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講評 題名:社会人の双眸 名前:ムッちんさん(との中2イチゴの広場
内容字数754構成題材表現:主題:表記: 今回の課題文は、皆どんな切り口で書くのかな、と心配半分・期待半分で待っていましたが、さすが中二。心配は 無用のようでした。川村君も「服装」のこと、「BBS」のこと、身近なところでわかりやすい具体例をもとに自分 の考えを述べる事ができました。「都心行きの方が気を遣ってるだろう。」のところで、その心理を探っていくと ころが面白いし、皆思い当たる節があるのではないでしょうか。「周りの『目』を気にする」ということには、消 極的な側面と積極的な側面があると思いますが、ここでは積極的な意味で使われているのですね。「簡単に言うと 学校の制服をどれだけうまく着こなすかというのと一緒」を読んで、なるほど!と思いました。学生服も一年生こ そ学生服が歩いているみたいですが、だんだん自分流に着こなしてカッコよくなっていきますよね。「アレンジを する」という表現が的を射ていると思います。 次の段落の「社会との摩擦を恐れるあまり仕方なく自分の個性を 潰して身を振舞う。……のではなく、その身の振る舞いというルールの中に自分というものが活きてくるのではな いだろうか。」は、とてもいい着眼で、ここで指摘していることは人間の分岐点になっていると思いました。課題 文の著者の言う「これこそが都会人」というのは、きっとそういうアレンジのできる人、ルールの中に自分らしさ を活かせる人のことを指しているのでしょうね。田舎者 対 都会人と表面的に捉えず、もっと掘り下げたところ が読み応えがありました。さて、冒頭の書き出しで「同時に自分の独自性が失われてしまうのではないかという声 が出ているが、本当にそうなのだろうか?」と投げかけているので、それに呼応する部分が結びの中にあった方が いいと思います。最後の段落の「一流のホテルの話でも、なれるよりはなれろ、ではなく、なれろよりはなれる、 という自発的な感じで、限定された空間でどれだけ自分らしさを出せるか、と考えてみるのも面白い。」の中で、

「自発的」「自分らしさを出せるか」がそれに当たるのかもしれませんが、「独自性」という単語も押さえられる
クマのプー先生(さと
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