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日本と世界の問題
アジサイの広場
AE86えや高2


 そうした中で、「戦後史」の展望にかかわる事典を編むという作業に参加したことは、第一に自分の経験以外の細部に出会えるという機会であり
、第二に全体像を見て取る、誤解を承知で言いかえれば、ある種の歴史の錯覚を得るためにも得難い機会であった。しかし、石油ショックを産業の
体質改善に利用し、徹底した省エネルギー化と合理化の中で技術を磨いたことは、確かに日本の自助努力であったと評価することができよう。
 


 日本は戦後、大きな発展を成し遂げた。背水の陣とも言うべきであろうか、失敗をした後の復興能力というのは恐るべきものがある。その証拠に
、今となっては自動車輸出率は世界一と言っても過言ではない。さらには省エネ技術も世界トップレベルなのだ。しかし、このような産業に対する
科学技術の進歩は著しいのだが、ある一方ではほとんど使われていないという背景がある。その一方と言うのは、産業とは違い直接自分達の利益に
結びつかない「地雷撤去」や「砂漠の緑化」、「自然保護」といったことである。
 


 私は産業に力を入れて伸びている日本はとても素晴らしいと思う。しかし、私が最も素晴らしいと感じる理想像は「人にやさしくする人」なので
ある。外見や表向きの性格はどうであれ、根が良い奴であれば本気で付き合える。私の友達にもそういう奴はいる。しかし今の日本は、外見は良い
が他国に対する思いやりが少し足りていない。確かに、上に挙げた3件に対しては協力している。しかし、もっと協力した方が良い。現在の日本は
平和そのものであるために「地雷」なんて考えられないし、緑もそこそこ多いから「砂漠化」もあまり気にならない。唯一問題になっているとすれ
ば、自動車や工場がら排出されている二酸化炭素などによる「環境破壊問題」からくる「自然保護」だけである。自国に同じ様な問題を抱えていな
いから意識が薄いのかもしれないが、そこを自国の気分になって考え、対策を立てて行動するのが「世界トップレベル」を名乗るのに相応しい国で
 


 今の日本の技術であるならば、地雷撤去ならレーダーやロボットを使っての対応が十分可能であるし、緑化ならば少しずつ増やしてゆけば良い。
環境問題だって、自動車であるならば燃料を根本的に見直して変更するとか、空燃比を少し薄くしたり、触媒を研究したりすれば、もう少しはクリ
ーン化が進むであろう。日本も少しずつ、全世界へと視点を移していくように努力していってもらいたい。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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