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お金と人間の心の関係 アジサイ の広場
AE86 えや 高2

 物が豊かになっていくと同時に、人間の心は貧しくなっていく。これは一般的にも言われていることである。しかし、私はそう思わない。だから私は、物
が豊かになるだけで貧しくなってしまう様な心自信に問題があると思う。なぜ物が豊かになると心は貧しくなってしまうのだろうか?   

 その原因は二つある。
 

 第一に、豊かになると同時に物の物価は下がってくる(物にもよるが)。そうすると、「壊れたら直す」のではなく、「壊れたら買い直す」というように
なってしまっている。  

 実際に、現在の物は「壊れにくいが直しにくい」という感じになってきている。昔の車は、エンジンルーム内にエンジンが見えていた為、難しいことでは
あるが、分かる人が見れば故障個所も見付けやすかった。しかし、現在の高級車というものは「見た目を良くするため」や「静粛性を向上させるため」など の理由で、エンジンにカバーを被されている為、直接見えなくなっている。唯一見える(出ている)のは「オイルレベルゲージ」と「エンジンオイルの給油(? )口」だけである。他のことはメーカーでやってくれるらしい。  

 第二に、親の教育である。子供が欲しがれば何でも買い与えてしまう。だから子供は物の価値を分からずに無駄にしてしまう。よって、心が貧しくなって
しまうのだ。  

 私は「人間=麦」だと思っている。なぜなら「踏まれれば踏まれるだけ強くなる」からだ。私は悪ガキだったし(笑)、貧乏だったこともあって、親にかな
り厳しく育てられた。そのため、私は  

 不必要なオモチャなどは買ってもらえなかった。だから私は一つの物を大事にした。あと、怒られることも大切である。そうすると将来、強い意志が持て
るようになる。  

 今は「心」より「お金」の時代である。これは日本の歴史的背景の為でもあるが、戦後に心よりも先にお金が飛躍的に向上しすぎてしまったからであろう
。私は今の状態では、人間はお金を使いこなせていないと思う。これは私の好きな「車」にも言えることだが、今の日本には無意味な車が多い。特にスポー ツタイプの車であるなら、日本の道では確実にパワーを持て余している。これでは「人間が車に乗っている」のではなく、「人間が車に乗せられてしまって いる」のだ。私は、やはり乗りこなせなくては面白くないと思う。これでは「車>人間」「人間<お金」となってしまっている。「車に乗らされている」の では、本当の意味での運転技術は一生上達しないと思う。  

 人間は「お金」というものを「動物界のトップ」として授けられたのではないだろうか? 私はそう思う。だから、お金に振り回されるようなことはあっ
てはならない。お金に振り回されない為にも、強い意志を持つことが大切である。  

 
                                       
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