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講評 題名: 日本国 名前: ノッポ さん( いえは 高3 アジサイ の広場
内容 字数 1074 構成   題材 表現:   主題:   表記:

 がんばって書いたね。書き出しの状況説明がよく書けている。こういう大きな認識というのは必要だよね。最近の時事
的な話題も入れてうまい。しかし、大学入試ではあまり時事的なところにこだわることはないよ。新聞を読む時間は、た ぶんあまりとれないと思うから。「アジア各国にもすでに追いつかれ」は、「?」。インターネットの普及率などでは韓 国にも追い抜かれているけど、一般論として「追いつかれ」と書くとやや乱暴か。細かいことだけど、小論文はできるだ け厳密に。 第二段落の「しかし……できないのは、……きわめて低い。」は、主語と述語がうまく対応しないので、「 しかし……できないのは、……きわめて低いなどという事情があるからだ。」と対応させよう。書いているときは時間が かかるので、気がつきにくいけどね。 「だが、平和共存とは、国の特質や文化を消し去って他国の特徴を受入れるので はなく、異質のものが衝突する事なく地球で生存していく事である」は、名言になっている。こういうスタイルの文章を これからも意識的に盛り込むようにしていくと、光る表現のストックができて、試験でもどんどん使えるようになるよ。

 全体に前向きの意見なので、好感が持てる。あとは、問題意識として、自分自身の問題であるということを考えていこ
う。評論家的にならないように、自分たちの世代に問われている問題だという面がもっと出せるといいと思うよ。"☆" 森川林 先生( なね
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