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清書:心の中に イチゴ の広場
ピッチー あねあ 小4

 「ねえ。これだれ?」
 

 アルバムを見ていると、思わず聞きたくなるような写真が出てきます。私の大事にしている物は……。写真です。なぜ写真が宝物かというと、小さい時か
ら今までのことが見えて、もうもどれないむかしの姿を見られるからです。  

 時々私は写真の整理をします。この間私が覚えていない小さいころの写真やプリクラが出てきました。自分でないみたいです。小さいころ行った場所は、
覚えていない所が多いです。一年生のころの写真も別人で、  

 「まん丸の顔。パンパンね。」
 

 とママも爆笑します。すごくかわいいのもあるけど、すごくひどいのもあって、見ているとあきません。
 

 一番おもしろかった写真は、おじいちゃんが浅間大社でとってくれた写真です。どこがおもしろいかというと、私がハトにエサをやろうとしたら、エサを
めがけてハトに取り囲まれてしまっている写真です。私をめがけてとんでくるハトはまるでマントのようです。その時おじいちゃんは私を助けるより先に、 シャターをきりました。その写真の私の顔は、「こわーい。助けてー。」と叫んでいるようで、今にも泣きだしそうです。おじいちゃんは写真をとると、「 シッー シー」といってハトを追いはらっていたことをはっきりと覚えています。2歳ぐらいの話です。ハトにたべられそうになったこの時から、ハトにエ サをやることは苦手になってしまいました。でもその一枚の写真は、大切な思い出です。  

 そうそう、ママの古いアルバムには、浅間大社のハトにエサをやる2歳のママが写っていました。かわいらしいような、私に似ているママが・・・・・・
 

 
 

 
                                         
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