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清書:●逃げろー  カモメ の広場
一休さん わら 小4  

  
 

 「ひっひひひひひひ。」
 

 僕は笑いました。いたずらをしたのです。え? どういう、いたずらだって? それは「お母さんのスリッパを隠す」ということです。でもいたずらとい
うのはむずかしいものなのです。人に気がつかれないようにやる、ということが一番のポイントです。  

 さっき僕が、かくしたということを知らず、お母さんはドタバタして部屋中をかけまわっています。それを見て僕は、思わず、
 

 「わっははははっは、ぎゃはははははは。」
 

 と思いっきり笑ってしまいました。それを見たお母さんは、
 

 「あなた、かくしたわね!!」
 

 僕はその言葉を聞いて、庭へにげだしました。道路にいき、お店の中を通り、公園のさくを飛ぼうとしたら、前から早回りしたお母さんがむかってきまし
た。そうして次は飛び掛かってきました。でも僕はあせらずよけ、曲がり角を曲がったら・・・。行き止まりでした。お母さんが追ってきます。もうだめだと思 った時、近所の内藤さんに会い、「お話タイム」その間、僕は全速力でお母さんの横を通り、家へ戻りました。そうして、約三十分たつとドアが破れたよう な音がして、まるで、ガイコツのような顔をしてきます。そして、おそいかかってきました。僕は庭に出て、お母さんと「決闘ごっこ」が始まったのです。 と思ったら、今度はお父さんがきて、  

 「おなかがすいたなあ。」
 

 と言いながら帰って来て、「決闘ごっこ」は打ち切りとなりました。僕はほっとしました。でも、いたずらはもうやめようと思いました。 お父さんとお
母さんも子供のころいたずらをしたそうです。お父さんが、おじいちゃんにやった、「死んだ虫のせ事件」は毛虫の死がいを、ねていたおじいちゃんにのせ ることです。そして最後に、体が赤くなると言う恐怖があるいたずらです。おじいちゃんが目を覚ます前に、どきどきしながらどけたそうですが、おじいち ゃんは、 「何かにさされたかな~。」  

 と首をかしげていたとの事です。 お母さんのいたずらは、お母さんの家は薬屋さんをやっていて、黒板にたくさんの電話番号が書いてあり、その数字を
消してかってな番号を入れるといういたずらで、お店の人には大の迷惑でした。 最後にいたずらは本当に悪いなーと思いました。  

 
                                 
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