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科学における発想と
イチゴの広場
亮太わつ高1
 「科学にをける発想と理論」という話になると、いつも昔やったハバチの研
究のことを思い出す。もう三十年ほど前のことだが、マツノキハバチというハ
バチに興味をもった。このハバチは年によって大発生したり、ごくはずかな個
体数しか現われなかったりする。なぜだというと、冬があまり寒くないと、冬
眠している幼虫の多くが冬眠から覚められず、親になれないままもう一年冬を
越してしまう。年々、冬眠をしている幼虫がたまっていき、たまたま冬が寒か
った年にそれが全部まとまって親バチになって大発生するからである。
 
 日本にも同じ種とされているマツノキハバチが、高山のハイマツにいるとい
う。そこで中央アルプスに登り、高度二千五百メートル付近に生えているハイ
マツにいる幼虫をつかまえて来て、大学の研究室で飼育を始めた。飼育温度は
、普通、昆虫の実験用いなれる摂氏二十五℃とした幼虫達は元気だったが四日
目に全滅してしまった。その翌年、また挑戦した。二十五度はすこし高すぎた
かと思ったので、摂氏十六度に設定したが結果わかわらず全滅してしまった。
三年目は、また殺すために虫を採りにいくのかとアルプスへでかけるのは気が
重かった。出発の時、ふとある発想がひらめいた。「飼育温度は一定ではなく
、高温・低温と振れなくてはいけないのではないか」ということである。高山
では昼間は日がさして暑いくないだが、夜から明け方には猛烈に寒くなる。高
山のハバチはそいうところにすんでいるのだから、激しい温度の振れに耐えら
れるのみでなく、そのような振れを必要としているかもしれない、ということ
に気づいたのだ。早速、昼は二十五度、夜は五度という条件で飼育を始めた。
予想どおり幼虫たちはすくすく育ち、ほとんど死ななかった。
 
 いま温暖かが進んでいるが温度が変わって虫だけではなく動物や植物までも
全滅の危機だその原因を作っているのは私たち人間だ、だから温暖かを防ぐに
わ二酸化炭素をださないようにする。オゾン層を破壊しないようにするそうす
れば人間も動物も植物住みすくなると思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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