を持つか持たないかは、他人に関係なく
、自分自身が決めることだと思う。