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言葉の変化 イチゴの広場
しっぽほし中1

 最近は時代が変わり、同じ言葉でも、言葉の語源と今使っている言葉の意味とではあわないことがある。例えば、つり皮は昔、皮製であったから
つり革なのだが、今ではすっかりビニール製になっている。だから、「つりビニール」といわなければならないのだろうか。私はその必要はないと  

 まず第一の理由に、一つのものの名前が、頻繁に変わるかもしれないからだ。つり皮がつりビニールになり、次にゴム製になったら、今度は「つ
りゴム」などとわけのわからない名前に変えなければならない。これを三ヶ月ごとに原料をかえたとしたら、大変なことになってしまう。第二の理 由に、地域ごとに言葉の差が出てきてしまうからだ。A地域では、つりビニールが一般的に普及しており、B地域では、つりゴムがよく使用されてい るとする。A地域に住むスギちゃんとB地域に住むひよこちゃんの二人がこの「つり……」について話す。  

 スギちゃん……「この間電車のつりビニ(省略)がぬるっとしてていやだったー。」
 

 ひよこちゃん…「ツリビニ?それなあに?」
 

 ……とこのように話しがうまく噛み合わない。(笑)
 

 つり皮はいつの時代もつり皮だ。語源と材料、形が一致しなくても、つり皮はつり皮なのだ。確かに、ビニールでつくられているつり皮をつりビ
ニールと言えば、わかりやすいし、だれにでも分かる。「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていく ことが、真に規則を生かす道である。」というが、それでは、新しい言葉は得られるけれど、失うものもある。どんどん言葉を失っていったら、今 まで私たちの先祖が築いてきた昔ながらの文化などが何年もたつと忘れ去られてしまいそうな気がする。私は新しい言葉を生み出すことも大切だと 思うが、今までのものともうまくバランスを保つことも大切だと思う。  

 
                                             
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