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日本のある会社が
アジサイの広場
中村きね中3
 日本のある会社が香港で現地の人間を採用しようと求人広告を出した。する
と瞬く間に、「我こそは日本語が達者である」と胸を張ってたくさんの香港人が
押しかけた。もし日本人が、「あなたは英語が話せますか」と問われたら、た
いがいの人は、「少しだけ」と答えるであろう。おおかたの日本人の心のなか
には、良かれを悪しかれ「謙譲」を「美徳」とする意識が残っているような気
がする。日本には、個人の秘めたる才能をできるだけ伸ばさないようにする基
盤がある。
 
 僕の学校の友達にも、頭のいい人や運動神経抜群の人がいる。そのような人
に「どうだった」と聞くと、たいてい「全然だめだった」と答える人ばかりで
ある。このような事は親にもある。学年でいつも上位にいるような人の親に限
って「うちの子は勉強ができなくて困る」などと言うのである。
 
 データ集の「世界の億万長者」を見ると1位がビル・ゲイツで43,680億円、2
位がウォルトン一族で33,120億円、3位がウォーレン・E・バフェットで27,84
0億円である。このように、外国人は自分が億万長者になろうと自分のことば
かり考えるのである。よって、日本人のように人にあわせるようなことをする
と億万長者にはなれないのである。
 
 確かに、人のことを考えるのも大事だが、自分自身の努力で得た結果なのだ
から人にわざわざ会わせることもないのである。だから自分のことを考えて行
動するのも大切なのである。「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所
を伸ばすことである。」と言う言葉にあるように人に会わせることよりも自分
自身の長所を伸ばすことが大事なのである。
 
 
 
 投票…あきあ