先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
音楽といえば
アジサイの広場
さやかあおべ高1
<img
src="http://www.mori7.com/izumi/ib/ib991101/img19991210192837.gif">
 
 
 
 本はさまざまな作品にあたりながら試行錯誤の歳月が要る。そしてある作品
を読んだときにほかの本からはかつて受けたことのない一種新鮮な印象を得る
。いったん読書のこつを会得するとあとはもう一気に読むに値する本が次から
次へと見つかっていき読書が楽しくなる。またこの本の試行錯誤は思いがけず
役に立つ。系統発生図というか、ものの善し悪しを弁別する見取り図のような
ものが読書の要をおさえたと知った瞬間に脳裡に成立するのだ。
 
 確かに本に限らず最初は試行錯誤を繰り返し、それによってある日突然に理
解するということはある。例えば、この前私の学校の体育の授業はマット運動
だった。そのとき私は倒立がまったくできなくて壁を使って何回も練習したが
どうしても上手にいかなかった。倒立のテストのときは補助の人が付いていて
もべつに良いということになっていたが、補助なしのほうが点数が高いことも
あって私はなるべく補助なしでやりたかった。テストが行われる日になっても
補助無し倒立が出来なくて、テストの前にもまだ練習していた。そのとき突然
倒立ができ、それにより、なんと倒立のテストのときは、倒立を補助なして3
秒たつことが出来た。このように何回も繰り返してある日とつぜんできるよう
になり、こつをつかむということがあるのだ。
 
 また、例えば電話なども、最初発明した人は試行錯誤を繰り返し、やっとの
ことで電話を作ったと思うが、ひとたび電話が出来てしまえば、そこから発展
してゆくことは簡単であり、現在ではいろんな種の電話が存在している。この
ような事からも、いったんこつをつかめばあとはもう一気に出来てしまうこと
がわかる。
 
 最初からの天性で、試行錯誤を繰り返さなくとも、簡単にものを成し遂げて
しまう人もいるだろう。しかし、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの
価値がある。」という言葉があるように、試行錯誤を繰り返し、それによって
こつをつかむことが私達の人生の価値をつくりあげているのだ。わたしも、最
初はわからないことだらけであっても試行錯誤を繰り返し、こつをつかんで、
すばらしい、価値のある人生を作り上げていきたいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ