先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
清書:あだ名とはなんだ!? エンジュ の広場
しっぽ ほし 中1

 私は小学校六年間あだ名(しっぽ)で呼ばれたのだが、仲の良かった男の子からある日突然名字で呼ばれるようになった。
 

 男の子・「ねえ、(私の名字)さん。」
 

 私  ・「へえっ?」
 

 私は名字で呼ばれた瞬間、いつもは細い目(?)がまんまるになった。
 

 私  ・「・・・?どうしたの?」
 

 男の子・「これから名字で呼ぼうー。」
 

 私  ・「・・・・・・。」
 

 なんだかその時その子と他人になったような(まあ他人だけど。)感じでさびしかったし、ショックだった。ところが、しばらくして、その男の子と階段で
会うと、  

 男の子・「あっ、しっぽ。」
 

 私  ・「……!?」
 

 私はまたあだ名を呼んでくれたのでうれしかったが、その子は何も無かったように階段を上がっていってしまった。やはり、あだ名だと、本当の友達!と
いう感じがする。名字やフル・ネームだといかにも他人!という感じで冷たい重い物でも持っているような気分になる。                                        
ホームページ