ひとこと
今、日本がやるべきこと
アジサイの広場
まゆみひう大1
 戦後、日本は農業から工業に移り変わり急速に発達した。現在では、我々の生活の中でテレビ、ビ
デオは当たり前であり、次から次えと新しい高度な性能が含まれて販売されている。日本はここ数十
年の間に、ラジオから白黒テレビ、カラーテレビと高度な技術を開発してきたが、これからは、今ま
でよりも、より高度な技術が日本の製造工業には、必要である。しかし、これを現実にするのは難し
いと言える。
 今日、朝のニュースで、どこかの人形作りがさかんな町が特集されていて、人形を作る上で、最も難
しいのは顔の表情であると言っていて、手作業の大変さが報道されていた。それにしても、やはり手作
りというのは、味があり伝統的なものでこれから伝わっていって欲しいものだが、この町が頭を悩ま
せている問題は、やはり職人がいないことだそうだ。昔は十人いた職人も今では一人であり、もちろん
、若い人の職人もいないそうだ。つまり、今の若者は現場で作業して何かを作るという仕事をしたがら
ないことが問題である。
 製造の仕事をする人工が減少している原因としていえるのは、やはり情報社会の出現であろう。や
はり現実は、汗水たらして何かを作るより、きれいなオフィスでコンピュータをいじって仕事をして
いる方がこのまれるはずだ。日本人の社会の成長が、工業よりも情報産業に目をむけてしまいこのよ
うな価値観が生じているのだ。
 確かに世界的にも情報化が進んでいるため、日本もその波に乗っていかなければならない。しかし
、今、日本が力を注がなければならないことは開発研究をして末永く製造業を維持させるために努力を
することなのではないか。新しいものに目を向けて歴史をつくっていくことも、もちろん重要だが、
今の日本には今やるべきことをしっかり知ることが必要である。