先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
自信
イチゴの広場
A.Lあそき中1


 じぶんがだれかということがよくわからなくなるとき、じぶんのなかにほんとうにじぶんだけのもの、独自のものがあるのかどうか確信がもてな
くなるとき、ぼくらはじぶんになじみのないもの、異質なもの、それにちょっとでも接触することをすごく怖がる。ぼくらには「他者の他者」とし
てはじめてじぶんを経験できるというところがある。自他の相互的な関係だけでなく、教える/教えられるという関係、看護する/看護されるとい
う関係のように、一見一方通行的な関係についてもいえる。
 


 僕は、足には自信がある。足と言っても中、長距離ではなく短距離だ。50mのタイムは6.9秒で学年で一位、100mのタイムは12.6秒
で学校では二位だ。体育祭のリレーでは九人で走り、僕はスタートとアンカーを走ることになった。僕は、第二走者に一位でバトンを渡し、アンカ
ーでは一位か二位かきわどいところで渡されたが、結局一位でゴールした。そして、みんなで喜んだ。
 


 僕は、自信があるものがないということはなかったので、自信がないと外部との接触を避けるということが本当なのかどうか分からない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ