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清書:一番になれた障害物走
ウグイスの広場
美佳いうわ小6


「パン!」
 


 6人が一斉に走り出しました。最初の障害物は、ハードルくぐりです。私は、一生懸命走りました。6人で走っているのに、ハードルは、3つし
かありません。だから、ハードルを1番最初に、待たずにくぐるために、全速力で走りました。ぶつからないかな、先を越されないかなという心配
を背負いながら、私は一生懸命走りました。セーフ。さきにくぐれました。私は一瞬気が抜けてしまいました。それは、私以外の人は、みんな体が
大柄なので、ハードルをくぐることに関しては、不利だからです。小柄な私はハードルをすっとくぐることができて、とてもよかったです。
 


 そして、少し走っていくと、次はバトミントンのラケットでボールを運びます。ボールを落としてしまうと、転がっていってしまうので、なるべ
くうごかさないように慎重に運びました。私は、次の難かんな障害物のために後ろにいる人との間の距離が知りたかったけれど、振り返ってしまう
と、ボールが転がり落ちてしまうし、走るペースも遅くなってしまうので、振り向かないことにしました。
 


 最後の難かんな障害物は、裏を向けてあるカードを一枚ひき、出た数だけフラフープで縄跳びをします。いよいよカードをひきます。このカード
で順位が変わるので、すごくドキドキしました。1番左から2番目のカード。でた数は・・・・「4」。白色のフラフープをとってひっかからない
ように、おそくならないようにと願いながらとびました。目の前にゴールのテープがあります。私は、4回とんで、ゴールのテープにむかって全速
 


 「よっしゃー!一位やー。」
 


 私と同じチームの人は、大喜びしていたし、私も嬉しかったです。
 


 私が席に戻っていると、一緒に走った友達が、
 


 「いいなぁ、美佳ちゃん。1位になれて・・・・・。うち、最初から、無理ってあきらめとったし・・・・・。」
 


 と、言っていました。私は、びっくりしました。
 


 その年の、運動会のテーマは、「あきらめず力を合わしてがんばろう」というテーマで、大きな幕まで作ったのに、最初からあきらめていると良
い結果なんて出ないと思います。それに、最後のカードで10が出たりして、逆転勝ちだって、可能です。
 


 だから、障害物走で一番大切なことは、あきらめずに最後までがんばることだ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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