hana12-2

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木登り エンジュの村の広場
バンビ／いそせ小6 木登り　

　　

　私は、４年生のころ、近くにある公園にいきました。犬の散歩をしている途中でした。けれども、犬を自由に遊ばせていたので、別行動でした。使い慣れている公園だったので、油断していたのかもしれません。いつも使っている遊具じゃ面白くありません。ついつい高い石垣のうえに登ってしまいました。どんどん登っていきました。後に一歩ふみはずしたら、落ちてしまうほどのせまさになってしまいました。とうとう行き止まりに着きました。２メートル程度しかありませんでした。「これなら簡単に着地できる」と考えた私は、勢いよくジャンプしました。地面に足がついたときには、私は激痛にやられていました。あごが、しゃがんだはずみにひざにぶつかっていました。そんなにも、傷はひどくないはずなのに、あごの骨が、はずれたかひびがはいったか、そんな気がしました。けれども、実際には、あごの周りが真っ赤にはれて、後に、あおたんができる程度ですみました。けれどもやはり、あのような痛いおもいはもうたくさんでした。そしていつの間にか高い所にいくことはほとんどなくなっていました。　

　このようなことが起きる前は、もちろん木登りだって得意でした。かくれんぼをするときも、登る木も、お気に入りなどがありました。隠れられる場所、また特にお気に入りの木の場合は、木にところどころあるこぶの位置が頭に入っていました。すると自然と足がこぶの位置に行くので、かくれんぼの鬼が「もういいかい？」と聞く前にすばやく上りきることができます。　

　また、自分が「長くつ下のピッピ」になった気分になります。ピッピという女の子は、なんでも万能です。もちろん木登りだって得意です。ピッピは近くの家に住んでいるトミーとアンニカと木に登りますが、物足りない気はしません。トミーとアンニカがいなくても、周りにあるたくさんの自然に囲まれているということだけでじゅうぶんなのかもしれません。とても幸せな気持ちになれます。　

　このような気持ちになれるのは、もちろん身近に自然がたくさんあるからだと思います。また、遊びにしぜんがかかわってくるのはとても大切なことだと思います。自然の働きは、数え切れないほど、活躍しています。人々に、いろいろなことでかかわっていると思います。木登りが出来、このような体験ができるのはとても幸せなことだと感じました。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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