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要するに、一九八〇年代に
アジサイの広場
さやかあおべ高1
 産業革命以来の技術革新は物財供給量の増大と加工度の向上に役立った。し
かし、現在進行している技術革新は多様化、情報化による「知価」部分の増大
と省資源化による物財消費の削減を目指すものである。つまり現実的にも理論
的にも数値化不可能なものである。今起こっている技術革新は一時的な流行で
はなく人類が迎えた「知価革命」なのだ。
 
 確かに今までは質より量という考えがあった。例えば、遊園地によくフリー
パスポートいうのがあって乗り放題であるが、昔は「お金をはらったんだから
もとはとらなきゃ。」という考えでめまぐるしく乗り物に乗っていた人が多い
と思うが、(私は今でもそうだが…)(笑)、最近は遊園地でくつろいだりし
て、その場の雰囲気を味わっている人が多いような気がする。また、遊園地や
公園自体も乗り物や遊ぶもののの量が多いものから、ゆったりとしたスペース
や芸術品の像などがかざられているものへと変わっている。量より質と言う時
代が来ているのだ。
 
 昔までは質より量がものを言う時代だったので、量ばかり見ないで質を大事
にしようと急に言われてもとまどってしまうが、なるべく、自分の興味のある
ものに重点を置くようにすれば良いと思う。今までは何か一つに秀でている人
よりも、すべのものをこなせる人のほうが評価されてきたかもしれない。しか
し自分が興味を持っているものや、自分の得意なものを伸ばして行くことが質
というものになるのだ。
 
 質よりも量と言う考えは合理的に考えるとお得な気がする。しかし、「辞書
のような人間になることではなく辞書を上手く使えるような人間になる事が勉
強の目的である。」と言う言葉があるように、いくらたくさんの量を覚えても
それを上手く使えるような人間にならなければ意味がない。量よりもその中身
の質を重要視して行く事がこれからの私たちには必要なのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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