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言葉は大事
エンジュの広場
奈央いしえ中1


 日本の社交の基本は、「見る」ことで成立する。若い男女の恋人同士が愛の告白をするとき、西洋人の様に、「私はあなたを愛しています」など
とはけしていわない。そんな言葉を口に出さなくとも、満月を仰ぎ見て「いいお月さんですね」そして、二人でじっと空を見上げるだけで、意思は
十分通じ合えるのだ。
 


 日本では、見るだけで通じ合うということがあたりまえとなっているが、西洋人のように言葉を交わしあうほうが良いコミュニケーションが取れ
ていると思う。何故かというと第1に、誤解を招く必要がないからである。「見る」だけでは、お互いちがった想像をしていて実は通じ合えていなか
ったりすることがあると思う。例えば、友達と二人で、綺麗な夕焼を見ていたとする。一人は、夕焼が出て来たのを見て「スゴーイ!」と言ったと
する。もう一人は、夕焼の光が眩しかったので「スゴーイ!」と言った。この二人は、一見、同じことを思って感動したように思えるが、違うこと
 


 私は、日本の「見る」文化だけでは何か物足りないような気がするし、また少し寂しいしいと思う。せっかく話すことができるのだから利用しな
くては他の動物に申し訳ないような気がする。しゃべることによって、通じ合えることはたくさんあるのだ。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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