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日本文化の見直し
アジサイの広場
AE86えや高2


 肉食がぜいたくだといいだせば、本来なら、欧米諸国でも事情は同じである。いくら一人当り農用地面積がひろくとも、土地からの第一次生産物
を直接人間の口に入れる方が、はるかに安上がりなことに変りはない。にもかかわらずヨーロッパ人のあいだでは、栄養問題がたいしてやかましく
もない古い時代から、なぜ不経済な肉食が高い比率を占めてきたのであろうか。
 


 日本人のほとんどが欧米化をしたがっていて、実際に行われている場面も多い日本の文化は、最近になっては慣れてきてしまったが、そもそも、
欧米文化というものはそこまで輝かしくて素晴らしいものなのだろうか? 又、日本文化は駄目なものなのであろうか? いや、私はそうは思わな
い。むしろ歴史を辿って行けば、日本の文化の方が豊かであったと言うことができる。なぜなら、元々欧米は降水量が少ないため土地が痩せていて


「米」という産物を栽培することは一部の地域を除いては不可能に近かった。だから小麦を大量に作っていた。しかし、小麦というものの栄養分は
ごく僅かで、それの差を埋めるために「肉」というものを一緒に食べていたのだ。それに対して日本は降水量が多いために土地も肥えているから、
米が取れる。しかも「米」というものは栄養分が豊富であるため、大豆があれば「肉」を取らなくても十分足りたのだ。要するに、日本という国は
労力を少なくして生活をすることができたのだ。
 


 現代社会の欧米問題。たくさんあるが私は「外見と中身」が挙げられると思う。ただただ見かけ倒しで健康状態が悪くなっている欧米食のように
、欧米化されたものの中身が伴っていないことも多い。日本には日本の良い所がたくさんあるのに「欧米」という名のお面を被ってしまっているの
だ。それも、悪い方面まで。
 


 日本という国の文化は悪く見られがちではあるが、最近では外国でも日本の良いところが真似されつつある。例えて言うなら、食生活である。肉
食中心の比較的不健康な食事から、日本の魚(刺し身等)を取り入れている人もいる。確かに、「灯台下暗し」という言葉があるように、自国の良
い所というのは分かりにくい。しかし、欧米では日本の文化が認められているのだ。だから、みなさんも自国の良い所を見直してみてはどうだろう
 


 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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