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日本人
アジサイの広場
さやかあおべ中3
 日本人は淡泊である。そのため言語に影響していてこまかいことは省略して
しまう傾向がある。そんな日本人が考え出したものが和歌であり俳句である。
和歌や俳句は理屈で説明しようとしてもしきれない直感をその中に凝縮させて
いる。
 
 確かに理屈よりも本当に感じたことというのはよいことであると思う。例え
ば友達と話すときでも「ある話」を話題に理屈を述べるよりも実際にあったこ
とや本当に感じたことを話していくほうが楽しいだろう。「理屈ばかり話す人
よりも、話題性豊富な人のほうが面白いことは確かである。」それに日本人は
淡泊であるということで考えてみると、日本の花のいけ方はヨーロッパやその
他の国々と比べてとても特徴的である。たくさんの花をいけてゴージャスにみ
せるよりも、その花の本来の美しさを全面に出して花を飾っている。日本独特
の花道は何かを感じさせるものを持っている。
 
 又、全国味噌工業協同組合連合会の1996年の調べによると「20代の独
身男女の理想の朝食像」は「パンなどの洋食系(31%)」を抜いて「ご飯味
噌汁などの和食系」が59%を占めている。このことからも結局日本人は日本
人の淡泊という性質から抜け出せない傾向があるのではないかと思う。
 
 日本人が淡泊であることは確かである。またその結果理屈ではあらわせない
直感を文の中に凝縮させるという和歌や俳句などの方法が現れてきたのである
。「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由
がある。」という言葉があるように、別に淡泊でないということが悪いと言う
わけではない。しかし私は日本人として日本の文化を理解し守って行きたいと
思う。