ひとこと
無題
イチゴの広場
朝居眠うち
 数日前の雪で、1日電気使用量が今年の冬に入り最大となり、近年中でも最大の使用量であったと
いう報道があった。現在でも、国内では数カ所の発電所の建設が計画され、当然その中には、現在も
尚廃止の声が絶えない、原子力発電所も含まれている。省エネが叫ばれている現代において、私たち
自身はどれくらいの電気量を使用しているのだろうか。そして、何故日本は原子力発電に執着しよう
とするだろうか。
 先ず私自身今使用している電化製品を考えると、今文章を作っているパソコンがある。そして、暖
房、机の電気、部屋の電気、携帯電話の充電、CDラジカセを使用している。そのほかにも使用して
いないが、予備電源が入っている物がいくつかある。このように私一人だけでも、多くの電化製品が
使用されていることが判る。
 最近私はこのような電気使用の多さが気になり、不要な電気は極力使用しないようにしている。し
かし残念なことに私は、家族と生活しており、それがどれくらいの節減になっているか正確に知るこ
とが出来ない。
 このような電気の節減は、そもそもバブル崩壊により、経費の節減を余儀なくされた企業から端を
発しているといえる。私が今勤めているところでも、電気製品に限らず多くの所で節減をしようとし
ている。多くの企業でこのような行動が起きているが、全体でみた電気の使用料は、新しい発電所が
必要な状態であることは確かである。
 アメリカでは、原子力発電所を廃止し、その敷地に風力発電所を設置しているところがある。また合
法的に自家発電をした電気を、電気会社が買い取る所もある。確かに原子力は他の発電法より、発電
者側として楽かもしない。しかし飛行機事故同様に、一度起きるとその代償は、半端ではない。
 今の私たちの生活から、電化製品を減らしていくことは、無理であると思う。しかし、製品の使用
する電気量を減らしたり、少ないエネルギーで多くの発電をしたりすることは、少ないガソリンで走れ
る車同様、研究により可能であると思う。また私たち自身が、省エネをもっと実感できるような電力
表示をしたり、自家発電を政府が励行していく必要があるのではないだろうか。