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「国際化」の本当に意味は...何だろう?
アジサイの広場
AE86えや中3
 最近は「国際化」のという言葉をよく聞くようになった。しかし、「国際化
」とは一体なんだろうか。世界において「国際化」がスローガンさながらに叫
ばれているのは日本だけである。思うにその理由は、欧米世界は現実において
すでに「国際化」されているから、今さらそういう言葉を必要としていない、
という事情があるためだと一応は考えられている。それにもかかわらず、日本
の「国際化」が求められる所以は、貿易、軍事、文化交流、等々において世界
を支配しているのは、今のところは専ら欧米の論理であって、日本はそれに自
分をある程度合わせない限り、国としての生存を維持できないからにほかなる
まい。
 
 過ぐる日、我が国第一級の外交官で知られる故馬信彦氏がテレビで貿易摩擦
に関連し、「日本は特殊な国で、先進国でこんな歴史と文化を持った国はどこ
にもないのだから、その点を認識して、欧米の言い分に耳を傾けねばならない
」とおっしゃったのを、今でもはっきり覚えている
 
 そもそも、「国際化」という言葉は辞書には存在しないのだ。そこで、国際
で引くと「国と国の間柄」と書いてある。「化」という字は「~になる」とか
いう意味だから、「国と国との間柄になる」という訳の分からない言葉になっ
てしまうのだ。ここで私は考えた。「国際化」という言葉を改め、「国際交流
振興化」(これも訳の分からん言葉だなぁ...)としてみてはどうだろうか
...? 
 
 「国際化」という言葉をそのまま使って考えてみると、今の世界はアメリカ
が中心となり、今日本がやっている「国際化」というものは「アメリカ化」と
同じ事ではのような気がする。確かに、他国のことを真似たりすることは悪い
ことではない。しかし、あまりにも素直に真似し過ぎである。日本には日本の
文化というものがあり、アメリカにはアメリカの文化があるのだ。そのような
ことばかりをやっているので、最近は日本の良い伝統なども消えつつある。日
本はそれを素直に真似するのではなく、良いところだけを少しだけ真似すれば
良いではないか。
 
 最近情報を右から左へ流すだけの人間が増えてないろうか? 私はこんな人
達で溢れかえった日本になってしまっては困る!!!
 
 「国際化」するということは、言葉などもどんどん「国際化」していくので
ある。それに伴って、今以上に日本語というものが乱れてしまうような気がす
るのだ。
 
 これ以上悪い日本にしないためにも、「国際化」というものの意味をもう一
度考え直して欲しいなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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