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何を捨てますか イチゴ の広場
有貴 いおし 小5

 この話に出てくるくずかごは,本当に素敵なものじゃないし大したものでもない。なのにいつどこにいても手の届く所にある。だが
 

 くずかごを大切にしている人なんていない。
 

 このごろは使い捨てのものが増えている。そしてその使い捨てのものを捨てるのは,くずかごだ。なのにくずかごを大切にしようとしない。身の回りに有
る物はいらないものだらけなのに,いらない物ばかり大切にする。くずかごは,今以上にみとめられてもいいはずだ。  

 うちのお母さんは、なんでもいらないものは捨ててしまうタイプだから、ちょっとでもおもちゃをだしっぱなしにしていると、すぐに「今から十分以内に
かたずけないと粗大ゴミに出すでぇ。」と言われる。だが捨てられないものにも理由はある。例えばそれがお金を貯めて買ったものや,なかなか会えない人 にもらったものなどの時だ。他にも友達にもらったものや友達と交換したものなどの時もだ。僕なら三千円したのを自分で買ったプラモデルや、お母さんの 弟のてっちゃんからもらったプラモデルなどがそうだ。他には,西村君にもらったハム太郎のハンカチや赤沢君にもらったロケット鉛筆などだ。僕はハム太 郎やロケット鉛筆などに興味はないが,友達との友情や思い出が捨てられないのだ。他に捨てられないものはこんなものがある。旅行先などで買った一見つ まらないものに見えるみやげ物だ。例えば万博公園で買った「太陽の塔」のキーホルダーはランドセルにいまだに引っ掛けてあるし、ハウステンボスで買っ た風車の置物は壊れているけど直してとってあるし,バリ島に行った時のティーシャツは今では首がよれよれだがまだ着ている。なぜ着るものなんかねだっ たかと言うと,さんご礁の絵柄があまりにもきれいだったからだ。  

 毎日でも着たくなる着たら海の中にいるみたいな物だった。
 

 このように捨てられないものはたくさん有る。逆にいらないものもたくさん有る。物を整理する時に何が必要かと考えるのではなく何が不必要か考えたら
簡単に物が整理できると思う。これによく似た話で僕の好きな名言がある。  

 「限られた人生で,大事な事は,何をするかではなく何をしないかである。」
                                             
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