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咲く時 アジサイ の広場
ひまわり あなつ 高2 施肥が充分で栄養状態のいい茶の木には、花がほとんど咲かない。この事は、茶園を経営する上で、なんらか不都合がないどころかかえって好都合である。 花にある種子は、変種を生じる事が多いので、これでは茶の品質を一定に保つ上に不都合がある。また、花は植物の栄養を大量に消費するものだそうで、花 を咲くにまかせておくと、それだけ葉にまわる栄養が減るのだ。そのようにして、花を咲かせず長い間、肥料を吸収し続けた茶の木は、老化して、もはや吸  

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茶の木の花の咲かせ方を知り、私は人間の人生をあてはめてみた。すると、人間の人生という物は、茶の人生のように単純ではないものだと思った。茶は、 まだ若いうちに花が開くと栄養を横取りしてしまい良くない。そしてやがて老いた頃、今まで咲かなかった花が開く。だが人間は若い頃に花が開こうが、悪 い点はないと思う。人間の場合、いつ花が開くかなんて人それぞれだし、花が開くことでおそってくる苦労は全て、人間を成長させるものなのだ。例えば、 ある男が、入社してすぐ出世してしまって、大金持ちになってしまった。これは花開いた事になると思うが、このことによって苦労を知らないままとなって  

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人間にとって一番大事なのは、花が咲く時期ではなくて、花が咲く前と後の期間であると思う。人生というものは花が咲く時期もあれば、全く咲かずにつぼ みのままである時期もある。このチャンスみたいの物は皆均等に分けられているのだと思う。この花を咲かせるため、人は絶え間ない努力をする。これが大 事なことなのだ。このすばらしい努力と運がまざって花を咲かせるのだ。中には努力を普通の人よりせずに花をさかしてしまう人もいるだろう。そういうひ  

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花を咲かせることはとてもすばらしいことである。人間はやはりそれを望む。だから人は自分が望んだように、常に花をさかせようと努力していればいいの である。そうすれば勝手に天がその努力を買ってさかしてくれるのだ。そして咲いた後も、その花をずっと咲かせたまま維持できるように努力するべきなの  

 
                                                 
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