先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
感想文を読んで
カモメの広場
惇平あうさ小5
 知らないうちに、野球のコースの真ん中に立っていたのです。あわてて、違
うって、説明しようとしましたが、なきながらだし、それに、東京べんで言お
うとするので、言葉が上手く言えません。それなのに、あのとうきょうのうら
まちの、ちいさいおかからみた、ゆうぐれどきのものがなしいけしきと、ちい
さなわたしのめのなかでぴんくいろにふくらんでいったおおきななみだと、あ
のとうきょうのおとこのこのかなしそうなこえだけが、カラーテレビのように
、いまもはっきりと、私の目に、耳に、残っているのです。もしも僕が、きみ
ちゃんだったらないているときにでもちゃんと違うと言っていました。僕が、
一番きみちゃんかわいそうだなと思ったのは、嘘をついたつもりじゃないのに
うそつきと言われたところがかわいそうでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ