先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
「高齢化についてのイメージ」
アジサイの広場
玲子あそわ高1
 高齢化社会には暗いイメージがつきものだが、じつは日本社会が成し遂げた
素晴らしい大成功なのだ。なぜならば、お年寄りがたくさんいて飢えもせずに
生活できるということは文句無しに日本の経済、社会が成し遂げた大成功であ
るからだ。しかし、高齢化社会には当然問題も出てくることをわたしだって知
っている。たとえば年金の問題もそうだし他にもいろいろ新しい問題がでてく
るだろう。そこで重要なのは、高齢化に合った社会・経済の仕組みを素早くつ
くり変えていくことなのだ。
 
 わたしも今まで高齢化社会について悪いイメージを持ち続けていた。しかし
、「高齢化社会は社会が成し遂げた大成功だ。」というところを読んで「こうい
う考え方もあるのだな。」と、とても驚いた。
 
 高齢化問題を乗り越えるには若い世代の人々がもっと高齢者のことを理解し
、また、高齢者も自分自身は何が出来るかどのようなことが得意なのかという
ことを知る必要があると思う。
 
 そして、高齢者に対するイメージも大切なことだ。
 
 たとえば、ずいぶん前にテレビでみたのだが97歳にもなるおばあちゃんが
会社のオフィスの中で若い人たちと一緒に一生懸命にパソコンを打って働いて
いた。他の若い人たちは「そのおばあちゃんにしか出来ない仕事なのでとても
頼りにしている。」と話していたことを覚えている。人は頼りにされることで
自分の価値に気付くものなのだ。
 
 もうひとつはわたしもそうなのだが高齢者を理解していないためについお年
寄りが自分で出来ることなのに手を貸して余計なことをしてしまったり反対に
お年寄りが本当に困っていることが分からなくって手を貸してあげられなくて
お年寄りに大変な思いをさせてしまうことがよくある。平均寿命の国際比較と
いう点で見てみても日本が男女共に世界一であるのにどうしてお年寄りのこと
が理解できていないのか。それは、日本の核家族化やお年寄りとのコミュニケ
ーションの無さに問題があるのだ。それにはもっと今まで以上に学校や家庭の
中でお年寄りについて話し合ってみたりふれあってみたりしなければ行けない
と思う。
 
 「亀の甲より年の劫」という言葉にもあるようにお年寄りの人たちにはわた
したち若者よりも多くの知恵を持っているのだ。社会や経済は、若者達にもっ
とそれらの知恵や経験を学べる場が多く存在する仕組みに変えていくべきだ。